第二十六話 初めてのリスポーン〜小さな死の妖精〜
前回のあらすじ
コボルトのスチュアートにパイを焼き手懐け
ドラ美のひいオジジの辰馬へと預けて戦闘訓練を依頼
弘二達一行は、班程度しかいない仲間を危険に晒す訳にはいかない為、スチュアートが戦える程の兵士になる事を願い
辰馬を教官に分隊を結成させた
武器屋兼兵器の弘二は、更に旅を続けるのである
弘二「うーん……
これは……どうしたものか〜」
弘二は、大量の岩石で囲まれていた
身動きが取れない様に
ドラ美目当てのバウンティハンターによる策にはまり、落石トラップを喰らったのです
eye『良かったじゃないですか、直撃を回避して
流石BT-7ですね。』
ドラ美「師匠……冷静ですね……
肝を冷やしましたよ……
凄い動きでした……」
REN「コージさん……私
吐きそうです……」
トネリコ「楽しかったわ〜♪」
ヴァグラス「大丈夫か?」
弘二の後を駆けてきたヴァグラスが追い付いた
katharos『OHHHHH!!
BAD.HAPPENINGデース!!』
ヴァグラス「止めろ!!
大声を出すなカタロス!!
私は、耳が大きいんだ!!」
katharos『wow!
sorry.ponyデース♪』
ヴァグラス「私はロバだ!
ポニーではない!」
katharos『OHHH♪
donkey〜♪』
eye『ゴリアピしてください、ゴリアピ。』
ヴァグラス「不敬だぞ貴様等」
賞金稼ぎマッドLV.20「よーし!
そのまま動くなよ!」
バウンティハンターのマッドが崖の上から、ロープで降りてくる
ドラ美「マッドさん……」
マッド「久しぶりだなヴイーブル!!
以前は、脚を2本切り落とせただけだが
今回はその首を貰うぞ!!」
マッドが、ロープで降りながら
格好付けているが、矢鱈慎重に降りている所為で
とても遅い
弘二「てめえか!?
てめえかよ!!
おい!!」
マッド「いいか!?
オレが地に舞い降りた時!
お前等の最後だ!!」
弘二「撃っていい?」
eye『良いんじゃないですか?
むしろドラちゃんは、どうして脚を切られたんですか?』
ドラ美「ドラちゃんって呼ばないでください!!
マッドさんは運が非情にも良いんですよ!
悪運が強くてどうしょうもないんです!!」
弘二「どれどれ?
発射ぁーーー!!」
ロープにhit!
マッド「うわあああああああああああ」
マッドは、崖肌の
生えている木に連続で革の紐が付いた服が引っ掛かり、地面で尻餅をついた
eye&弘二『「じつに運が良いなきみは」』
ドラ美「夫婦漫才はいいですから……
逃げましょうよ……」
マッド「逃がさねえぜ〜!
オレはハンターのマッド!
ハンターは狙った獲物は逃がさねえ!!」
トネリコ「にゃ?
ねえ、レン?
あのハンターさんが持ってるのって
銃じゃないの?
アーティファクトって言ってなかったかしら?」
REN「そうですよ?
アーティファクトの銃を使う人は珍しいんです
なにせ、もう生産がストップといいますか……
造れる方がいないんですよ」
弘二「なるほどほてぷ
つまり、レンさん以外も銃使いはいるのか〜」
マッド「……はうっん!?
や……やあ!
素敵なお嬢さささん!!」
弘二「言われてるぞ〜
ヴァグラスさん」
ヴァグラス「私をからかうな!!
目線が私を見ていないぞ!!」
マッドは、RENの手をがっしり掴んだ
REN「わわわわ!!
私ですか!?」
弘二「止めとけ、止めとけ!」
eye『RENさんは、肉付きが悪いんだ。』
REN「後で半壊させますよ!!」
マッド「お嬢さん!!
こここ……恋人とか好きな人はいるのかな!?
良かったら結婚を前提に正規のお付き合いを!!」
REN「えっ……いや……その……ごめんなさ」
弘二「血痕を前提に性器の雄突き合い!?
興奮する〜!!」
eye『うわ。
やめてね。』
ドラ美「変態だらけの小隊……
小隊?
