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第七話 弘二の願いが叶う条件は兵器に成れば満たされる

賞金首のヴイーヴルに賞金稼ぎがやってくる、シリアスアレルギーのシリアス破壊兵器は最後までシリアスを保つ事ができる訳無いです

不意を突いて放たれた矢は弾かれて、まんまと姿を見せたのは、賞金稼ぎの男で名は 加瀬木 泰三である 泰三「誰だか知らないが……賞金首のドラゴンを庇うとはな……しかもお姉ちゃんと言ったな? 自分の姉を武器にするとは外道め!! いいか? その矢には毒が塗ってある、擦っただけでも死んでしまう程のな!!」 トネリコ「え? 私、元気でピンピンしてますけど死ぬんですか?」 泰三「粘っているようだが直に死ぬ!! 痩せ我慢は無駄だ!」 REN「お姉ちゃん死なないで! 死ぬならせめて……形見に……」 トネリコ「いや……私、まだ死んでない……けど欲しい物があるなら可能な物ならあげるわよ? 何が欲しいの?」 eye『力が欲しいか?』 REN「胸分けてください」 トネリコ「分けれる物じゃ無いのよ? 解るでしょう?」 REN「くっ……殺せ!」 eye『何を迷う事がある奪い取れ! 今は悪魔が微笑む時代なんだ!』 ドラ美「焚き

付け無いでください師匠!!」 弘二「僕じゃない僕じゃない……人工知能みたいな感じのAIか何かのアイが言ったんだ」 ドラ美「AIが搭載されているんですか師匠……すいません」 REN「貴男誰ですか!! 危ないじゃないですか!!」 泰三「悪党に名乗る名は無い!!」 eye『うっわ、くっさ。』 弘二「悪党に名乗る名は無いキリッ!! だってよ!! ファーwww」 eye『くそワロタ(棒)です。』 泰三「戦車だと!? 上等だ! 鹵獲してやらぁ!!」 弘二「HEY!! メーン! やってみろよぅ〜出来るんならなぁ! ベロベロベロ〜」 eye『きさまの地獄が目にみえるわ〜!!』 ドラ美「あー……懐かしいですね……元家族のヒステリーな元母がこの煽りで憤慨して病院に運ばれたんですよね〜」 REN「うわぁ……私、こんな煽り方されたら、相手の首をもぎ取るかもしれません……」 トネリコ(レンって

武器が有る時に敵と遭遇するとこうなるのよね……素手でも十分強いけど武器さえ無ければ真面なのだけど……) 泰三「くっ!! 誰がそんな挑発に乗るか!! 戦車から出てこいチキン野郎!!」 弘二「え〜? なーんだって? すまんね〜聞こえ辛いんだよ〜耳に焼夷弾が詰まっててなぁ〜で? どうしたんですか〜? 鹵獲するんじゃないんでちゅか〜?」 eye『ヘイヘーイ♪ 泰三びびってるー! HEY〜HEY!HEEEEY!!』 泰三「何故俺の名を……グググだがこんな挑発では」 弘二「どうしたぁ泰三ォ!? 恐いのかー? 後ろにもまだもう一人仲間がいるんだろー! hello!!」 泰三「へへへへ 誰がてめーなんか。てめーなんか恐かねぇ!! 野郎、ぶっ殺してやらぁ!!」 ヴァグラス「落ち着けタイゾー、フン……何故、二人居ると判った? 完全に気配を消していた筈だが?」 弘二「後衛が簡単に表に出てくる訳無いだろうがよ……前に出てる奴に意識

