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世界の終わりを望んでみた  作者: 白上 しろ
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アイカ②

― 愛を強く拒む ―

アイカはそんな娘である。しかし、それでも両親は今も尚、愛情を持って接してくれている。

 埋めた顔を少し上げて、蝋燭を見つめる。

友達はいない。小学校の頃は「変人」と言われていた。小学生六年の時には「変人悪魔」と呼ばれ、いじめにも遭っていた。しかし、いつまでも無反応なアイカに、いつしかそれも収まり、その後、ほとんど誰もアイカに話しかける者はいなくなった。そんな中でも登校拒否にならなかったのはアイカなりの理由があった。両親を心配させると、きっと更に愛情を注いでくれる。その都度、愛を拒んでしまう自分の姿を見せたくなかったのだ。唯一、リクという一つ年上の少年だけが気にする様子を見せていたが、アイカは特に気にとめていなかった。

ポツンと思う。

― どうしてこんな風に生まれたのだろう? ― 

アイカは悲しそうな表情を浮かべた。だが、すぐ自嘲気味の微笑みに変わった。

「私、魔女だからね」

人間の姿を借りた悪魔 ― 魔女 ―

アイカは魔女に対する強い憧れがあった。蝋燭を見つめるアイカの目は魔女への憧れと周囲の人間に対する漠然とした憎しみも秘めていた。

「いつか、この世界が滅びて…… すべてが無くなってしまえばいいのに」

だが、次にまた悲しい目に変わった。

「でもそんな事も出来ないか」

アイカはまた膝に顔を埋めていた。


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