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霊獣と精霊

『今度はこっち!!』


 ルーは、くるりと向きを変え、見えないけれど雪の下にあるのであろう道に背を向けると、雪の中をザクザクと歩き始めた。


『どこ行くの?』

『小屋。』

『小屋?』

『うん。 母さんが獲ってきた獲物をね、お肉にしたり毛皮にしたりするところ。』

『お、おおう。 そうですか・・・。』


 来た。 ・・・来ましたよ。 狩人って聞いた時から、うっすらそんな作業もしてるのかしら?とは思ってたけど、まさかこんなに早くその手の話が来るとは・・・現代日本人にはハードルの高いお話しが来てしまいましたよ・・・。


 ・・・わかってる。 わかってるんだよ! お肉は皆、生きていたんだ! 誰かが、お肉にしてパックにして売ってくれてたんだよ!


 きっと、この世界にスーパーマーケットなんて無い。 身内に狩人がいるんだから、新鮮なお肉が手に入る良い環境に生まれて喜ぶべきだ。


 命を奪うのが嫌だなんて言うなら、肉も野菜も食うな!! 肉も野菜も生きてるんだぞ!


 そう思って生きてきた前世の私である。 動物をお肉に加工するのが嫌だなんて言えない・・・。 そう。 経験が無いからちょっと怖いだけだ。 ・・・落ち着け私。 そもそも、まだ小屋に行くだけだ。 昨日、目覚めて、今日、肉加工は無い。 無いよ・・・きっと・・・。


 幸い、ルーティアはまだ幼い。 力が弱いので肉加工のお手伝いは、まだ先になるはずだ。 まだであってほしい・・・どうかお願いします(涙目)。

 これから心の準備をしつつ、母の作業を見学をして徐々に慣れ、大きくなったルーティアが作業を手伝う時に、ギャーギャー騒いで足を引っ張らないようになれば良いのだ。


 良し。オッケー。 きっと慣れる。 大丈夫。 ・・・・・・たぶん。


『ち、ちなみにルーはお肉にするとき、お母さんのお手伝いってしてるの?』

『鳥の羽、むしったりする。 お肉はまだ力が無いからダメで、毛皮はきれいにやらなきゃいけないから、やっちゃダメって言われてる。 でもね! 羽はきれいに、むしれるようになったんだよ!』

『そ、・・・そうなんだ。 ルーはすごいんだねぇ・・・。』


 なぜだかルーが、「だからそのうち、やれるようになるんだもん!」アピールをしている。 今はまだやらせてもらえないのが、くやしいみたいだ。 なにやら文化の差を非常に感じる。


 鳥の羽くらいでビビっているようでは、こちらでは生きていけないってことですね。

 だ、大丈夫。 慣れるから心配ないって! ・・・・・・良かった。 お肉加工が、まだ先で・・・


『あれが、小屋だよ。』


 玄関から出て、家を回り込んだ先。 家を挟んで道とは反対側の方に、その小屋はあった。 こちらも家と同じく木で出来ているが、小屋というだけあって大きさはかなり小さい。


 動物の足とかが、ぶら下がっていませんように・・・


 ドキドキしながら小屋に近づいて行ったのだが、小屋のすぐそばにあったものが目に入って、そちらに興味がひかれてしまった。


『あれ? あそこにあるのって井戸?』

『うん。 そうだよ。』


 やはり井戸だ。 しかも、向こうの世界でも見た、手押しポンプ付きの井戸だった。

 これは、ありがたい。 つるべ式の井戸より、だんぜん楽だ。 使ったこと無いけど・・・。


『ルーは水くみするの?』


 朝ごはんを食べたとき、チラッと台所を見たが、水道らしきものは見当たらなかった。 流し台のような物の脇に大きな(かめ)があったので、あれが水甕(みずがめ)ではないかと思われる。

 水甕を使っているのであれば、水くみは大切な毎日の仕事のはずだ。 力仕事だが単純作業なので前世の発展途上国などでは子供の仕事になっている。と聞いたことがある。 だからルーティアの仕事だったりするのかな?と思ったのだが。


『んーん。 ルーはやったこと無い。』


 違かったらしい・・・。 ということは、両親のどちらかが汲んでくれているのだろう。


 よく考えれば、ルーの身長だと呼び水がポンプに()れられないか・・・


 呼び水というのは、ポンプを使うときに、最初にポンプの上部から注ぎ入れる水のことだ。 水を入れないと中がうまく真空にならないのでハンドルを上下させても水が出てこなかったはずだ。 細かい原理はうまく説明できない。 わりと簡単な構造だったと思うんだが、・・・忘れた。

