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Memory Cage ~ メモリー ケージ ~  作者: アニマ
繋ぐ者
55/77

過剰期待

宜しくお願いします。


○登場人物

 ・俺 /俺ちゃん / 古本屋店員

 ・マスター /僕 / 古本屋店主

 ・猫 / 古本屋のペット

 ・サトリ / 依頼主

「マスター、しばらく古本屋休業だから、

 下行って休業の案内とか出してくるっす。」


「あ~そうだね。

 僕も行くよ。

 あ、サトリちゃん、食器洗いと

 その仔の相手お願いできるかな?」


マスターがお願いするのを聞きながら立ち上がると、大きく背伸びをした。


「この仔・・何て名前なの?」


「ん??猫。」


「そう猫の名前。」


「だから、ネコ。」


「え!?」


足元を動き回る猫から視線を外さず、何度も聞き返すサトリに、


「うちの猫の名前は、ネコっす。」


そう笑いながら伝えると、サトリも少し笑って猫を抱き上げると、


「可愛い・・。」


と、呟いた。

そんなサトリに、その場をお願いしたマスターを伴って古本屋に降りると、バックヤードの椅子にドカリと腰を下ろした。


「で、どうするつもりっすか??

 依頼料もだけど・・・。」


「ん~とりあえず依頼料か・・。

 今後の展開次第なんだけどね。

 5000万程度で、良いんじゃないかな?」


「あら~・・。

 大丈夫かな・・この依頼。」


「ま、何とかしないとね。」


そう言いながら、マスターは紙にマジックで ”しばらくお休みします ”と、書き始めた。


「で、それから?」


「とりあえず、僕は、サトリちゃんの持ってる薬を貰って調べてみるよ。

 薬が減るのはリスクだけど、もし分かれば、かなり有利になる。

 問題は、サトリちゃんを狙っているのが誰なのか分からないこと・・。」


「そこっすね。

 相手が、現状をどこまでの知っているのか、さっぱり。

 仮に、彼女を完全にロストしているとしたら、相手を待ってたら時間切れっすよ。」


マスターが、書き終えた張り紙とテープを持って立ち上がると、正面入り口に貼って戻ってきた。


「だね・・・。

 とりあえず、スマホは逃げてる途中で川に捨てたみたいだから、GPSで追っては来れない。

 一応、その他の通信機器をチェックしたけど無いみたい。

 サトリちゃんが逃げ出したのは、よっぽど想定外だったのかもしれないね。

 そうなってくるとロストの可能性高いよな・・仕方ない・・。

 ・・ねえ、どこか良い隠れ家って知らない??

 できれば君しか知らないところ。」


「はぁ??隠れ家??

 そんな場所、簡単に言うけどさ・・俺にはネカフェぐらいしかないよ。

 むしろ、マスターの方が持ってんじゃね?」


大体、何で俺がそんな隠れ家を持ってると思ったのよ・・。

ヤレヤレ、俺に期待しすぎ・・そう考えていた時、神様が降りてきた。


「・・・・・・・・あ!!ある!!!」


マスターが、ニッコリと笑って肩を叩いてきた。

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