を向けて虎視眈々と狙ってたんだろ?」 ヴァグラス「凄まじい推理力だな……良いだろう……もう隠れる必要は無いな、我が名はヴァグラス! 地獄に旅立とうと忘れる事の無きよう! 貴様は この最悪の夜と共に我が名を脳裏に刻み込め……」 泰三「ちょっと待ってヴァグラス、待って?」 ヴァグラス「……何だ?」 泰三「いや、ほら……その、格好いい決め台詞〜って〜そのさ俺、聞いてないですやん?」 ヴァグラス「……何が言いたい?」 泰三「いやいーや、別に何でもないけどさー俺も格好いい台詞言いたいですやん!?」 ヴァグラス「戦闘中に何を戯けた事を言っている!! ふざけるな貴様!!」 泰三「いやいやいーや、ヴァグラスゥ、その決め台詞事前に考えたのか? 相談しようぜ〜? お前よ〜ォ、今 夕方だよぉ〜? ね? 相談しようぜぇ? タイゾー君タイゾー君、敵に言う決め台詞とか前口上決めようよ〜って相談しようぜ? な?」

ヴァグラス(……???) eye『ちょっと〜止めなよ男子ぃ〜バグらす君困ってバグってるよ〜?』 ヴァグラス「バじゃない! ヴァだ!! ヴァグラスだ!! くっ一時撤退だ! 報告しなければ……」 弘二「ティーガー2!! じゃ撃つよぉ〜5〜4〜3〜2〜1ストローロケット3号発射ぁぅ!!」 eye『サンダアァァバアアアドォォ。』 ドラ美「年代がアイさんだけ違いすぎです!!」 ヴァグラス「何だこの破壊力は!? 岩が!!」 泰三「戦車砲だ……アイツ撃ちやがった……」 弘二「今のは威嚇射撃だ……判るか? この威力だ、当たるとどうなるか解るだろ?」 泰三「本当に威嚇なのか? 狙いが外れたんじゃないか?」 ヴァグラス「いや、あれは……態と外したんだ……次は当てられるやもしれん……奴は手足れだ」 弘二「察しが良いなぁ? そいつと違ってな」 泰三「手練れだと!? お前異世界転移者だろ? 俺と同じな

んだろ? お前に同郷の俺が撃てるか? 碌に兵器どころか武器すら扱った事無いんじゃないか?」 弘二「いや、違うぞ異世界転移者じゃないぞ」 泰三「嘘を吐くな!! 気付かないとでも思ったか? 元の世界のネタをふんだんにしゃべったり、戦車を使ってよ!?」 弘二「では今さながら自己紹介をしようか」 泰三「何だと!? お前等は討伐されるのだ! 自己紹介なぞ必要無い! お前等が敵で有る以上はな!!」 弘二「Hi! I'm Koji! Koji of a tank!」 eye『HEY! I'm an eye, an eye of artificial intelligence.』 泰三「え? な……何て言って……は? 俺は英語が苦手なん」 弘二「今だ! 発射ァ!!」

泰三「ぐわあっ……卑怯者め!! 岩の破片を飛ばしやがった!! くっ……右目が……」 eye『くっ――右目がっ――右目に封じられし邪悪なる漆黒の大いなる古の聖なる神の力がっ! 鎮まれ――鎮まれオレの、右目に封じられし邪悪なる漆黒の闇にして大いなる古の聖なる龍神の力あぁぁ。九咀輪炉咫(クソワロタ)』 弘二「僕は弘二! 戦車の弘二さ! よろしくな!! うぇぇぇい!」 泰三「くっ……この煽りスキル極振り野郎共め! 戦車から引き摺り出して……俺の右目よりも痛い目にあわせてやりてぇ……」 弘二「僕は異世界転移者じゃない、異世界に兵器として生まれ変わった転生者! 引き摺り出すなんて不可能だ!!」 eye『自己紹介して大丈夫なんですか? 賞金首にされて余計な敵が増えますよ?』 弘二「……僕はどうして戦車に成ったか解らないが、仲間とかを護る為だったのかもな……」 泰三(あれ……変だな……俺は異世界転移系物語の主人公に成

