☆心変わり☆
最近、ショウとばかり連絡をとるようになってきた。
レンとも一応とっているが、ショウとのメールの方が楽しいし、
何よりもラクだった。
そんなときに、突然の告白。
「会ったりはできないけど、付き合おッ」
迷った。
正直、心の中にはまだレンがいる。
こんな状態で付き合っても、傷付ける結果になるだけかもしれない。
「俺は絶対に浮気なんかしないよ」
あたしだけを見てくれる人と付き合いたかった。
もう、あんな思いは絶対したくなかった。
レンとのことを忘れるために、ショウの告白を受けた。
実際に付き合ってる彼氏のことは別に好きじゃなかったし、
当分会ったりしてないし、自然消滅を待ってる状態だったので、ショウには内緒にした。
毎日のようにかけてくれる電話。
レンがしてくれなかったことを、ショウはしてくれる。
あたしはどんどんハマっていった。
レンが、パソコンを買って、ゲームにまた戻ってきた。
でも特に、一緒に行動をしたりはしなかった。
ショウが嫌がってたし、そうゆう気持ちはよく分かってたから。
ルイは、レンがゲームに復帰してきたのと同時に、引退した。
レンが他の女と話したりしてるの見てたら辛いからという理由。
レンは、あたしのことが好きだということを、ルイに少しゆっていたらしい。
あたしのせいかな、と思ったが、とめなかった。
いなくなって、ちょっとホッとしてしまった自分がいた。
それから少しして、レンもゲームをしなくなった。
ルイと同じような理由。
「アイが他の男といるのやだ、見たくないから」
本当なのか、どうなのか。
そう思ってくれるのは嬉しかったが、とめなかった。
何日間かメールはしていたが、どちらともなくメールは途切れていた。
ずっとショウと一緒にゲーム。
でも、親の部屋にあるパソコンを使っていたあたしは、
夜遅くまでゲームをすることができなかった。
ゲームを切ったら電話。電話を切ったら連絡なし。
ショウはあたしよりもゲームを優先する人だった。
ゲームしている間はメールをくれないので、ショウからのメールの回数は減っていった。
これが唯一の欠点だった。
1週間もしないうちに、ルイが復帰していた。
引退したんじゃなかったのか。
レンがいなくなったことを知って、戻ってきたのだろうか。
「アイ、レンには気をつけなよ」
いきなり何を言われるかと思ったら。
ルイは怒りをあらわにしながら、あたしに語ってきた。
聞いたとこ、レンに騙されたとか。
会って遊んだりしたときのお金は、全てルイが払ったらしい。
それどころか、レンが買ったとゆっていたパソコンは、本当はルイからのプレゼントだったらしい。
総額、何十万だろうか・・。
あたしは、その時点で、レンありえないって思ってたけど、ルイは、
「でも好きな人のためだったから、別にいいって思った」ってゆう。
ルイが大阪から帰った何日か後に、プレゼントのパソコンがレンに届いたらしい。
レンはルイに取り付け方など色々聞いて、ネットが繋がった次の日に、
「やっぱりアイのことが好きだからバイバイ」
と言って連絡を切ったらしい。
ルイは、レンにとって都合のいい女になってしまったのだ。
まさかそんなことするような人だと思わなかった。
あたしの中での、レンのイメージがどんどん崩れていった。