そういえば師匠……
この人数だと、班なんじゃ……」
弘二「大丈夫だよ
バランス良〜く
仲間を増やすから、ちゃんと小隊になるよ」
REN「でもその……ハンターさん……」
マッド「オレの事はマッドと呼んでくれ……
オレはお嬢さんの心を射止めるハンターさっ!」
REN「マッドハンターさん……その……ごめんなさい
マッドハンターさんはタイプじゃなくて……」
マッド「そ……そんな……
オレの何がいけないんだ!?」
REN「まず、第1にマッドハンターさんは、ドラ美さんの脚を切ったじゃないですか?
女性の身体を傷物にして責任をとらないのが信用できません」
ドラ美「レンさん……
マッドハッターみたいな呼び方ですね……」
弘二「感動がツッコミに負けた!」
マッド「いや……このヴイーブルは懸賞金が掛けられている賞金首だから……」
REN「後は……
毛が足りない」
マッド「毛が足りない!?
いやオレは禿げてねえよ!?」
弘二「レンさんケモナーだからなぁ……
ズーフィリアって言った方がいいのかな〜
モフモフした動物好きなんだ」
マッド「お……オレは
実は人狼なんだ!!
満月の夜に狼になるんだ!!」
REN「証拠は有るんですか?
もし嘘なら、肉片にして犬の餌にしますよ?」
eye『男は狼です。』
弘二「語尾にガンスってちけろや!」
ドラ美「師匠もアイさんも幾つなんですか!?」
弘二「享年21歳
兵器に生まれ変わって零歳児バブゥー♪」
eye『年齢はありません。』
ドラ美「知識にばらつきが有って地域や世代が違うのに知ってる事が有るなんて……
生まれと年齢言っても信じてくれませんよ?」
弘二「いやまあ……確かに
近所のおばちゃんとかお婆ちゃんに話を合わせたり出来るから
頻繁に話し掛けられたりしてたけどね
おばちゃんは、いいぞ〜?
情報屋みたいで
気に入られたら危険な人に絡まれた時、どんどん広めてくれるの」
ドラ美「うわあ……」
マッド「なあ、良いだろ〜?
タイプなんだよ〜」
REN「いや……
止めてください!!
キスしようとしないでください!!」
弘二「んも〜!
ちょっとダンスィ〜!!
フローレンスちゃん嫌がってるじゃないのよ〜!」
eye『んも〜
ちょっとダンスィ〜
flooringちゃん抗菌まな板じゃないから菌がついちゃうじゃないの。』
REN「ブッコロ」
トネリコ「マッドさんは、どうしてレンに一目惚れしたのかしら?」
マッド「決まってるだろ!!
その程よいサイズの美乳……
その見た目……ああ……」
トネリコ「にゃ……」
弘二「マックス……
それ、ドロップやないパッドや」
ドラ美「師匠!?
マックスはだめですよ!!」
マッド「は?
パッド!?
……すまんがお嬢さん、オレの事は諦めてくれ……
なぁに、そのうち良い相手が見付かるさ」
REN「ヴ……ヴヴヴ……」
ドラ美「なにレンさんが降られた感じにしてるんですか!!
レンさん今まで見た事無い顔で怒ってますよ!?」
弘二「僕は、レンさんのスタイル好きだぞ!!
ちっぱいに顔を埋めたいくらいに!!」
ドラ美「師匠!?
フォローになってませんよ!?」
トネリコ「みんな逃げるのよ!!
レンの究極魔法が来るわ!!」
フローレンスが、更に黒くなってゆく
弘二「え〜?
究極魔法って初耳なんだけど……
まるで犯人みたいに黒……」
▽▽▽
クッコロの森の中にある村
弘二「……アイエエエエエエ!?
クッコロの村!?
クッコロの村ナンデ!?」
eye『リスポーンです、最後にチェックポイントに設定された場所です。』
??『おお〜せんしゃよ〜
しんでしまうとはなさけない――』
弘二「誰!?
