表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハナ子のはなし  作者: スキ子
いち
5/8

そして変わる変わる





あたしが ハナ子になるたびに

奪われるものは

言葉なのでしょう



ハナ子は そんな子じゃないから

ハナ子は そんな子じゃないから

ハナ子は 今日もそんなあたしじゃない





「苦しいかどうかは、知らないけど

普通に生きたいよオレは」



随分カッコいいことをいうのですね

カッコいいだけでは生きていけない

世の中 カッコいいことだけで

上手くいくなんて

そんな風にできちゃいない、



それでも ハナ子はあなたが好きです




今日 嫌いになった友人とお別れをしました

悲しいお別れでした

一方的な怒りをぶつけたお別れでした

その子の文句を言っていたあなたたちは

その子に結局 ついていくのですね




あたし 自分が怖かったんです

あなたたちのグループは 面白い個性がいっぱい咲いていて

だけどあたし ハナ子だから

なにも咲けない劣等感の塊だから

必死に隠して 追いつこうとするのが

ずっと ずっと 怖かった




肩の荷がおりました

少しの間 フリーです。

それなのに このバカは

飽きることなく 愚痴り続けるのです

愚痴られ続けるのです

お互い様ですね、ばーか。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