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魔剣蒐集録Ⅰ  作者: 健康な人
4章:本質と異質の寓話
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【伝説の聖者】

【伝説の聖者】


 曰く、その聖者は魔剣をただの剣に戻せたという。

 非常に眉唾物の話だが、しかし可能であったと伝わっている。

 それが可能だと伝わっているのだから、戻す方法も伝わっている。

 どうやら、魔剣とは「不便である」と思われたら魔剣としての価値を失うらしい。


 勿論、完璧には価値を失わない。

 魔剣を不便なものだと説く事で、やがて魔剣は強力な道具となり、

 強力な道具は唯の魔法の道具になるらしい。


 ただし、それが非常に時間も手間もかかる。

 かつて国を亡ぼすに至った一つの魔剣を封じようと奮闘し、

 最後には魔剣と打ち解けた男が聖者として伝わる程度には成功率は低い。


 しかし神殿には伝わっていないが、この話には続きがある。

 ――魔剣と打ち解けた聖者は、魔剣の力を借りる事ができた。


 事実かどうかは分からないが、彼が使った杖は、

 確かに大地を砕くような力を持っていたらしい。

 今ではその杖は、【伝説の聖者】と呼ばれていた。

 魔剣も聖者も、そんな事は頼んでいなかったのだが。




 ~~~~~~~~~~~~~~~


 魔剣の力を受け取ったと伝わる、

 とある聖者が愛用していた杖。

 その一撃は山を砕き、海を割り、天を裂いたと伝わっている。

 しかし、その聖者が生前に力を振るった伝承はない。

 そして、この杖も聖者ではない。

 不思議な話である。


 ~~~~~~~~~~~~~~~



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