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ダークな感じさそれでいい  作者: 濱上翼
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第15話、髑髏の旗は死の印

小さな離れ小島を進む二人と一匹の歩みは遅い。

バクは飛び跳ねながらべたべたと地面に着地し進むからだ。途中で私はバクの頭を特殊グローブで鷲掴みし半ば強引にバクの体を持ち上げ走った。

海岸添えを走ること数十分大きな崖の上に一軒の石造りの家がそびえ立つ。

そこには両手にライフルを持った屈強そうな男が頬に髑髏の刺青をしている。

真っ暗で吸い込まれそうな海辺から暗視でも確認できる赤い龍のガードナーの眼を通し操作した。

赤い龍のガードナーを遠くから飛ばし嗾ける。

赤い龍のガードナーは鋭い牙を立て瞬時に見張りの男二名に噛みつき電気ショックで気絶させた。

音を立てず空中を進む姉さんのガードナーに続き私も蒼い龍のガードナーを先行させた。

するすると家のドアの隙間から室内を偵察する。

室内で海賊の男たちが数十名激しい音楽をかけ酒に入りびったりしているのを目視すると姉さんか声を潜め言う。

ラスティーユ:ガードナーでこの仕事終わらせることは可能だが今回は違う。新型生物兵器バクの威力を奴らに見せつけてやろう。

カリス:はいとやる気のなさそうなバクを地面に下し頭をはったいて嗾ける。

バクは眼から星を出しながら毎回出る欠伸を止め命令に従い歩みを進めた。

その後から息を切らせた黒装束の男がバクの様子をデータに記す。

黒装束の男:すっかりやる気みたいだな。あの勇ましい歩みを見ろ。崖をするすると上って行くぞ。

ラスティーユ:本当にあのやる気のない奴が人殺しができるのかい?。

黒装束の男:いや分からない飛び交う弾丸は処理できても人を殺すまではできるのだろうか。

そこを見極めたい。バクが危うくなればサポートお願いします。

今試作品を失うと上の者がうるさいのでね。

よしバクがようやく海賊のアジトの玄関の前に到着したようだ。か細い腕を作り元気にドアにノックをしているぞ。試合開始の合図だな。

バクはぶるぶると口を震わせドアを激しく叩く。それに気づいた海賊が酒瓶を片手に玄関口を上げるとバクは大きな口を開き海賊の男を飲み込んだ。

そのただならぬ様子に他の海賊らは驚き声を失った。

海賊の男:なんだあの化け物はトミーを一飲みにしやがった。とテーブルに置いてあった拳銃をバクに乱射した。

銃弾が飛び交うとバクは嬉しそうな表情で銃弾を美味しそうに召し上がり体内で吸収しゲップした。

それを見た海賊の男達は化け物怖さにライフル銃を乱射し家中に穴をあけた。

バクはライフルから放たれる銃弾を嬉しそうに追いかけまわした。

海賊の男:この気味の悪い化け物銃弾を食い漁ってきやがる。おい誰かダイナマイト持ってこい。

黒装束の男:ダイナマイトはやばいな。お二人さんサポートお願いします。

その声に二人はガードナーの眼に力を込め二匹の龍を実体化させ襲わせる。

寝室に急ぐ海賊の男をいち早く見つけたカリスは蒼い龍を操り男の首筋に噛みつかせた。

カリスの操る蒼い龍は牙から電流を流し海賊の男を一撃で眠らせた。

そして反転さ家の電化製品から電力を溜め電流を放電させた。

ラスティーユの赤い龍も負けじと充電を溜め電流の牙で海賊の男達に噛みついた。

次々に二匹の龍の牙に倒れる仲間を見た海賊らはライフルを握りしめ二匹の龍の攻撃から逃げるように裏庭に逃げた。