ったはずだ……コレじゃあ俺は……悪役じゃないか? なんで敵がハーレム作ってんだよ……なんで戦車が主人公みたいなんだよ……) ドラ美「格好いいです師匠!! 誰かを守る為に兵器そのものに成って戦うなんて素敵です!」 eye『実際には、Kojiさんの死に際に願ったのはちょっと違う願いですね。』 弘二「僕が何を願ったのか知ってるような口振りだなアイアイ?」 eye『知ってますよ? 前からデータベースにありましたが面白そうなので黙ってましたからKojiさんは戦車ゲーム後に立ち上がり損ねて転倒、頭を打ち』 弘二「頭打って死んだのか……」 eye『Нет.頭を打った反射で前に体重が行き、Kojiさんの銃身と弾倉を潰した痛みによるショック死です。』 弘二「…………」 泰三「うわだっさ……俺はこんなヤツに目をやられたのか」 弘二「…………」 eye『そして願いですが、ああ……次生まれ変われるなら飲食や睡眠の必要が無くて二足歩行よりも安定した移動が出来て頑丈な主砲と無限に撃てる尽きないタマを持って転生し

たいな、そして出来れば女の子に乗られる様な感じで……という願いですね。』 ドラ美「思ったより下劣な願いですね師匠……まあでも生物的には正しいですよ?」 eye『戦車に成って良かったじゃないですか、大体叶って良かったですね。』 REN「コージさんらしい理由なので安心しました」 泰三「フッハハハハ!! 言葉すら出ないか? 無様だなコォォォジィィィ!! 兵器は生き物ですらない!! 前にネットで見た[ワイ突然戦車になって異世界に飛ばされたんごwww]って書いてた つまらん書き込みに完全一致だな!! ザマアミロ!! アグッ?」 突如無言で放たれた砲弾が泰三を吹き飛ばす ドラ美「師匠!? 何を……」 REN「コージ…………さん?」 弘二「僕はそもそも 賞金首に成りたい訳じゃない、賞金稼ぎは賞金首が良いヤツか悪いヤツか〜なんて関係無く、賞金目当てで来るから、どのみち僕達を報告させる積もりもない、勝手に賞金首にされたドラ美を助けて連

れ出す事を常に考えていた、だから自己紹介をした所で僕等を知ってる敵が情報を話す事も出来ない、それにアイツは吹き飛ばして気絶させただけだぞ」 REN「割と狡猾なんですねコージさんって……ノリと勢いと当てずっぽうで行動していると思ってました……」 弘二「スレンダーさん辛辣ゥ!! でも僕は嬉しいんだ」 eye『そうですか、そうですか、つまりアナタはそういう嗜好のsaltyKojiさんだったのですね。』 弘二「いや、そういう意味で言ったんじゃなくて戦車に成って嬉しいって意味だ、僕は戦車に成った事を悲観してる訳じゃない、むしろ出会ったアイの御蔭で寂しくなかったんだ、言っただろ? 孤独感はなかった崎だとな、そこからどんどん仲間が増えていき賑やかで楽しいんだよ、無様? 滅相もない、アイは可愛い嫁だし、スRENダーさんも脚とすっきりとしたお腹はそそるし、トネリコ姐さんは頼れるし、ドラ美は深刻なツッコミ不足を補えるし何しろ美形で師匠って呼んでくる人外娘だぞ人外娘!?」 REN

「ちょっと止めてください! こんな時にアイさんを爆発させる様な事を言わないでください!」 eye『流石に慣れました。』 弘二「さーて、ヴァグラスさん? 今さっき戦車を知ってる同郷のヴァグラスさんの仲間は気絶して、戦車を知らないヴァグラスさんだけが、残った訳だけど? キュルキュルキュラキュラ」 ヴァグラス「近寄るな!」 弘二「OK、ヴァグラスさん近寄らない、ヴァグラスさんは情報不足な相手に真っ向から戦わない、賢さがある性格だと思っている、そこでだが、取り引きしようぜ?」 ヴァグラス「取り引きだと? 一体何が望みだ……」 弘二「取り引き内容は、僕達を追わない事だ、僕達の情報を公開しないで諦めてもらう事が望みだ」 ヴァグラス「……此方側のメリットは?」 弘二「命だな」 ヴァグラス「ふむ……なるほど……つまりはこの威力で何時でも岩の様に破壊出来るぞ、だが敵対的でなく諦めて去れば命を助ける、そしてもしも情報を話して何人で立ち向かお

