エクストラエピソード 巴瑞季明日香は葉山京香の○○だ
決戦の日は驚きから始まった。
巴瑞季さんは着ていたパーカーとジャージのズボンを泥だけにして、私の家にやって来たのだ。
お手伝いさんに風呂の用意をしてもらって、すぐに入ってもらった。
理由を聞いたら木から降りれなくなった猫を助けたとの事。
何となく巴瑞季さんらしいと思った。
晩御飯は多めに作ってもらったけど、巴瑞季さんには物足りなかった様子だった。
本当によく食べるな……でも、私より身長は小さいし、太ってるというような見た目でもない。
何なら、お風呂に一緒に入ったときに見た胸は私より……
寝るときになって、ようやく気になっていること聞く事ができた。
そう、河野君の事だ。
安心なんことに彼女に恋愛感情はないらしい。
ただの友達、でもこんなことを話すことになったせいで、私が河野君が好きなのかを聞かれてしまった。
そんな事はないと思うけど気になると話したら、それはもう恋だよと巴瑞季さんは笑った。
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ますます巴瑞季と話すようになった。
巴瑞季はどこか不思議な感じの子だけど、一緒にいて楽しい。
夏休みにはたくさんお出かけの予定をいれた。
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夏休みの予定が狂ってしまった。
お父様に怒られたのだ。
習い事が増えて、出かける予定をキャンセルせずにはいられなくなった。
それなのに巴瑞季は怒るどころかしかたないよと笑ってくれた。
この日初めて友達のありがたみに触れた気がした。
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習い事の帰り道、バスから降りてきた巴瑞季を見かけた。
声をかけようと思ってどうしようか悩んでいたら、巴瑞季の方から話しかけてくれた。
少しお茶をして帰ったのだけど、元気がなかったような気がした。
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最近は河野君と会えていない。
夏休みだから仕方ないそう思いながら朝刊を取りに行ったとき、朝刊を河野君が届けてくれて驚いた。
夏休みはバイトを沢山いれたらしい。
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また習い事の帰りに巴瑞季を見かけた。
今日は私から声をかけたたら、少し驚いてすぐにいつものように笑った。
巴瑞季との会話はいつも楽しい。
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今日は偶然、巴瑞季と河野君が歩いてるところを見かけた。
夏休みも、もしかしたら遊んでいるのかもしれない。
それを知らなかったから驚いた。
二人はバスに乗ってどこかに消えていった。
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昨日見かけたことを巴瑞季に聞くと苦笑いをして、何でもないと言われた。
何か隠してるような気がして、怒ってしまった。
反省しないと……今度謝ろう。
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夏休み最終日の今日、嬉しいことがあった。
巴瑞季が家を訪ねてきて、夜に近くの山に呼ばれた。
以前怒ってしまったことを謝ると、気にしないで~っと言ってくれた。
それより空を見ていてと林の中に姿を消して、交代するように河野君が来た。
近くのベンチに座って、会話もなく空を眺める。
少しして、花火が打ちあがった。
凄く綺麗で視線を奪われた。
この花火は河野君が頑張って用意したと教えてくれた。
私との思い出が無いから、作りたかったて……その言葉に涙が出てしまった。
河野君が何かしたと思って、巴瑞季が怒りに来てくれた。
ちゃんと説明して仲良く花火を見守ったけど、こういう時間は楽しくあっという間に過ぎていく。
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夏休みが終わるとすぐに文化祭について話し合った。
委員長の仕事だ。
放課後があまり残れないので困っていると副委員長として河野君が来てくれた。
そんな役職なかったのに、本当に優しいんだから……
巴瑞季は何故か学校を休んでいた。
風邪なら、お見舞いに行きたい。
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一週間が過ぎても、巴瑞季は姿を見せなかった。
先生に聞いても理由は教えてくれなかった……
心配だ。その事で河野君に相談すると何とも歯切れが悪そうだった。
何か知っているようだ。でも、教えてくれない。
明日少し問いただしてみようかしら?
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河野君は許可を得てから話してくれた。
どうやら巴瑞季は昔から心臓の病気を抱えていたらしい。
今はそれを直すための治療に専念しているとの事。
どうして知っているのか聞いたら、夏休みに偶然病院で会って話したらしい。
それで私を悲しませたくないから、黙っていて欲しいと頼まれたと教えてくれた。
どうせバレるんだから、ちゃんと言いなさいよ!
怒ってやりたい気持ちもあったが、ここは冷静にいこう。
巴瑞季が帰ってきたら喜ぶような文化祭にしてみせるのよ。
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あっという間に月日は流れていく。
文化祭まで残り三日というタイミングで、巴瑞季が復活した。
嬉しくて抱きついてしまった。
クラスメイトの視線なんか気にしない。
戸惑った様子の巴瑞季は可愛かった。
病気の事について、巴瑞季は少し教えてくれた。
何でもバーチャルリアリティーを使った医療実験に協力しているらしい。
治療費がタダなうえに人の役に立つのならと、協力を承諾したとの事。
そのためにこの街に越してきて、闘病をしていたらしい。
これで隠し事はないから、これからも仲良くして欲しいと頭を下げてきた。
頭を下げなくても友達なのにって、言ったら、わんわん泣いて抱きついてきた。
本当に子供みたい。
私も人の事は言えないか。
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文化祭は三人で回った。
わつぃたちのクラスは展示だけだから、自由な時間がたくさんだったからだ。
巴瑞季はたぶん全部の出店を食べていたんじゃないかな?
それくらいどこにいても食べ物を持っていた。
元気になって嬉しいな。
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これだけ楽しい時間を過ごしていても、河野君はどこか死んだ目をしてるような気がしてならない。
私は覚悟を決めて、放課後の教室で聞いた。
巴瑞季の代わりに死ねたらいいのにななんて、言うもんだからひっぱたいてやった。
もう、関係が戻れなくていい。
睨みつけてやった。そんな失礼なことを言うなって、言ってやった。
河野君はごめんとつぶやいて、教室を出ていった。
これから私たちはどうなるのだろう?
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怒った次の日、河野君が学校を休んでしまった。
放課後に巴瑞季にそのことを話すと何故か笑った。
理由を聞くと、私の事で喧嘩しないでって言われた。
そして一つの紙をくれた。
町内の祭りのチラシだ。
三人で行くのか聞いたら、河野君と二人で行けと言われた。
ちゃんと話し合えって、生きてるうちしか話せないんだからなんて、卑怯なことをい合われた。
でも、巴瑞季の優しさを感じた。
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これから私は祭りに向かう。
河野君を祭りに呼び出した。
昔に会った事があることを話して、告白するんだ。
もしフラれても今の私なら、巴瑞季との笑い話にできるだろう。
巴瑞季のおかげで強くなれたみたい。
最後までお読みいただきありがとうございますです。
このエクストラエピソードは書くか本当に悩みましたです。
元は前半を河野虎太朗目線で後半を葉山京香目線で書こうと始めたのですが、公募用にするに辺り、視点変更は良くないかなと考え……このような最後まで読まないと分からない形になりましたです笑
少しでも楽しかったやオチがよめなかったと感じてもらえたなら幸いです。
私は更新は遅くて申し訳ないですが、まだまだ書いていくのです。読者様の心の隙間に少しでも私の作品が住める未来を信じて頑張ります笑
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
また遊びに来てもらえると嬉しいです!
*感想、いいねは私の栄養なので、貰えると嬉しいですよろしくお願いします。




