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実録ドキュメント! 有名人の闇を暴く! クロードの過去と現在!


クロード・レミングスこと柿山常雄。


柿山常雄はアルフェンガルドに来る以前は日本に住む社会人である! (クソデカクソダサフォント)

(雷のSEサウンドエフェクト


働き始めて7年。

三十路を越えながらも同じ企業で毎日残業に悩まされながら出会いもなく、風俗に行く勇気もない為童貞を捨てることもなく、過労の為か同じく過労で頭が回っていなかったトラックに轢かれて事故死した。


彼が意識を失う直前頭を掠めたのは自身の唯一の楽しみであった食事のことだった。

食べても太らない体質だった彼は休みの日のたびに外食を楽しんでいた。

彼が夢想したのは食事、これから40年は生きるとして食べられなかった食事の事であった。

それと童貞を捨てられていなかったことがエッセンスになり、其処をアルフェンガルドの(自称)神に導かれたのだ!


その時の事を(自称)神さんにインタビューしてみました。


(※プライバシー保護の為、音声と顔に効果を入れています)


(♪コメディ調の音楽)

「ね、ね、『再生ネルジュエ』...な、なんで発動しないんだ!?

 『消滅リショミネー』も『崩壊プスラコ』も全くーーー」

「さっきのは目眩しのつもりかい?

 私の質問に答えずに逃げるなんて、よっぽど死にたいみたいだね」

「ひっ、ち、ち、違う。

 なんだ、おまーーー、ひっやめろ」

「聞いてる内容分かってるかな?

 脳味噌入ってる?

 なんでこんな奴をここに呼んだのが聞いてるんだよ?

 次、答えなかったら背中イくよ?」

「ひっぃいいいっ!答えます!答えます!

 私はそもそも信仰で力を得る神でーー」

「それは知ってるよ?私が創ったんだから。

 そもそも君は神じゃなくて、中間管理職みたいなもんだってのに。

 そうじゃなくて、なんで呼んで、ついでにこんな力を渡しちゃったかなぁって思って聞いてるんだよね。

 関係ない事を私に伝えたから取り敢えず一本イくね。」

(音量60%)

「ぁ、まっ」

(肩を回した時の良い音と鶏の皮を胸肉や腿肉から剥がす様な音。)

「アッギィィィャァァアアアアアッッッ!!!

 翼!私の翼がぁっっ!!!」

「答えなかったらもう一本イくけど、答えられるよね?」

「与し易い相手だと思ったんだよぉ!

 社畜とか呼ばれてる連中だし、人の命令を聞いて私の信仰を上げてくれる糧になるとーー。」

「そっか、そっか、分かってはいたけど君の口から聞けて嬉しいなぁ。」

「じゃ、じゃあーーー」

「あっ、動画止めるからちょっと待ってねーー」

(※この後自称神はスタッフ(アルフェ)が丁寧に殺害しました。)


(♪暗めで静かな音楽)

こんな考えで連れてこられてしまった彼、柿山常雄が次に目を覚ました時に目に入ったのは王城の謁見の間だった。

豪奢な飾り付け、大理石の床、漫画やゲームでしか見たことのない様な巨大な魔法陣。

その真ん中に若い金髪の青年の姿で柿山常雄は目を覚ました。

「おお、あの方のおっしゃられたことは本当だったのだ!

