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Memory Cage ~ メモリー ケージ ~  作者: アニマ
奪う者
14/77

予想の確認

宜しくお願いします。


○登場人物

 ・俺 / 古本屋店員

 ・マスター / 古本屋店主

 ・猫 / 古本屋のペット

目の前のスマホが、着信を知らせる。


「どうだった?

 予想は、当たったかな?」


「あ~多分な。

 確証はない、まだ推測の領域を出ていないな。

 もっと短絡的にいければ楽なんだが。」


耳元の声は、少し機嫌がいい。


「そんなにクビになりたいのかな?

 外れていたら、そうもいかないでしょ。

 とりあえず、お疲れさま。」


「にしても、声かけたら、逆に飯に誘われて焦った、焦った。」


「珍しい、焦ることあるんだ。

 まあ、いいや、今日の食事代は必要経費でいいからね。

 それと、カメラは回収しておいたから心配しないでね。」


「フン、俺も人間だからな、焦ることくらいはある。

 カメラは、了解。」


通話を切って、そのままコーヒーカップに

インスタントコーヒーの粉を入れる。

猫からの視線を感じつつ、立ったまま少し虚空を見つめていると、不意に


「ニャ~~・・。」


と、声をかけられ、ふと我に返る。

同時にコーヒーカップに、お湯を注ぐことも思い出す。

ソファに座り、隣にやってきた猫を撫でながら、

コーヒーを片手に、また虚空を見つめる。


「このコーヒーは、香りも味も良くないね・・。

 今日は・・かな・・。」


隣の猫に、話しかけてみる。

冷たい猫は、全く反応を見せず丸まったままだ。

別に返事を期待しているわけでもないが、

話しかけたら、こっちぐらい見ろよな。


自分のやるべきことはやった。

自分が彼と現場に出ていけば、あるいは自分が現場に出ていけば、

もっと単純に答えが出ることもあるが、それは、あまり芳しくない。

たとえ解決の近道になるとしても、それはしない。

お互いやるべきことは、予定通りそれぞれが受け持つ。


彼が、確認してくれる。

それが正しかったのか、間違っていたのか。

過程はともかく。

確実な答えを、彼が持ってくる。

僕は、それを待つだけ。

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