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ー11ー





(ここはもう一つ深く考えてみるとするか)





今までの僕の思考は、”こういう場合はこうなるであろう”という、ごく一般寄りの推論に基づいたものだった。



それゆえに失念気味だったことがある。



僕が相手にしているのは一般人などでなく、”ゆうな” という純粋無垢である上に、何をしでかすのか全く予想がつかない存在である、ということだ。



そして、もう一つ言えば――彼女は僕が知る限り嘘を吐けない。



正確に言えば、彼女の吐いた嘘は直ぐに分かるのだ。




”人狼はヨシオだよ”




そう言った彼女に嘘を吐いている様子は無かった。




――ゆうなはどうして、ヨシオのカードをわざわざ隠そうとしたのか



――仮にヨシオのカードが狼だったとしたら、ゆうなはヨシオのカードを隠すだろうか



……



あぁ、分かった。


そういうことか。




僕が今考えついたことは、とても道理が通っているように思える。



ゆうなは僕の目の前で、僕の答えを黙って待っている。



僕は、答えを告げることにした。







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