表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔剣蒐集録Ⅰ  作者: 健康な人
2章:神と伝承の寓話
17/50

【王を守る王冠】

【王を守る王冠】



 とある王には、不義の噂があった。

 とはいえ、それ自体はそう珍しい話ではない。

 人々はあまりいい顔をしなかったが、同時にまたかと流してしまうような話でもあった。

 これは程度としてはそのぐらいの、よくある噂話だ。



 しかし王国の暗部では、噂話に続きがあった。

 なんでも、現在の騎士団長は王の不義の息子であるらしい。

 団長はその事を知っているが、王はその事を知らないのだとか。



 高い実力と確かな倫理、そして人当たりまで良い騎士団長は、

 国からは密かに王へと望まれていた。

 そこで暗部の誰かが、噂話に己たちが知っている続きを混ぜた。

 そうして暫くすると、王の首が落ちた。

 その年老いた頭から、輝く王冠は失われていた。



 騎士団長は、予定調和のように王へと至った。

 安定した平和を築いた彼の治世は、

 しかし彼の髪が白くなり始めた頃にくすみ始める。

 やがてその国は、小さな噂話を切っ掛けに、

 一人の女王が国を治めることになった。

 若い彼女は、まるで前王の若いころのような、

 輝くような金髪を誇っていたという。





 ~~~~~~~~~~~~~~~


 非常に珍しい、王冠の形をしている魔剣――と、伝わっている。

 この王冠を頂く際に下げられた頭には、

 美しい金髪が輝いていたと伝わっている。


 ~~~~~~~~~~~~~~~


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