これは幸せの物語
男は幸せを求めて動き出す
俺は自信がなかった。イケメンには程遠く、人付き合いも苦手。仕事に行って誰とも話さず帰宅し、ゲームしているだけのつまらない人生。ただ生きているだけの人生。
そんな俺にもいつか幸せな人生が来ると思っていた。これは幸せの物語。幸せの一ページは今日から始まる。
ドスドスドス
なんてわけなかった。俺が甘かった。いたいいたいたい
??「何ぶつぶつ言ってんだよ!きめーんだよ!」
キャハハハハ
こんな俺を一途に思ってくれる女なんてやっぱりいなかった。
??「こいつ私に告白してきたんだよ!キモ豚の癖に!」
ジョボボボボ
幸せなんてなかった。そんなのまやかしだった。
??「こいつションベンかけられても反撃すらしてこねーwまじうける」
??「とりあえず、どこまで我慢できるか試してみよーよ!」
おいまて、やめろ。そんなことしたらさすがに死ぬ。
ぐちゃ
いたいいいたいいたいいたい
??「俺にもやらせろよ」
ぐちゃ
ああああああああああああああああああああ
いたいいたいいたいいたいいたいいいたいいいたい
幸せなんてなかった。そんなのはアニメやゲームの中にしかなかった。人並みの幸せが手に入るかもなんて淡い期待を抱いたのが間違いだった。
ぐちゃぐちゃぐちゃ
幸せが手に入らないなら全部コワシテしまえばいい
ドスドスドス
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す。
俺をこんな目に合わせたやつらを全員根絶やしにしてやる。それこそが救い。この世の摂理。
天啓を得た俺は、そこで死んだ。
生まれたのは・・・復讐心
目が覚めたら何千回も見た自宅のベットだった。
「いい朝だ。さて、殺しに行くか」
息をするように口をついて出た”殺す”という単語。気分は爽快だった。
「まずは俺に小便をかけたあの薄汚いチビからだ。」
幸せな物語を想像していたか?どんなハッピーエンドか気になったか?残念だったな。そんなものはこの世界にはない。コロシテコワシテオカシテ。
------------これは復讐の物語
みんな、コロシテヤル
いかがだったでしょうか
男は”自分なりの幸せ”を求めて突っ走ります。それはなにであっても止められません
お楽しみに