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そして変わる変わる
あたしが ハナ子になるたびに
奪われるものは
言葉なのでしょう
ハナ子は そんな子じゃないから
ハナ子は そんな子じゃないから
ハナ子は 今日もそんなあたしじゃない
「苦しいかどうかは、知らないけど
普通に生きたいよオレは」
随分カッコいいことをいうのですね
カッコいいだけでは生きていけない
世の中 カッコいいことだけで
上手くいくなんて
そんな風にできちゃいない、
それでも ハナ子はあなたが好きです
今日 嫌いになった友人とお別れをしました
悲しいお別れでした
一方的な怒りをぶつけたお別れでした
その子の文句を言っていたあなたたちは
その子に結局 ついていくのですね
あたし 自分が怖かったんです
あなたたちのグループは 面白い個性がいっぱい咲いていて
だけどあたし ハナ子だから
なにも咲けない劣等感の塊だから
必死に隠して 追いつこうとするのが
ずっと ずっと 怖かった
肩の荷がおりました
少しの間 フリーです。
それなのに このバカは
飽きることなく 愚痴り続けるのです
愚痴られ続けるのです
お互い様ですね、ばーか。