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Memory Cage ~ メモリー ケージ ~  作者: アニマ
奪う者
15/77

ネカフェ三昧

宜しくお願いします。


○登場人物

 ・俺 / 古本屋店員

 ・記憶にない人 × 3

さてと、暫くはネカフェにでもお世話になりますか。

と、目についたネカフェで時間を過ごすことにする。

この何にも追われない無い感じ、嫌いじゃない。

雑誌にマンガ、ネットと、暇つぶしには事欠かない。

飲み物も飲み放題なのが嬉しい。

まあ、仕事の必需品の手入れも合間にはするけど・・まあ、大した物もないのでどうでもいい。

篭るのに飽きたら、フラフラと外を歩く。

そうだな、フラフラするのは夕飯もかねて夜がいい。


そんな生活を、4日程過ごすと、さすがにちょっと飽きてきた。

まあ、ダラダラするだけしておいて、贅沢な話だ。

そろそろ、懐も寂しい。

何をするにも、お金はかかる。

とりあえず、あと2日・・その後は、もう一度考えよう。

そう考えながら、今日は何を食べようかと夜の街を歩く・・。

今日は、トンカツにしようか、美味そうだ。


食事を終えて、今日のネカフェを求めて、またフラフラと歩きだす。

同じネカフェには、行きたくないからな~

と、考えながら、キョロキョロ周りを見ていると・・、

・・・・あ~やっとか・・・・。

なかなか来ないから、方向性変えるところだった。

待つのも誘うのも苦手だ。

って、俺も対人で苦手なことが多い・・マスターのこと言えないな。

とりあえず、少し走って様子伺いますか。

よっと!!

角を曲がったところで、走り出す。

ちゃんと付いて来てくれることを祈りつつ、後ろは振り向かない。


さて、この辺りなら・・・良い路地だ・・・ん?良い路地ってなんだ?

と、考えながら立ち止まり一言、


「ん?何か用??」


と、言ってみる。

かなり息を切らし若干後ずさりしながらも、


「ちょっと、聞きたいことがあってな。

 少し顔貸してもらおうか。」


と、高圧的な声色でマウントを取ろうとしてくる。

見るからに、使い走りな感じ・・・。

なんて考えている間に、追加で2人も到着して周りを囲まれる。

なんだか、疲れてるけど大丈夫か?


「顔も知らない人、しかも3人に囲まれて黙って従う人はバカでしょう。

 それに、顔は貸せないよ。

 パンの人じゃあるまいし、

 貸したら死んじゃうからね。」


3人ともイラッとした顔を見せる。

う~ん、この程度の会話に付き合えないようじゃ、

こいつらも人付き合いのスキル低そうだ。

とりあえず、改めてマジマジと3人の顔を見ながら記憶を探る。

・・・・駄目だ、本当に知らない人だ。

リアルでもデータでも、1ミクロンもお会いした記憶がない。

脳筋っぽい人3人相手にするのは、さすがに面倒だ。

手には、特殊警棒みたいなの持ってるし、

当たり所悪いと、死んじゃうんじゃないか、それ??

それにな~こいつら、もう会話する気ないみたいだし・・


「ハイハイ。

 どうすりゃいいのよ。」


大きなため息をつきながら両手を上げるのと、

全身に衝撃と痛みが走ったのは、ほぼ同時だった。

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