着の身着のまま裏庭に集まった海賊らは円陣を組み空中を漂う二匹の龍とずるずると音をたて歩み寄る緑の化け物を見た。

海賊の男:一体なんなんだどこにいやがる卑怯な黒剣士ども姿を見せろと空に銃を乱射し怒りを上げる。

バクはその音に怯え最初に飲み込んだ海賊の男トミーを吐き出した。

トミーはゼル状の物に塗れて吐き出され眼を白黒させ虚ろな表情を浮かべた。

黒装束の男:やはり人間は短時間では吸収に時間がかかるようだね。とデータを取り続ける。

お二人さん凄い結果が出ましたよ。これだけ実験結果が取れたら後はお二人さんが海賊らを捕縛してください。謝礼金は直ぐにお二人さんの口座に振り込みます。では後は宜しくお願いします。

カリス:はい始末させていただきます。

ラスティーユ:さてさてと肩慣らし言う。

二匹の龍は二人の合図に戻ってき二人の体に巻き付いた。

ラスティーユ:カリスこの崖を登るよ。修行の成果見せてみな。

カリス:はいと足裏に蒼いオーラを集め足裏に無数の電子針と粘着性のオーラを纏わせ崖を徐々に上がっていく。

一方の姉さんは雲に乗ったように崖を上げり月光で照らされ真っ赤に染まった誓いの剣夜鳴華月を首に回し構えた。

その後から一息ついて私もその戦いに参戦し、名もなき誓いの剣を構えた。

その直後銃弾が足元で踊り海賊の男たちは叫ぶ。

海賊の男:どういう了解を得て貴様らタダじゃおかねぇぞ。

海賊の男トミー:俺達がどこの傘下の者か知っているのか?。

ラスティーユ:しらないねぇと赤い龍のガードナーで銃弾全て受け一刀を放った。

素早い一刀が口うるさそうな海賊の男を捕えると腹に刀傷を浴びせ倒した。

海賊の男トミー:黒剣士って奴らは噂以上の化け物だ。こちらの攻撃が何も効かないなんてと震え言う。

薬きょうがトミーの頭に降り注ぐとラスティーユは笑いながら言う。

ラスティーユ:無駄な抵抗は直ぐに止めて大人しく捕まるか?どうするかはお前達の態度次第だ。

海賊の男トミー:黒剣士って何なんだよ。俺達がどこの傘下か知っているのかよ。

こんな事してあの方が黙ってないぜ。

カリス:あの方とは誰ですか?。と倒れた海賊の男達を見下しトミーに近づき言う。

海賊の男トミー:裏舞台を牛耳る貴族らだよ。お前達は知らないかもしれないがそういう組織があるんだよ。

名前は恐れ多くて言えないがな。お前達黒剣士がいくら強くてもそのお方達ならお前達は今日明日にでもサメの餌だ。俺達は下っ端で密漁と海上強盗の利権を得ているだけだ。

闇はあの方々が指揮っているんだ。お前達は龍使いだからロウハンとかいう奴の手先だろ。

あの方達はロウハンに大変ご立腹なんだよ。殺しても殺しきれないほどにね。

ラスティーユ:お前の口からロウハン師匠の名前を聞けるとは驚きだといい捕縛術をし言う。

黒い蛇に体を締め上げられ海賊の男達はむくれた表情を見せた。

カリス:姉さん全て捕えたようです。足掻いても無駄ですよ。足掻けば足掻くほど苦しく重くなっていきますからね。あまり動くと腸が外に出ることもあると言いますまぁ迷信ですがと小さく微笑む。

も少しの辛抱です直ぐに連絡を送りましたからと赤い眼の烏ガーネットクロウに託、剣誓会本部に向けて飛ばした。

海賊の男トミー:この先闇を暴くなら覚悟しといた方がいいぜ。お前達が思うほど世界は闇に覆われているのだからな。この頬の真っ黒なシミのような髑髏の印を見てみろ皆好き好んでつけられた印じゃねえんだぜ。俺達だって明るい世界になればいいと正直思っているんだ。だがな・・・。