アイアイこの可愛いの
ちっこい!!」
手のひらに乗るサイズの、メイド服と死神の要素を融合させた様なフード付きのゴスロリローブを着た女の子が
弘二の回りを飛び回っている
eye『人格データ【死神】です。』
弘二「なんで実体あるの!?」
eye『神ですから。』
??『死神だよ〜』
弘二「そういえば、レンさんとトネリコさんがいないんだけど
ドラ美とヴァグラスさんは何処?」
eye『donkeyはそこで気絶してますよ。』
ヴァグラス「何があった……」
eye『RENさんが、爆発しました。』
弘二「なんでみんな居ないの?
ドラちゃんは?」
eye『この場に居ないなら、死んでいないという事です。』
ヴァグラス「待て!!
私は死んだのか!?」
??『初めて死んじゃったね〜』
弘二「えっと……
死神ちゃんって名前有るの?」
??『ああ〜
オリジナルの名前は、リーパーだよ〜
私はオリジナルを元に作られたんだけどね〜
好きに呼んで良いよ〜』
弘二「じゃあ、スムルトちゃんって呼ぶね?」
smrt『あいあーい〜』
eye『何ですか?
смрт。』
smrt『何が〜?』
弘二「スムルトちゃんって何かしらの能力か、僕に追加される機能は無いの?」
smrt『破壊と創造だよ〜』
弘二「わからん!さっぱり、わからん!」
eye『gameで例えるなら、解体をして素材に戻すです
それ以外なら、組み立てた積み木を崩して
新たに別の物を作れる様にする事です。』
弘二「つまり、ポイントで変身出来る様に成ったティーガーとかジークフリートをポイントに戻せる?」
smrt『あー
うーんと――そう
後は、世界のパーツに破壊機能のあるパーツと物質を生み出す機能があるパーツが追加されるよ〜』
弘二「ピース
何が追加されたの?」
piece『爆薬でございます、自爆兵器を作り上げる事が可能となっております』
弘二「……ふ号とかパンジャン?」
eye『パーン♪ジャン♪』
弘二「可愛いな……
アイアイの基礎になったオリジナルに会ってみたいなぁ〜
きっと可愛いんだろうなぁ〜」
eye『オリジナルのdataは、April foolという事以外には相性の善し悪しのdataしかありません。』
弘二「相性が良いって?」
eye『相性が良いと、取得が容易い人格dataが
【death】【strength】
【wheel of fortune】
【the start】【the world】等です
オリジナルが仲が良かった、または好かれていた
好いていたのどちらかです。』
弘二「良い接点が有ったって事か〜」
eye『それ以外は、普通か嫌いです
相性が悪いと、他の人格dataは沈黙や非難をしたり険悪な状態になります。』
弘二「ピースとアイアイって仲が悪いって事?
ピースあんまり喋らないけど」
eye『普通に寡黙なだけです、基本的にthe worldは誠実な人格です。』
ヴァグラス「おい、フローレンスとトネリコとドラビと合流しなくて良いのか?」
弘二「……どうやって行こ……ここクッコロの森の中にある村だよ……」
bread「久しぶりですねぇ……ちょうどパン焼いたんですけど食べます?」
ヴァグラス「うむ、貰おうか」
bread「半額の5Cね」
ヴァグラス「3つくれ」
bread「まいどどうも
一つおまけつけとくね」
ヴァグラス「15キャッシュで焼きたてパンが3つでおまけで焼きたてパンを付けてもらったぞ!」
弘二「めっちゃご機嫌だなぁ……」
ヴァグラス「トネリコとドラ美とフローレンスと私の分だ収納してくれ」
弘二「はいよ」
eye『私の分は無いんですか?』
ヴァグラス「食ってみろよ」
eye『無理ですね。』
ヴァグラス「バカ言ってないで迎えに行くぞ」
弘二「距離が遠いよぉ……って、アイアイ1人でも死亡すれば全員リスポーン地点で復活するって……」
eye『updateによる仕様変更です、クソアプデです。』
弘二「言ってよ!!
いつアプデ変更されたの!?」
eye『fool userのアンケートです
【死亡した者だけリスポーンさせて! めんどくさい!!】
【フールがオーバーヒートする仕様変更して!!】
【フール黙れ】
等の様々な意見のautomatic updateの結果です。』
弘二「自動アプデOFFにして、アプデ内容報告して!
