ネカフェ三昧
宜しくお願いします。
○登場人物
・俺 / 古本屋店員
・記憶にない人 × 3
さてと、暫くはネカフェにでもお世話になりますか。
と、目についたネカフェで時間を過ごすことにする。
この何にも追われない無い感じ、嫌いじゃない。
雑誌にマンガ、ネットと、暇つぶしには事欠かない。
飲み物も飲み放題なのが嬉しい。
まあ、仕事の必需品の手入れも合間にはするけど・・まあ、大した物もないのでどうでもいい。
篭るのに飽きたら、フラフラと外を歩く。
そうだな、フラフラするのは夕飯もかねて夜がいい。
そんな生活を、4日程過ごすと、さすがにちょっと飽きてきた。
まあ、ダラダラするだけしておいて、贅沢な話だ。
そろそろ、懐も寂しい。
何をするにも、お金はかかる。
とりあえず、あと2日・・その後は、もう一度考えよう。
そう考えながら、今日は何を食べようかと夜の街を歩く・・。
今日は、トンカツにしようか、美味そうだ。
食事を終えて、今日のネカフェを求めて、またフラフラと歩きだす。
同じネカフェには、行きたくないからな~
と、考えながら、キョロキョロ周りを見ていると・・、
・・・・あ~やっとか・・・・。
なかなか来ないから、方向性変えるところだった。
待つのも誘うのも苦手だ。
って、俺も対人で苦手なことが多い・・マスターのこと言えないな。
とりあえず、少し走って様子伺いますか。
よっと!!
角を曲がったところで、走り出す。
ちゃんと付いて来てくれることを祈りつつ、後ろは振り向かない。
さて、この辺りなら・・・良い路地だ・・・ん?良い路地ってなんだ?
と、考えながら立ち止まり一言、
「ん?何か用??」
と、言ってみる。
かなり息を切らし若干後ずさりしながらも、
「ちょっと、聞きたいことがあってな。
少し顔貸してもらおうか。」
と、高圧的な声色でマウントを取ろうとしてくる。
見るからに、使い走りな感じ・・・。
なんて考えている間に、追加で2人も到着して周りを囲まれる。
なんだか、疲れてるけど大丈夫か?
「顔も知らない人、しかも3人に囲まれて黙って従う人はバカでしょう。
それに、顔は貸せないよ。
パンの人じゃあるまいし、
貸したら死んじゃうからね。」
3人ともイラッとした顔を見せる。
う~ん、この程度の会話に付き合えないようじゃ、
こいつらも人付き合いのスキル低そうだ。
とりあえず、改めてマジマジと3人の顔を見ながら記憶を探る。
・・・・駄目だ、本当に知らない人だ。
リアルでもデータでも、1ミクロンもお会いした記憶がない。
脳筋っぽい人3人相手にするのは、さすがに面倒だ。
手には、特殊警棒みたいなの持ってるし、
当たり所悪いと、死んじゃうんじゃないか、それ??
それにな~こいつら、もう会話する気ないみたいだし・・
「ハイハイ。
どうすりゃいいのよ。」
大きなため息をつきながら両手を上げるのと、
全身に衝撃と痛みが走ったのは、ほぼ同時だった。




