宇宙文明の件
(宇宙か、完全に予想外の出来事だけれど、覚悟も無い私たちに、果たしてそんなことは可能なのかしら)
地球から旅立ち、宇宙へと進出する際のメグの心境はそのような感じであった。勿論宇宙に行く気概があるわけでもなく、単に最初はコンピューター上の世界で、メグとサラはいたわけであるが、まさかここまで、展開が早まるとは想像もしていなかったのであった。
メグは宇宙に対しての希望がそこまで深いものではないが、そこまで宇宙に対する恐怖心があったわけでもなかったのである。
期待感が無い訳ではないが、さらば地球のテーマの音楽のように、地球を出発する気でもないが、もしも宇宙人がいるのならば、その連中にあってみたいとは思うのであった。
「いるわよ、宇宙人。きっとどこかに会えるわね。地球人と他の宇宙人がコンタクトした際には、何が起きるか楽しみではあるわね。メグさん、貴方は今、歴史の歯車を回す所まで来ているのよ」
するとサラさんが登場して、宇宙人とコンタクトをするのが、始まりだと言わんばかりに話してくれるのである。
「メグさん、覚悟を決めるのもいいかもしれないけれど、これからの宇宙人との接し方を考えて欲しいの。これは私からのお願い。それとネプチューンとノーザンクロスからのお願いでもあるの」
えっと思ったメグであるが、サラさんは、宇宙についてもっーーと知ってほしいと要望するのである。人間の一生は短いから、そんな機会がなかなか無いものだと思われていたようである。
「地球の宇宙文明のレベルはたかがしれているから、この際、きっぱりとやって欲しいのよ。その為に私も文章を書くから。だからお願い」
どうやらサラさんは、宇宙と地球での宇宙文明のレベルの差についても考えていたところがあるようである。事情がどこら辺にあるのか、意図がよく読めないメグではあったが、地球圏の宇宙文明のレベルが上がって欲しいという考えがあったようだ。
「??? サラさんごめんなさい。私一人の力で、地球圏の宇宙文明のレベルがどうのこうの出来る話しにはならないと思うのだけれど」
するとサラさんは、首を振って、そんなのはいいから、別に気負わず、頑張って宇宙への旅を楽しみましょうと言うのである。
「うんわかったわ。サラさんもその気のつもりでお願いね」
サラさんは勿論頷いてくれたのである。
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