その時だトミーは言葉を濁すように泡を吹いて咽返り倒れた。

謎の影:トミー君喋りすぎため死刑宣告です。

その影を見たラスティーユとカリスは眼を疑った。

ラスティーユ:なんだ!!?と驚き誓いの剣を構える。

よく目を凝らすとその影は悪魔のように微笑みお辞儀した。

謎の影:古龍派黒剣士ラスティーユにその弟子カリスですね。我々は九つの頭を持ち四つの手を持ち二つの舌を持つ組織、狗龍会です。

今回我々の傘下組織がお世話になりました。こちらとしましては稼ぎを潰された分痛手を負いましたので貴方たち黒剣士らに何らかの報復をさせてもらいます。我々狗龍会一同は悲しい決断をすることになるでしょう。知りすぎるのも罪ですのでご覚悟を・・・。と言い残し音を残さず念影は消えた。

カリス:今の念影かなり遠くから送ってきた物ですね。私達が使うガーネットクロウと同じ仕組みのようなものですかね。眼で追いましたが凄い早さです相当卓越した術者のようですね。

ラスティーユ:端金で雇われた身だが命の危険を感じる。あの念影を送ってきた連中は私なんかより相当の使い手だ。だってそうだろガードナーを使わず人を簡単に遠くから殺せるんだぞ。

あの術者が本気だったら今私達も殺されていたかもしれない。冗談じゃない仕事を選ぶべきだった。

一回報告にロウハン師匠の元へ行こう。

カリス:剣誓会本部があるミッドタウンにですか!?。

ラスティーユ:折角楽しい仕事が狗龍会のおかげで楽しくなくなったよ。

私に降りかかってくる災難はいいとして同門の古龍派黒剣士ら仲間に降り注ぐのは気にい喰わないからね。

カリス:ガーネットクロウを送ってしまったので数時間は待たないと。

ラスティーユ:いや直接会って話を通そう。それが礼儀だ。

カリス:なんだか災難を運んでいくようで心苦しいですね。とため息を吐く。

その暗い会話の中バクは仕事をやり遂げ眠たそうに呑気に欠伸をしていた。

私は殴りたくなる衝動を抑え身柄引き渡し班の黒剣士らを待った。

暗闇晴れる頃人一倍元気のある幼げな男黒剣士を筆頭に数名の黒剣士が護送車を運転してきた。

人一倍元気のある男黒剣士リック:すみませんお待たせして我流派黒剣士護送班のリック=ナパーキンと申します。と黒い絆をつけた腕をカリスとラスティーユに近づけ黒剣士の挨拶である腕を組み合わせてきた。

これで直ぐにこれから連絡が取れますね僕も知り合いが増えて仕事が楽しいです。と黒い絆を勝手にリンクさせた。

今から報告ですか。その前に近くの街に戻って一杯やりませんか。

ラスティーユ:いや急な仕事が入って一杯やるのは次にしてくれるか。

リック:そうですか分かりましたこれより犯罪者を確り護送します。と敬礼し次々と荒くれた海賊の男を護送車に押し込んでいった。

そして捕縛の権限を移す作業をカリスと終え護送車は走り去った。

それを見送るとまたカリスはため息を吐きラスティーユはカリスを励ますため肩を叩いた。

カリス:黒装束の人も護送車に乗って行かれましたがバクを回収しないんですかね。

ラスティーユ:あぁお前には話してなかったがバクをレンタルしておいたこれからは二人と一匹で頑張って行こう。

カリス:そうですか姉さんは私に相談なく勝手に話を進めるんですねとむくれる。

ラスティーユ:そう怒るなバクを貰っておいて損はない。今から狗龍会の報復を受けるんだ。

カリス:そうですね最新の物は揃えて臨んだ方がいいですもんね。

こうしてやる気のない新生物兵器バクと二人は生活を共にすることとなった。

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