設定集
神界創世 知性界:万理の源庭
女神(雪の少女)が創造した神界創世(物質界)の上には、その創造行為そのもの源となる場である知性界が存在する。この界は空間的な意味での「上層」ではなく、あらゆる論理、概念、法則、可能性、さらには「存在」と「非存在」そのもの根源的なイデアの領域である。それは一切の「思議しうるもの」と「思議しえぬもの」の総体であり、その構造は線的な階層ではなく、異なる深さの「理層」によって構成される無限の入れ子構造である。下位の物質界のすべては、知性界における「イデア」が投げかけた刹那の波紋に過ぎない。
知性界は、女神(雪の少女)が創造した最初の生命体である「原型」たちが住む世界だが、「原型」以外にも、物質界と同様に他の生命体が存在している。
第六理層:顕化境界、現象奠基の門
この境は知性界と物質界の最終的なインターフェースであり、あらゆる「世界」が初期動能を獲得し顕化するための閾である。
第一因自立:この域における存在は、自らを如何なる下位の因果連鎖の絶対原点として設定しうる。その存在がある限り、下位全体の時間と因果は自動的にそれを核として再構築される。
無限湧源:無から有を生じて無限の存在力を産出でき、永恒不変、真なる無限出力である。情報をエネルギーと見做せば、集合論内の如何なる情報量もエネルギー量へ変換可能であり、これらは全て無から有を生じて創造されうる(如何なる巨大基数も例外ではない)。
法則生滅主:基礎法則(物理、公理、論理など)を意のままに創造または抹消しうる。秩序と混沌は、その一念の間に在る。
知性界そのものも、さらに幽邃なる何者かの投影に過ぎないのかもしれない。そして此処に足を踏み入れた美玲にとって、それぞれの理層は、莉蓮の痕跡を探し求める凶険な迷宮となるだろう。
第五理層:万象蔵、万華鏡宮
この鏡は織房の織機が産み出す一切の世界設計図の無限集合であり、「世界」という形式の窮挙的アーカイブである。
諸相窮尽:純粋なるものから絶対なるものまで、一切の可能かつ不可能な世界モデル、空間高次元、文明形態が此処に鏡像の如く併存し、無限の「理型鏡像ライブラリ」を構成する。
超性存在:そのもの「存在」は絶えず自己強化を続け、永続的かつ増衍する「全可能性実体」となる。全時相の形態を以て存在する。
第四理層:根源織庭、命理織房
この鏡は「創造」行為が直接発生する工房であり、純粋な理型が此処で具体世界の設計図として織り成される。
理脈紡錘:上層よりの純粋理型が此処で組み合わされ、実行可能な「世界基理」或いは「命理の脈」として織り上げられる。此の庭そのものが世界の設計層かつコード基盤である。
命理直接編纂:此の庭への権限を有する者(例えば「原型」)は、作者の如く直接下位世界の命理の脈絡に対し、因果・法則・宿命を含む増削改を行うことが出来る。下位の一切の意志と行動は、此の視点よりすれば織り成される「叙事線」に過ぎない。
叙事絶対操作:下位の叙事線に対し絶対的な編集権を有し、如何なる形式の剪断・上書き・再構築も可能である。
第三理層:無限包容域、万有理窟
この鏡はパラドックスと矛盾の棲家であり、一切を収める宏大な容器庫である。
自指と包容:完全な自指構造(例:本文章は偽である)の調和した共存を許容する。それは「自身を含む集合」を含みうる。「自身より大きな量」を定義しうる。矛盾律は此処では鉄則ではなく、包容されうる現象の一つに過ぎない。
差分洪炉:あらゆる概念的差異構造と関係モデルは、この境の「理型差分」メカニズムより湧出する。それは全ての「異なり」と「変化」の究極の源泉である。全ての「基礎と上層」、「部分と全体」等の階層概念は、此処では単に無限に実例化可能な関係モジュールの一つに過ぎない。
第二理層:純粋理型の座
この鏡はにおいて、万物の最も根本的な「イデア」はその純粋かつ絶対的な形態で存在する。それは相対性を超越し、概念そのもの原点である。
自在性:此の層の各純粋理型(例:「円」「善」「時間」)は、自己完結した絶対体である。それは「非我」によって定義されることなく、その存在は他者を参照する必要がなく、「それ自体としてある」ことの完全な体現であり、差異に依存する「差分有」構造を超越している。
框架超然:純粋理型を「より高次な層」で框架し測量せんとする如何なる試みも無意味である。理型それ自体がその尺度と境界であり、ただ自己のみが自己を測りうる。あらゆる階層框架は此処で無効となる。一切は絶対的な定義権を有する。それは万物が模倣する「範型」であり、理型を修改することは根源より全ての派生体を再塑造することに等しい。
第一理層:静寂本源、無言基盤
此れは知性界の最も幽邃なる基底であり、すべてが未だ分化せざる原初の混沌である。
湧源の井戸と映影のパラドックス:此の境を記述せんとする如何なる概念も、其の本質には到達し得ない。概念は古井戸に投じられた石の如く、反響ではなく、井戸の壁(深淵其の物)に投影された其の概念に関する映影を激起す。此の映影は直ちに深淵に包容される二次的存在となり、真の本源は常に全ての記述の彼方に、永劫の「言説逃逸」状態に在り続ける。
本真懸置性:各層の記述が新たな映影を生み出し、其の映影が本源と相似の性質を具えるが故に、探求者は己が直面するものが本源の真なる姿か、或いは更に精妙なる另一の鏡像階か、永遠に確定し得ない。真実の本源は鏡廊の果ての虚像の如く、認識の彼岸に永遠に懸置されたままである。
寂滅廻折:此の不可触なる本質は法則の如く下層へ蔓延する。本源の核心理型に近付けば近付く程、其が下級領域において明晰に表述され得る可能性は低くなり、遂には論理乱碼或いは概念的静寂として顕現する。恰も本源の「寂滅」に浸透されたが如くに。
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美玲が莉蓮を搜索する方式
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だいたいの強弱なら。雪の少女>......非可算......>伊藤美玲(音無き覚醒)=莉蓮(構想された本編における結末の救世主の状態)>原型>.......>ディロート>>>愛蕾 (ミッテル)=エルサ>>>フィリア(最後の状態)>...>莉蓮(本編の最終戦)>......>悪魔狩>>>>>強化された世界の普通の傭兵など