 見よ!ここに勇者が降臨なされたぞ!」

そう言って玉座から立ち上がったのは立派な髭を蓄えた老人だった。

男は自分の事をガルチノ帝国の王、ヴェルニリオス・ジェルドム・ガルチノ三世(※名前を覚える必要はありません。)と名乗り柿山常雄に向かって続いてこう言った。


「我々には無い力を神から与えられた筈である。

 正直私にも、王宮魔術師にも神のーーもとい御子様の言う事はよく分からなかったがーー、『ステータスオープン』と言えば自身の力が解る、と伝えろと下賜されておる。」


柿山常雄の頭には様々な言葉が並び消えていった。

いや、まさか、そんな、でもーーー。

逡巡した彼の中で膨れ上がっていく期待。

彼は趣味で小説を読んでいた。

主に転生物を、である

まさに此れはあり得ないと思いながらも彼が心の何処かで待ち望んでいた状態であった。


そしてそのまま柿山常雄は言われるがままに首を捻りながら言われた通りの言葉を吐いた。

「ステータス...オープン」

他の人間には見えない、ポップアップウィンドウ。

柿山常雄が空中で手を動かしている様にしか他の人間には見えなかった。

静まり返った謁見の間の中、王と王宮魔術師の筆頭が喉を鳴らした。


「...確かに特別な力が私にはあるみたいです。」

この時、王、王妃、王子、姫、王宮魔術師、近衛隊の全員に柿山常雄から探知の魔術がかけられていた。

おぉ...と沸き立つ周囲を王が杖を打ち鳴らしてその場を鎮めた。

「...疑っているわけでは無いのだが、何か一つお見せいただけないだろうか。」


王の申し出は尤もだった。

柿山常雄は当然知らないがガルチノ帝国は危機に直面していた。

そして、その解決策として、御子様(自称神が化けていたもの)に頼み、神と交信し、呼び出す方法を知る為に多大な犠牲を払っていた。

機嫌を損ねてはまずいかも知れない、だが、それでも力を見せてもらわなければ話にならない。

その言葉に柿山常雄はーーー


「分かりました、この場で何か壊しても良いものは有りますか?」


と伝えた。


「すぐ、用意する」

そう言われて、王宮魔術師に声掛けし数分。

用意されたのは魔術師が召喚した一辺1メートルはあるであろう立方体の金属の塊だった。

ただの金属ではなく、王宮魔術師数名の魔力を流し込んだ特注の神鉄アルフィオ(魔力を流し硬度が上がった金属の事元の硬さは当然、魔力の質が高いほど硬くなる。)。


「これ、どうなっても大丈夫ですか?」

その問いに王は頷いた。


柿山常雄はそれに手を触れ、抉った。

ゼリーをスプーンで掬うかのように、何の抵抗もなく。


目を擦る、王宮魔術師。

空いた口を塞げない近衛兵達。

そして、目を輝かせる姫と王子。


そして座り直していた王が玉座から降り、彼の前で膝をついた。

慌てて、止めようとする近衛兵達を王が一喝し止める。


「勇者様、試すような真似をして申し訳ございません。

 そして、重ね重ね申し訳ないのですがーーーこの国を救って頂けませんか。」

王の肩に手を乗せ、彼は答えた。

「...わかりました、このクロード・レミングス、貴方達の力になりましょう。」


沸き立つ謁見の間。


そして尻餅をつき腹を抑えるクロード。

「ところで、お腹が空きましてーー、食事をいただけませんか?」


(♪舞踏会で流れていそうな音楽)

そして、始まったのは宴。

周囲の貴族も巻き込み絢爛な舞踏場で行われた贅を尽くした食事、芸の数々。


その一夜を誰もが楽しんだ。


それから暫く、王城で彼は王から頼まれた魔人の殺害の為にこの世界について勉強した。

国は彼の為に心血を注ぎ、贅を尽くした環境を与えた。

国の博識者、武術家を呼び集め、その知識と戦法をクロードの頭に詰め込んでいった。

金をもらい2、3日経って消えるものも多かったが、そんな事は王は気にしなかった。


食事にも贅を凝らした。

竜種の肉、装甲獣の甲羅蒸し、大量の海産物、民から寄進されたヌシと呼ばれる存在の肉、飼い殺して酸気を抜き、甘味を足した粘性生物、竜馬カスクールの希少部位、果ては幻獣の幼児を手に入れ丸焼きにした。


そして、王と相談しクロードは国を脅かす魔人スヴェリアンジェルの討伐に向かった。

王は精鋭を貸し出そうとしたが、クロードはそれを断り、一人で討伐に向かった。

王城から20km程先の突如現れた魔人の住む宮殿へ。


そして、4日経ち。

魔人の宮殿が唐突に消滅した。

そして、その3日後クロードは帝国に凱旋した。

国民、貴族、王侯全員が喝采で彼を迎えたーー。

(ラッパの音のSE)




パチパチパチパチ

いやー良い話だねー。

すごく良いやつじゃん、柿山クロード君。

コレは殺すの躊躇っちゃうなぁ。


なぁんて、此処までは良いんだよ。

まぁ既に怪しい行動取ってるし、そういう風に編集したんだけどさ。

働きを見ればまさに勇者って感じだよねぇ。

前半はこんな感じ、まぁ良いんじゃない?

