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魔剣蒐集録Ⅰ  作者: 健康な人
5章:異質と虚飾の寓話
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【先送りの盾】

【先送りの盾】


 今日の目玉はこれ、先送りにする盾さ。

 効果は簡単でとても単純。

 どんなものでも先送りに出来るのさ。

 痛みでも、責任でも、何でもね。



 ――よく分からない?


 難しく考えるから難しいんだよ。

 簡単に考えよう。

 なんというか……そうだな、自分に対する借金みたいなもんさ。

 自分で自分に借金するんだ、誰にも迷惑かけないだろ?



 ――便利過ぎる?


 何言ってるんだ、魔剣ってのは便利なものだろ。

 まさか便利過ぎると返されるとは……

 なんだ、変なことを気にする人だね。



 ――ああ、代償の話を聞きたかったのか。


 特にないよ。

 本当さ。

 あえて言えば、その盾に絶対に取り立てられるぐらいだよ。

 それこそ、子や孫の代になったとしてもね。

 つまり使い過ぎなけりゃ、何の問題もないって話さ。


 どうだい、使いたくなっただろ?




 ~~~~~~~~~~~~~~~


 代償を先送りにする盾。

 使い過ぎるなという重たい警句は、

 しかし、時間を経ることに軽くなるらしい。

 それは子や孫が、持ち主が代償を払ったのを見た事が無いからだと言われている。

 少しだけ知り合いに距離を置かれていることに、気付かないままに。


 ~~~~~~~~~~~~~~~



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