 ポンプは大人がハンドルを持ちやすいような位置に設置されていて、ルーティアではポンプ上部は高すぎて手が届かない。 さらに、そこに重い水を上げなければいけないのだからルーティア一人で水くみは無理だ。


『喉、乾いたの? 水、飲みたい?』

『あ、ごめん。 そうじゃないんだ。 小屋に行くんだったね。』

『うん。 あ、喉、乾いたら言ってね。 雪、食べるから。』

『おーう、なるほどー。』


 汲まなくても水は目の前にあったのだった。 この雪、きれいだもんね。 でも、あんまり食べると身体を冷やすので要注意ですぞ、ルー。


 ルーティアは井戸のところで止めてくれていた足を再び動かした。

 小屋に到着すると、まっすぐドアに向かい、ドアのぶに手をかけて開けようとする。 だが、ガチャガチャと音がするだけでドアは開かなかった。


『む~。 カギがかかってる~。』


 まあ、そうだろうなぁ。 町から離れてるとは言え、防犯は大事だ。


『中で何か、やりたいことあるの?』

『んーん。 見せたかっただけ。』

『じゃあ、窓からのぞくだけにしようよ。 中に入るのは、今度、お手伝いがあるときにしよう。』

『うん。』


 ルーには悪いが、今度のお手伝いがすぐに来てくれるな、と願う。 往生際が悪いようだが、心の準備がまだなのだ。 ・・・準備には数日かかると思われます・・・。


 窓の方へ回っていったルーティアは、窓の下にある雪を足で集めはじめた。 何してるんだろう?と思っていると、今度は足で雪をゲシゲシと蹴って踏み固め、その上に乗る。 そして窓枠に手を掛けると、ぐっと背伸びをした、すると、なんとか小屋の中が見える。


 あー、なるほど、こうしないと届かないよね。 ルー、(かしこ)いな。 ・・・いや、手慣れてたから、さては(のぞ)きの常習犯だな? ・・・お母さんのお仕事、覗いてたんだね。


 ルーティアが覗いてくれた小屋の中は、残念ながら薄暗くて、あまり良く見えない。 だが、大きな台や棚があるのが見え、そこがきちんと整理されているのがわかった。 道具などは特に見当たらない。 ありがたいことに動物の足も見当たらなかった。 良かった・・・本当に良かった。


『あんまり、良く見えないね。』

『そうだね、ちょっと暗いね。』

『こっちの壁にね、おっきなノコギリとかが、かけてあるんだよ。 とってもカッコイイの!』

『の、ノコギリ!? そ、ソウナンダー。』


 ルーティアは、窓のすぐそばの壁を覗き込んでいるがノコギリは見えなかった。 どうやら、そのノコギリを見せたかったらしい。


 気持ちはありがたいんだけど見えなくて良かった気がするよ。 なんかいろいろ、想像しちゃいそうだし。 ・・・すまないね、ルー。


「よいしょっと!」


 ルーティアは掛け声をかけて、雪の踏み台から飛び降りる。 そして、家の裏手を見た。


『あっちにはね。 (まき)小屋があるよ。』


 そう言うと、また雪をかき分け歩いていく。


『おうちの周りにも薪は積んであるけど、まだ他にもあるんだね。』

『うん。 あれだけじゃ足りない。』

『おー、そうかー。』


 ログハウスな家の軒下には、薪が積みあげられている。 結構な量があるよう見えるが、これでは足りないそうだ。

 そういえば、台所には(かまど)のような暖炉(だんろ)のような?煉瓦(れんが)でできたものがあった。 父が、その竈?で朝食のスープを温めてくれていたので、煮炊きにはあれを使うのだろう。 ということは、薪は一年中必要になる。 暖房だけではないのだ。 薪がありすぎて困るということは無いのだろう。


 右手側を家、左手側を小屋(薪小屋もあるならややこしい・・・解体小屋と呼ぶのは、ちょっと嫌なので作業小屋と呼ぼう。)にしながら進むと、作業小屋の向こうは薪割りをする場所のようだ。 雪をかぶっているが、切り株のように置いてある丸太と、その丸太に突き刺さった斧が見える。


『あれが薪小屋。』


 私が左手側の丸太や斧に気をとられていると、ルーティアが右手側を見て教えてくれた。

 薪小屋は壁が無く、床と柱と屋根で出来た、風通しの良い構造になっていた。 乾燥させながら保管するのだろう。 確か、切ったばかりの木は2,3年は乾燥させて水分を抜かないと、火が付きにくいと聞いたことがある。 そんな、風通しの良い薪小屋が家の裏手に何個も並んでいた。