まぁ、私からしたら存在がダメなんだけど。

でも、一個前で言ってたでしょ?


美味しい思いをしている存在がその権利を離すか、否か。

彼の言う美味しい権利っていうのはなんなのか。


ふっふっふっ、嫌な予感してきた?

今のガルチノの内情は後で見せるとして、この後何をしたのか見てみよっか。





その後、王城の一階と、塔、周囲全体で一週間にわたり宴が開かれた。

王族だけは暗殺などの危険性の観点から二階より上から無礼講である事を告げ、参加できない辛さを伝え1時間おきに国民に声をかけていた。

より一層贅を凝らし、王宮のシェフが全員倒れ、城下から募集を募られ、大量に女給が募られ、代わる代わる劇団が呼ばれダンサーや吟遊詩人やらありとあらゆる者が、物が熱狂した。

酒を浴び、酒に浸かり、王宮の上に登り、王宮魔術師すら、娯楽の為に魔法を放った。


そして全員が、糸が切れたように意識を失った。


先ず、目を覚ましたのは姫だった。

自室にいた筈なのに、目が覚めたのは謁見の間。

普段ならついている筈の燭台も点いていない。

光を取り込むステンドグラスも夜だからか暗いまま。

玉座にいる誰か。

そして、鼻をつく異臭。


ふっとつく燭台。

目の前には、酒池肉林がーー、否、血池肉林が広がっていた。

血に汚れた服に包まれた肉片。

頭が何かに包まれた父親。

その何かがクロードである事に気付きーー、少女は泣き叫び、狂乱し、逃げ出した。


その声を聞き目を覚ました近衛兵がクロードと姫の間に立ち塞がり、上半身が消えた。

それをみて、さらに狂乱する姫の腕を掴み、クロードは詰め寄り耳打ちした。

「人って思ったより美味しいんですよ。

 能力もそれぞれ違う物が貰えますし、王様とかだともっと美味しいかと思ってたんですけどあまり変わらなかったですね。

 お姫様はどうかなぁ?

 あ、でもその前にーーー。」

そう言いながら泣き叫ぶ姫に覆い被さり、クロードは自身の獣欲を発散した。



彼は味に狂っていた。

狂うのも無理はない、彼は転生する際に授かった彼の技能故に腹が膨れることが無くなったからだ。

食べる事が唯一の楽しみだった彼にとって満腹にならない事は苦痛でしかなかった。

そんな中、自分の味覚だけは残っていた。

あらゆる味に舌鼓を打ちつつ、一向に満腹になれない中で彼の精神は摩耗した。

故に、人に食指が動くのもすぐだった。


たかだか20km程度の旅程に片道3日かかっていたのも。

王宮で周囲の事を勉強したのも。

魔人を殺しに行ったことさえ、最終的には全部自分の食欲中枢を満たす為だった。


3日をかけ、旅程で泊まった村落は全て食い荒らされ人っ子一人いない状況になっており、魔人の王宮が消滅したのも普通の戦いが面倒になって魔人ごと食い荒らした所為。

彼の通った後には文字通り草の一本すら残っていなかった。

それも当然、人間はおろか、動物まで食い荒らした結果報告する者が居なかったからである。

その為に王宮にその話が届く事はなかった。


そして、国民達が目を覚ました時。

全ては終わっていた。

王族と実力者達の死骸で作られたアーチ。

血の滴るその下で玉座に座る勇者クロード。

彼の出した声明はシンプルな物だった。

「一週間に一人、俺の食事になれ。

 家庭の中から誰か逃げればその一家は全員食べる。

 一人暮らしの人間が逃げたら追いかけて食べる。

 反乱が起きたら首謀者を食べて、偉い奴順に一日一人ずつ食べていく。

 代わりに俺はお前らを守ってやる。

 この無能な王族の代わりにな。」


事実上の独裁宣言。

勇者の力を知ってしまっていた国民達は首を縦に振るしかなかった。

柿山常雄は知る由はない、この王族がどれほど国民に慕われていたか。

そして国民は知る由はない、柿山常雄の心の闇を。


そして、クロードによるガルチノ帝国独裁が始まったーーー。

(女性の叫び声のSE)



実録ドキュメント!

