ごめんなさい
ごめんなさい
すみません
これはあたしの悪い癖。
ハナ子はいい子ですから 優しい人間ですから
他人の責任でさえ あたしが謝ってしまうのです。
なんて
そんなことはありません。
きっと言い訳をしたところでその人には伝わらない。
きっと大人は ハナ子を信じちゃくれない
そんなことばかり考えて 結局損をしてしまうのです。
だけどハナ子 最近言い訳をしてみました
それはあたしはしていません
それはあたしはわるくありません
きっと漫画やドラマならそれは成功だったでしょうが、
現実は失敗でした
その光景を思い出して ひとり 悔やむ夜が続くだけでした。
ハナ子は生きていていい人間でしょうか
ハナ子は死んでいてもかまわない人間ではないでしょうか
どうしてハナ子が損ばかりって
そんなの他人はハナ子の生き様なんて知りませんし 興味もないからでしょう
ハナ子は人に自分の悲しい話をペラペラ話す人が苦手ですが
ごめんなさい ごめんなさい
あたしをまだ ハナ子でいさせてください
好きも嫌いも 薄れて いつの間にかあなたはあたしの心にいなくなりました
まるで 一瞬の出来事
あたしはあなたが確かに好きだったのです