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魔剣蒐集録Ⅰ  作者: 健康な人
5章:異質と虚飾の寓話
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【名刀:鬼笑い】

【名刀:鬼笑い】


 とある島国には、鬼って呼ばれる怪物が居るらしくてね。

 なんでも凄い力を持ってるけど、嘘が嫌いらしいんだ。

 俺も商人だから嘘が嫌いでね。

 気が合いそうだと思ったから、鬼ってやつを見に行ってみたんだよ。


 そしたら、まあこれが気が合うんだ。

 ほとんど人の見た目をしていてね。

 明日の天気の話、来週の商売の話。

 来年には子どもが生まれるだろうってところまで言えば、もう大受けさ。


 で、人の世の懐かしい話を聞かせてくれたお礼にって、

 この魔剣を譲ってくれたんだ。

 でも俺、刀は振った事が無くてね。

 どうしたもんかと思ってたら、その鬼はこう言ったのさ。

 ――この刀を売って信念を曲げてみろ、ってね。


 でもそう言われると、使いたくなるってもんだろう?

 だからこれは、売り物じゃないよ。

 売らないって言ったから、売れば俺が嘘つきになっちまうからね。


 ――おい、距離を取ることないじゃないか。

 あの鬼、ほんとにいい奴だったんだって。



 ~~~~~~~~~~~~~~~


 人を鬼に変える――と噂される、美しい刀。

 怪物では振るう事ができず、人にしか使えないそうだ。

 しかし、この刃は常に怪物の手元から人に渡されるという。


 ~~~~~~~~~~~~~~~



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