有名人の闇を暴く!

〜クロードの過去と現在〜


      終

    制作・著作

    ━━━━━

     ⓀⒽⓃ




うー、食べすぎた。

生クリームのスプレー缶とチーズスプレー口にプシューってやつやってみたけど、美味しかったけど胸焼けするー。

罠だね、これは。


あっ、終わってた?

ごめんごめん。

気になるかもと思って上映しただけで、私はBGM代わりに垂れ流してそっちの食に舌鼓を打ってただけだから...。


うん?ⓀⒽⓃって何って?

いや、流石にそっちの世界のやつそのまま出すと作者君に止められるからひっくり...


あっ!神ホットネットワークの略!

とか...どうかな?

...ダメかな?

ダメだよね!

あっでも編集したのは私なんだよ!褒めて褒めて!

割と大変だったよ、そっちで調べたクソダサフォントとか、それっぽい恐怖を煽る曲とか作ってみたんだけど、全部初めての経験だったからそれなりに時間かかったんだからね!


あ、この話に嘘はないよ。

残念なことに全部事実。

よっぽど前の世界で鬱憤溜まってたんだろうね。

自分のことが関係ない世界、兵隊は居るけど警察なんて居ない。

法の整備はしてあっても、天涯孤独で現れたような物だからね、転生した自称主人公って。

盗もうが、犯そうが、殺そうが、自分に、自分の血縁に、自分がいた会社に、自分の友人と知り合い達に全く迷惑はかからないと思ってる。

そちらで言うマスコミ?マスメディアが正しいのかな?もいないしね。

お触れはあっても新聞とかTVとかは全くないもの、この世界。

彼が様々な事を勉強したのもそれを知る為だった訳だ。

ーーーだから何をしても許される世界だと勘違いしちゃったみたいだよ。


ふふ、君達ももし転生することがあったら気をつけなよ?

考えて欲しいんだ、自分を産んだ両親も誰もいない世界で、悪業も善行も含めて自分を毛先すら止められる物が居ないとしたら。

君達はどうする?

あくせく誰かの言う通りに働くかい?

...馬鹿らしいよねぇ?

本当に誰かを助けられ続けて、自身の命を投げ出して世界を守れる人。

ーーーそんな人間そっちにもそうそう居ないでしょ?

何かの利がないと人なんて動かないのさ。


まぁともあれ此れが、彼の過去。

唾棄すべきって言ってもいいね。

この独裁はその後20年続いてる。

今回は本当に勧善懲悪になりそうだね。


そうそう、ガルチノの内情はねぇ。

こんな感じになってるよ。

じゃあ、描写は任せるよ、カメリア。




えっ!?はい、こんにちは、ご紹介に預かりましたカメリア…です。

あ、こちら名刺になります。

?受け取らないんですか?

なんですか、アルフェ様?

え?この窓の向こうに物理干渉は出来ない?

丁寧な言葉遣いじゃなくてもいい?

じゃぁどうしてこんなものーーーーああ……嫌がらせですね。

では改めまして、今回、アルフェ様の手の回らないーーというか面倒臭いと思った部分を担当させていただくことになりました、新たに作られた神のカメリアです、どうぞ宜しく。