 ふむふむ。 家の周りにある薪が無くなったら、ここから持っていけばいいんだな。


「あっ!!」


 急にルーティアが大きな声を出した。 精神でのやり取りではなく、普通に口から出た声だ。 驚いてルーティアが見ている先に目をやると、薪小屋の片隅に白いウサギがいた。


『わー! ウサギだ。 かわいいねぇ。』

「うん! ウサギさん、迷子? ルーと遊ぶ?」


 ルーティアはウサギに声をかけながら、ゆっくりと近づいて行く。

 雪ように真っ白な毛並みに大きな黒い瞳をしたウサギは、瞳と同じ真っ黒な鼻をピクピク動かしながらルーティアを見ている。


 おや? 逃げないんだな?


 すぐに逃げないウサギを見ていると、ルーティアが、どんどんウサギとの距離を詰めていった。


 え? あれ? 大きくないか?


 近づくにしたがって、違和感を感じる。 イメージよりも、かなり大きい。 ウサギというと(ひざ)の上にちょこんと乗るサイズを想像していたが、目の前のウサギは中型犬くらいはありそうだ。 ちょっと小さ目の柴犬くらいは絶対ある。


『ル、ルー? このウサギさん、ちょっと大きくない?』

『? そうかなぁ?』


 私的には驚きの大きさだったが、ルーティアは普通だ。 特に動揺は無い。 どうやらここでは、このサイズが標準であるらしい。


 地域差? 地域差なのか? 前世では寒冷地に生息する動物が大型化しやすいっていう、何とかの法則とかいうのがあった気がするけど・・・ それともこっちの世界は世界共通でこの大きさ??


 またもや私が一人で動揺していると、ルーティアが逃げずにジッとしているウサギに手を伸ばした。 ルーティアの右手がウサギに近づいていく・・・。


 ピシッ!!


「いたっ!!」


 突然、右手の先に衝撃が走った。


『ルー!!! 大丈夫!?』

『んー、大丈夫ー。 えへへ~ 怒られちゃった。 あ~、ウサギさん行っちゃう~。』


 こっちは驚いて血の気が引いたが、ルーは残念そうに去っていくウサギを見つめている。 そして衝撃があった右手の指先を左手でこすりながら、ハーっと息を吹きかけた。


 あ、そうか。 これ、冷たかったんだ。


 衝撃に驚いて「痛い」としか感じていなかったが、温かい息が指にかかったことで、これは、しもやけのように冷えて痛んでいるのだと解った。


 なんでウサギを触ろうとしただけなのに、冷えたんだ?


 手袋だってしてるのに。と不思議に思っていると、ガチャリという音がして家の裏手にある窓が開いた。 そこから父がヒョコッと顔を出す。


「ルー、大丈夫かい?」


 ・・・父よ、本当にずっと見てたのか・・・。


 このタイミングで声をかけてくるのだから、間違いなく、ずっとルーティアを見ていたのだろう。 一瞬、引いてしまったが、良く考えれば4歳児の外遊びを見守るのは当然か。 公園のママさんたちだって我が子を見守っているわけだし・・・ 家の中から見てるっていうのが、ちょっと怖く感じるだけだよね、きっと・・・うん・・・。


「大丈夫ー。 ちょっと、冷たいのピシッて、当てられただけー。」

「温かくならないようなら、一度、中に戻っておいで。 お湯で温めよう。」

「うん。 でも、もう大丈夫みたいだよ」


 ルーティアは体温が戻ってきた右手を、父に見えるようにふりふりと振ってみせた。


「そうか、なら良かった。 気をつけて遊ぶんだよ。」

「はーい。」


 父はルーティアの返事にうなずくと、家の中に顔をひっこめ、窓を閉めた。

 父の様子も落ち着いていたし、どうやら大したことでは無さそうだ。 動揺したのは私だけである。 いったい、さっきの現象は何だったのだろう? ウサギが去っていった森の方を見ているルーティアに聞いてみる。


『ねぇ、ルー。 さっきの冷たいのは何だったの? ウサギに触ろうとしたら、なったよね?』

『んー? あー、あれはね。 ウサギさんがセイレイジュツを使ったんだよ。 ルーとは遊びたくなかったみたい・・・。』


 ルーティアはウサギに拒否されたのがショックだったようで、少しショボンとしている。


 だが、すまない、ルー。 ファンタジー好きには聞き逃せない単語が出ましたよ!


