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魔剣蒐集録Ⅰ  作者: 健康な人
2章:神と伝承の寓話
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【絶対なる守護盾】

【絶対なる守護盾】


 ある神殿に、一つの盾が安置されていた。

 盾を飾っている神官が言うに、この盾はどんな攻撃でも防いでくれるらしい。

 とある騎士が試しに攻撃してみると、確かに固く傷つかない。

 使って良いかと尋ねてみると、神官は二つ返事で快諾した。

 使ってみた感想を、是非聞かせて欲しいのだと言う。



 そして騎士は盾を持ち出して戦いに挑んでみた。

 そしてこの盾、見た目の割にやけに重たい。

 徐々に重たくなっているような気すらする。

 最初はどんな攻撃でも防げると喜んでいたのだが、

 意外と攻撃を防ぐことは少ないということに、騎士は今更に気が付いた。


 そもそも攻撃は滅多に当たらないし、馬にも乗れなくなる。

 何時ものように闘いを無傷で終えた騎士は、溜息と共に盾を返した。

 神官に伝えた感想は「無用の長物」であった。



 そしてその騎士は、再び戦いに参加する。

 久しぶりに軽くなった体で突撃に加わり、命を落としてしまう。

 その様は、まるで命まで軽くなってしまったようだった。



 神官は、この盾を求めた者に、こう語って快く貸す。

 ――この盾は、どんな攻撃でも防げます。攻撃されたという認識すら弾きますから。

 そして、こんな忠告を付け加える。

 ――助けられたことに気付けぬものから死んでいきます。気を付けてくださいね。

 しかし不思議と、この忠告は最後まで守られたことがない。





 ~~~~~~~~~~~~~~~


 見た目の割に、非常に重たい中型の盾。

 しかしこの盾を構えた者は、あまりの防御力で攻撃に気付けなくなると伝わっている。

 あまりの防御力で攻撃に気付けぬこの盾は、やがて持ち主に手放される。

 使ってみなければ、その効果は実感できない。


 ~~~~~~~~~~~~~~~

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