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126.超絶望
超絶望だぜ。
とある有名漫画の二次創作にハマっている腐男子の友人が、教科書を見ながら言った。
続きが、続きが、ないんだ。
見つけた小説がさ、三年前のでさ、一気に読めるぜって、わくわくどきどきしてたらさ。
未完だったぜ。
その神作家様は、更新を全然してなかったぜ。
続編だけじゃなくて、新しい小説も公開してないぜ。
絶望だ。
超絶望だ。
俺はもう、この神作家様の神小説がもう、読めないんだぜ。
二人の、結末が、超、気に、なる。
気になって、気になって、夢にまで出てくる。けど、結末まで、出てこない!
続き、続きを、メッセージを。送れ、ば、書いて、くれる、か、な。
いや、俺にそんな神作家様にメッセージを送るなんてそんな大それた事はできねえ。
くう。俺は、俺は、どうすればいいんだ!
(2024.4.15)