うと返り討ちだぞという意味だな?」 弘二「exactly!! ご名答!!」 ヴァグラス「理解した、だがこの取り引きには乗れないな……」 弘二「え〜?参ったな……受け入れてくれると思ったのに」 eye『処刑します? 処刑しますか?』 ヴァグラス「私を仲間に加入させてほしい、それが取り引きに乗らない理由だ」 弘二「いいぞ。」 REN「えー……そんな簡単に仲間入りしちゃうんですか……」 トネリコ「確かに……あの○イソーって方は裏切って良いのかしら?」 ドラ美「節子……それタイゾーやない……100円ショップや……」 eye『確かに、簡単にモリ○ーって方を裏切り仲間に成っても信用性は余り無いかと。』 ドラ美「愛知!! それは愛知県のゆるキャラ!!」 弘二「ンナハッハッハ!! 大変だなドラ美〜」 ドラ美「本当にこの名前表記ヤバいですって! 絶対元の名前と同じように漢字をミって読みますもんコレじゃあ!! カタカナ表記で

ドラビにしないとヤバいですって師匠!!」 eye『ドラビーちゃんの〜ダイナマイッ!』 ヴァグラス「安心しろ、あのたわけ者とは合わないんだ、コイツと組んでると命が幾つ有っても足らないヘマをしでかす大馬鹿者なのだコイツはッ!」 そう言いながら、気絶をしている泰三にヴァグラスは蹴りを入れる 弘二「ヴァグラスさん止めなよ……気絶してるのに……」 REN「コージさんって意外と優しいんですね」 弘二「起きるとめんどくさいからなぁ……所でどんなヘマ仕出かしたんだ? チョリソーは……」 ドラ美「それはソーセージです師匠!!」 ヴァグラス「今回は下手をすると命が危なかったからな、普通ならば命を落としてもおかしくなかったヘマを仕出かしたんだ」 弘二「なんです?」 eye『値段だ』 ヴァグラス「魔法の呪文を詠唱中に邪魔をされたんだ、だから何時もはコイツを囮にして不意を突くんだが」 弘二「確かに囮か鉄砲玉にしかならなさそうだな……」 eye『万

歳日本兵かミ』 ヴァグラス「ああ……痛い目をみても簡単には懲りないし、いつもコイツだけ幸運にも軽傷か、無傷だがコイツと組んだ奴は無事じゃ無いからな、私は後衛に徹したからか長続きして今まで死ななかったのか不思議な位だが危ない時は何度もあったな、すぐ前に出たがるんだ」 弘二「なるほどつまり、もうコイツとはやってられんと?」 ヴァグラス「ああそうだ、さすがにコイツの幸運も今回は気絶するほどの相手だった様だがな」 弘二「それじゃ行くか皆……レッツゴーだにょ」 eye『チートレベルの凄腕ゲーマーに知徳そうなヴァグラスさんが仲間に成って――これぞまさに――チートバグかミ』 ヴァグラス「ヴァグラスだ……」


バグで敵の賞金稼ぎの片方が仲間になります うーん、バグは いいぞ。

ヴァグラス

[種族:センタウル 性別:牝馬(ひんば) 年齢:五歳 容姿:仕事中は宝塚にいそうな美人な上半身だが馬の部分は驢馬 髪質:紺青色でふわふわサラサラ 能力や性質等:ロバ並の積載量とロバ並のスピード、剣と弓は得意 弱点や能力の代償等:仕事中は凛々しいので男に間違えられる事があるのを少し気にしてる 後ろが見えにくい 性格:仕事中や戦闘時は真面目腐る洒落っ気の余り無い奴だが応用力と適応力は高く余程の事が無い限り何かを投げ出す事はない 普段はクールにしてのんびり屋さんだ。備考:ガーヒーガーヒィガヒィ、加瀬木 泰三は守銭奴にして人外娘は好みじゃない異形が苦手な異教徒なのもあり戦闘時や仕事中は凛々しいヴァグラスに対して男だと勝手に思ってた為に嫌われる一因にもなりクールだけどのんびり屋な一面を知らない]

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