…あー、すいません。

あーしに質問しないで下さい。

アルフェ様は分かるんでしょうけど、私は其方の言葉が理解出来ませんーーというより何か話そうとしてるのは分かるんですけど声は聞こえないんです。

神格が足りないというか……。

そもそもこっちの声聞こえてるんでーーー困ってる様を見てニヤニヤ笑わないで下さいよアルフェ様。


一応、お目通りは叶ったということで、あーしが『透明化』『気配遮断』と『過去視』を利用して、確認してきた内容を説明していきます。


ガルチノ帝国内部のことでしたね。

まず入国管理橋から入って一歩目の時点で異臭が鼻をつきました。

腐臭と糞便と妙に甘い香りが混じった臭いですね。

それはそれは鼻がひん曲がるかと思いました。

で、かつて絢爛を誇っていた城下町は最早見るも無惨な姿に成り果ててました。

整備された煉瓦造りの道は罅割れ、抉れ、叩き割れている状態です。

こうなったのには理由がありまして、8年前に重圧に耐えかねた住民が武装蜂起したおりにクロードと呼ばれる城主が300名の武装集団を1人で蹂躙したみたいですね。

あ、『過去視』で見ました、一部始終。

ええ、文字通りの蹂躙。

巨大な獣が虫を払うことに娯楽を見つけたかのような、蹂躙でした。

胸糞が悪くなるほどの。

潰して、笑う。

喰らって、微笑う。

腹から二つに裂いて、嘲笑う。

逃げる脚を掴んですり潰して、嗤う。

たっぷり3日かけて300名の武装集団は蹂躙されてました。


まさに、酸鼻極まる光景でしたね。

力が及ばないと分かって逃げ出した集団の隠れた先を見つけ出して、巨大な触手に変化させた両腕で一人一人捕まえて、1人ずつ叫ばせるようにゆっくりと咀嚼しながら追い詰めていったり。

路地裏に逃げ込んだ複数名を袋小路に追い込んで、肉体の質量を増やして挽肉にしたり。

巨大化、粘液化した体内に取り込んで、微量な酸素を送り込み、ゆっくり溶かしつつ、もがく様を見せつけながら襲って来た人々をバラして粘液の中に次々放り込んで見たり。

…もういいですかね?

思い出すだけでもキッッッツイんですよね……。


と、いうわけで続きですけど、白で統一された土壁の家屋と店舗は汚れを整備していた補修獣リパーラーを操作していた王宮魔術師が殺された為、整備ができなくなってました。

あ、上の糞便の匂いも王宮魔術師が水道管理してたみたいですね。

甘い匂いはそれを誤魔化すためのお香です。

何も考えずに殺したんですかね、彼。

あ、こんなこと私には関係ないですね。


一応忍び込んできましたが、王宮内だけは綺麗でしたよ。

正門前と前庭に凄まじいアーチはありましたけどね。

さっき、アルフェ様の作っていた映像にあったやつですね。

数が増えてました、さっきの300人の一部で作ったりしたんでしょうね。

触って見たんですけど剥製みたいにしてありましたね、訳のわからないところにこだわりを感じました。


で、丁度1人、生贄に捧げられるのを見ました。

アーチを潜って行く時の顔は正に絶望そのものでしたね。

え?もういいんですか?

…時間が押してる?

わかりました、それではまた機会があれb…。


お疲れ、カメリア。

さぁ、余興も終わった。

君達にコレを見てもらっている間に殺し方は考えたし、お腹も膨れたし。

そろそろ、自称勇者君をブチ殺しに行きますか!



後書きという名前の与太話コーナー


あ、どうも。

改めましてこの度アルファ様から神を拝命しました、というか創られましたカメリアです。

私には皆さんの声が聞こえないので一方的なーーー


ーーブフッ!

声しか聞こえないからって何してるんですか!


勘弁してくださいよ全く。

弄られるのはアルファ様からだけでいいですって。


なんかちゃんと自己紹介して来なさいってアルフェ様に言われまして自己紹介します。


名前はカメリアです、なんかこの名前を言うたびに温かい笑み向けてくるんですよね、アルファ様。


年齢は2日です。

0歳0ヶ月2日ですね。

産まれたてみたいなものです。

身長、体重とスリーサイズ...?

いるんです?この情報。

身長は159cm、体重は51キロくらいらしいです。

アルファ様が創ったんでわたし自身が見たわけではないですけど。

あ、スリーサイズは上から72.61.78ですね。


髪色は金色です、瞳の色は真っ白ですね。

アルファ様が思う人間がこうなんじゃ無いって思ってる神様ってこんな感じらしいですよ。

え?女の子の見た目では無いんですか?

そこは趣味?

...まぁいいです。


技能としてはザックリ

『★認識消滅』『★過去視』『★体重消滅』『☆感知、罠無効』『暗視』『真実の眼』『精神通話』『隠密』『鍵開け』『音消し』『姿隠し』『記憶操作』『遠隔悪戯』『強制睡眠』『威光』『意削ぎ』『六根消滅』『光の槍』あたりですね。


説明ですか?

するんですか?アルファ様。

全部?

...流石に長くなりすぎません?


