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おっとりの秘訣は夫を窓から落とすシミュレーションをしているから〜一人旅で出奔、のはずがずっと夫がついてくるので〜  作者: リーシャ


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99見物&花火&妖精に複製してもらおう

魔導販売で水が出るようにして、コップ込みでお金を入れたら飲めるようにしよう。


良い考えだ。


土地も自分たちのところだし、ほんの少し前方に行けるようにしてもらって、そこで売れるようにしよう。


「きっと名物になるよ」


「人がいっぱいだな」


「こっちまで声が届かないようにしてね。うるさそうだし」


「そうだったな。近所迷惑はここに建てた意味がなくなる」


「文句言われたら面倒だもんね」


勝手に見に来ているのに、何か言われるという矛盾はよしてほしい。


見るのなら静かにして欲しい。


それに、認めなかったらトカゲドリかどうかなんて、わからないのではないのかという思いもある。


次の話題に移り、花火のことについて。


「鉱石色々溜まったね」


「赤色も増えて黄色いものも増えた。他の色もあるから作れるか?」


「いやぁ、作れるかはちょっとわかんない。やっぱり知識なしは難しいよね」


作りながら思ったのは、無理だなということだ。


火薬っぽいものや、鉱石の粉砕したものを入れて丸いものの中に入れてみた。


「失敗するし、成功する予感もカケラもない」


「失敗するのが普通だ」


「専門的なことをなにも知らないままなんだから、無理すぎたんだよ」


素人がどうにかできることではなかった。


「諦める?」


「おれは研究し続けてみる」


「そっか。私は違うことをやるから……花火は諦めた」


花火はやめて、違うことを勧める。


タケノコはもう魔導販売で発売していて、なかなかの売上げ。


レシピを添付しており、何に使えば良いのかわかり易くしているからだ。


「うーん、なにしようかなぁ」


「武闘大会では出店が出る。なにかやればいいんじゃねえのか?」


「あ!それいいね!なにしよっかな?ボウリングとか……」


お祭りみたいなものかと思っているので、楽しく遊べるものがいい。


「ボウリングもいいが、ほかにもあるからそっちもいいかもしれないな」


「ドライフラワーの体験教室も捨てがたい」


「それは一度で時間がかかりすぎるぞ」


色々意見を出し合い、ボウリングに決まった。


ピンは魔法で元に戻るので、見ているだけでいい。


それはそれで楽だ。


そういうものでよいのかも。


だんだん考えるのが楽しくなる。


というわけで大会の時はボウリングをやることにした。


大会にはさほど興味がないのでコレスの時でいいやとさえ思う。


エレラはそれに決めて、ちまちまと説明書を作る。


「ボウリングに決めた。コレスはなにかする?」


「そうだな……餌付けした皿を売る」


ついでに桜の柄を特許に登録するらしい。


それ以外の柄は興味がないと言われて、ウンウンと頷く。


皿を大量に作り、家庭だけでは過剰供給だと思っていたから減るのなら大歓迎。


コレスは皿をざっと出して、どれを売るか決めていく。


自分も気に入っている皿は残してもらいたい。


彼の作業をたまに見ながらコチラも、せっせと紙に描いていく。


(何枚か書いたら、流石に手がしんどい)


ピンやボールを描いて、わかりやすくしておく。


そういえば、最近タケノコの評判が広まり売り上げがよくなっているのだ。


タケノコも売ろうかな。


特別な日なので、物珍しくて買ってくれる人も沢山いるだろうし。


物見客が大会で様々なところからくるだろう。


前の街の国や水の国、草の国、星の国など。


星の国、語呂だけでファンタジー。


「妖精達に手伝ってもらうことってできない?この複製」


「だれも試みたことなんてないから、やらせてみたいとなんともな」


「そうだよねー。よし、ちょっと頼んでみようかな」


妖精達にクッキーや花、ミルクやジュースをいつもより多めに用意して切々と説明していく。

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