『ルー! セイレイジュツって、精霊術!? 精霊がいるの!?』

『ん? そうだよ。 精霊さん。 【私】がいたとこには、いなかったの?』

『! いなかったんだよー! わー! そうなんだー! 精霊さんかー!!』


 いや、私には見えていないだけで、きっといると信じていたけどね!! ・・・・・・いいじゃないか! 信じるのは自由だ! 誰にも迷惑かけてないし、誰にも押し付けてない! ・・・たぶん。 あ! 変な宗教とかにも入ってませんからね! 私は無宗教だ! ()いて言えば自然信仰だろうか?


 前世では世間一般的に空想上の存在だった精霊だよ! 素晴らしい! ぜひお会いしたい! 異世界バンザイ!!


『精霊さんとルーは会ったことあるの?』

『んー? 会ったっていうかね~ 精霊さんは見えないんだよ。 父さんが水の精霊さんと仲良しだからキラキラしたのは見たけど。』


 え? 精霊、見えないの? 姿が無いってことかな? 選ばれた人しか見えないってことかな? そ、それにお父さん!? まさかの身近な人が精霊と仲良し!? ストーカーぽいとか思って、すみません! あと、キラキラって何ですか!?


『キラキラって何かな?』

『んーとねー? 父さんが精霊さんを呼んだりすると、キラキラッて光るの。 青い光が、パラパラッて飛ぶんだよ。』

『ほうほう、そうなんだね。 じゃあ、光りで精霊さんがそこにいるってわかるんだ。』

『うん、そうだよ。』


 姿形が見えないというのは非常に残念だが、その光りは、ぜひ見てみたい。 力を使う時に出るものなのか、動くと勝手に出てしまうものなのか、非常に興味深い。 お父さんが仲良しなら、そのうち、見れる機会があるだろうか?


『後で父さんに、見せてって頼んでみる?』

『え!? いいの?』

『うん、いいよ。』

『わー! 嬉しい! あ、でも、お父さんがダメって言ったら、無理に頼まなくていいからね?』

『大丈夫だと思うけど・・・ わかった。』


 ルーティアは非常に気軽な感じだが、精霊を呼ぶのがそんなに気軽で良いのだろうか? 見せてもらえるのは嬉しいが、父は疲れたりしないのか? ファンタジー的に言えば『精霊召喚』である。 MP的なものの消費とかないんだろうか? この世界における精霊の立ち位置がよくわからない。


 結構、身近な存在なのかな? 小さな子が知ってるんだし。 いや、でもルーが知ってるのはお父さんがいるからか・・・ ん? そういえば最初に、ウサギが精霊術、使ったって言ってなかった?


『ねぇ、ルー。 さっき、ウサギが精霊術、使ったって言ってた?』

『うん、そうだよ。 さっきの冷たいやつがそう。』

『動物も精霊術が使える子がいるんだね。』

『? んーとね、「動物」ってあんまり言わない。 みんな「霊獣」って呼ぶよ。 それでね、霊獣はみんな精霊術が使えるの。 赤ちゃんの時から精霊さんと仲良しなんだって、父さん言ってた!』


 おお、父さん言ってたシリーズか! そうか、生まれながらに使えるんだね。 ん? あれ? 人間は??


『ルー? 人間は? 人間は精霊術、使えないの?』

『うん、使えない。 人は、みんな使えないから霊獣に近づく時は気をつけないといけないんだよ。 あ、父さんみたいに精霊さんと仲良くなると使えるよ。』

『そ、そんな・・・。 姿が見えない精霊と、どうやって仲良くなるの?』

『? そういえばそうだね? ルーも父さんが呼んだ精霊さんしか知らないし。 どうやって仲良くなるんだろう??』


 ルーティアは首をかしげている。 私はショックで呆然としている。


 な、なんで? 動物はみんな生まれた時から精霊と仲いいのに、なんで人間だけダメなの? 姿が見えない相手と仲良くするって難易度高くない??

 わーーん! せっかく精霊が身近にいるんだから仲良くなりたいよー! そんでもって精霊術とか使ったりしてみたいよー!! お父さん、仲良くなるにはどうしたらいいんですか!? 教えて! お父さん!!

やっと、霊獣と精霊って言葉が出せました。

精霊と仲良くなりたいのに、難易度が高そうで半泣きの【私】です。(笑)



題名にサブタイトルをつけてみました。 遥か彼方にて… じゃ内容が全くわからないな・・・と思いまして。

なかなか思ったよう筆が早くなりませんが、これからもよろしくお願いします。

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