はぁ、じゃあ★の奴だけとりあえずってことで。

『★認識消滅』は『姿隠し』などを使用しても見つけてくる相手向けのスキルです。

『真実の目』とかを使われた場合ですね、相手の認識から消えます。

え?いしこ○帽子みたいなものって伝えろって?

はぁ、だ、そうです。


『★過去視』はそのままですね、その場の過去を覗き見れます。

その場で何が行われたのか、誰がいたのかとか、だいたいなんでも見れます。

当然過去を変えることは出来ませんけどね。

え?これもなんかあるんですか?

...はい、はい。

はぁ、えーっとJ○J○の五部のムー○ィーぶるーす?とかSIR○N2の過去視ジャック?に近いらしいです。


『★体重消滅』は今回は使いませんでしたね。

アルファ様から聞いたところによると自身や選んだ相手の体重を消せるらしいです。

お遊びで入れた?...だ、そうでぁあーっ!もう髪の毛無茶苦茶にしないで!

自己紹介中なんですから!

え?冷たいから?

...こ、今後気をつけます。


『☆感知、罠無効』はとても便利でしたね。

城に侵入した際に感知関係のスキルと大量のトラップが置いてあったんですけど、そのトラップを解こうとすると解いたことに対する感知の罠とかついてたんですよね。

当然罠の上を歩こうが何をしようが罠の上を通り抜けられますし、例えば球体の感知スキルだとバレないようにしようとしてもバレないようにする為にどうしても若干の違和感が残るらしいです。

気付く場合はそれで気付く人も居るらしいんですよね。

でもこれは...なんですか?アルファ様...かめれおん?


へー、そっちの世界の生物なんですか?こう、なんかちょっとアレですけど可愛いですね?

あっ、まぁそれみたいなものだそうで、感知スキルや魔力の膜による感知とかに応じて通った部分をその感知スキルとか魔力とかと同じ様に誤認させる?らしいです。

ごめんなさい、私も分かって使ってるわけじゃないんで...


ステータスですか?

えぇっと...はい。

全ステータス1000前後ですね。

この世界の生物には勝てるけど自称勇者や主人公達とアルファ様の戦いには首を突っ込めませんね。

多分持って30秒くらいです。

スキルも戦闘用殆どないんですよね。


趣味?

ってなんですか?

はぁ、何か気になって自分でやってる事?

いや、あーし、生まれて2日なんで特に思い浮かばないですね。


好きな食べ物?

これ見てる間に頂いたチョコとか言う物が初めて口に入れた物なので、好きも嫌いもこれから決まりますかね。

あ、この討伐が終わったらアルファ様とそっちに遊びに行けるらしいです。

食べ歩き?というのをするらしいですよ、オーサカとか言うところで。


あっなんです!その丸くて熱々のいい香りの球は!

アルファ様ずるくないですか!?

もう良いですよね!食べたいです!


(ドタバタという音とカメラの暗転。)



あっごめんごめん、やぁみんな唯一神だよ!

...なんか違うな、やっぱ今はアルフェでいいや。

カメリアは面白半分で食いしん坊のステータスちょっと振っちゃったから、食べ物には敏感になっちゃったね。

言われて気付いたけど確かに生まれてこの方チョコ一欠片しか食べさせてなかったや。


親子って感じではないけどネグレクトってやつになるのかな?


...言われなくても今後はちゃんと食ーべーさーせーまーすー!

私の事を認識していて自分について来てくれる存在なんて今まで創った事なかったからね、ある意味初めての親経験みたいなもんなのかなぁ。

今までの創りだした存在は完全に放任だったからね。


当然カメリアにもある程度の知識は授けてあるけど、実際触れたり食べたりもらわないと分からないこともあるからね。

そこら辺は楽しんでもらうつもりさ。


それじゃまた次で会おうね。

いつになるかわっかんないけどさ。


次はついにヤるぞー!

待たせてごめんね!お楽しみに!




(スペシャルサンクス)

今回のお話の作成に使った制作著作ジェネレーター。

https://seisakuchosaku.sacnoha.com/

前回のお話の時に使った突然の死ジェネレーター

https://totuzennosi.sacnoha.com/


ご利用させていただきまして誠にありがとうございます。

この場でお礼申し上げます。


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