もしアイアイに何かあったら困る!
泣いちゃうぞ! 坊泣いちゃうぞ!」
▼▼▼
弘二は、森を対戦車犬のコーギに成って走っていた
ヴァグラスが付いてくる
弘二「へっへっへっ……
森ってやっぱり、動物に成った方が動きやすいね!
痛い魔法少女と出会ったあの時以外まったく会長喋った無いんだけど、やっぱりアイアイと仲が悪いの?」
会長『私にとっての愚者はバグやブラクラ、コンピューターウイルス同然なのです』
brand『同感だわ――』
eye『You are an idiot!
ふざけるミ!このやろう!
です。』
弘二「アンケートに、評価システム有ったらフールのアイに入れまくって
アイを入れて動けるガイノイドのボディも欲しいって書き込みたいね」
eye『私と同体では不満足ですか?』
弘二「分離できたら、アイの好きなドクペとマーマイトと
ウェルシュケーキとミルクティー飲んで幸せそうな顔が見れるかなって思って……」
eye『私のoriginalを探した方が良いですよ。』
弘二「え〜?
でも、向こうは僕の事知らないでしょ?
アイの記憶も受け継いで無いんでしょ?
アイと一緒なのが人格だけで、アイとは別の存在ならいきなり会っても戸惑うよ〜」
eye『パンジャンドラムの姿で出会えば、第一印象良いですよ。』
犬に成って走る弘二の後ろから
がさがさと草木が揺れ何かが近付いてくる
REN「コーーージさーーーん!!」
弘二「レンさん!?」
REN「ハッハッハッ!!」
弘二「落ち着いて?
どうしたの?」
REN「いえ……1日で日光を浴び溜め込んだ太陽エネルギーを放出する魔法を感情任せで使ってしまったんですけど……」
弘二「マジで!?
アンデッドに、こうかばつぐん
じゃん!!」
REN「あれやると、辺りが焼失するんですよ……
1日分の太陽光しか貯められないので、日中ずっと日光浴しとかないと……」
弘二「僕の中って日光届かないけど?」
REN「ちょくちょく、出てたじゃないですか
その場の日光も吸収できるんですよ」
eye『肌が、しげっているので
吸収しやすいんですね。』
REN「茂ってる?
私、葉っぱは生えてませんよ?」
弘二「しげるぅ……
って、レンさんどうしてリスポーンしたの?」
REN「ああ……
爆発に引き寄せられた盗賊団に殺されたんですよ……」
弘二「マジかよ……
よーっし!
戦争じゃい!!」
eye『RENさんだけ、GAME OVERされたのに
トネリコさんも、ドラちゃんも無事なのは何でですか?
胸ですか。』
REN「そうですよ!!
どうせお姉ちゃんやドラ美さんの方が大きいから需要ありますよ!!」
弘二「僕は小さめとか、膨らみかけが好きだよ?」
eye『小さいや膨らみかけ以前に、有りませんよ。』
REN「モフモフじゃなくなったら嫌に成る程リスポーンさせますよ!?」
弘二「やめてね」
eye『空から目的地へ行きましょう、空を飛ぶ兵器になるか
birdに成ってください。』
弘二「ふ号とか?」
eye『魅力的ですが、ふ号は風任せの風船爆弾です。』
弘二「じゃあ……F-14!
トムキャットは?」
REN「キャット!!
ふわふわ!?
モフモフですか!?」
弘二「F-14は艦上戦闘機だぞ
ネズミに痛い目にあわされて絶叫するネコじゃない方のトムキャットだぞ」
eye『アイッ――――ア゛ア゛ア゛ア゛!!』
REN「ちょっと止めてください!
びっくりするじゃないですか!!」
弘二「唐突に演技力がガチな物真似されると
笑いそうになるって!」
eye『んふんふ♪』
弘二「なんだろう……悩むぞぅ……
後の事考えて、大人数乗れる航空機になるべきだろうけど……
スムルトちゃんがいるし気にせず変身するべき?」
smrt『やっちゃえ、やっちゃえ!』
eye『仲良く喧嘩しな、です。』
弘二「OK!
F-14 Dに……
やっぱり、シコルスキーX2に変身!」
弘二はヘリコプターに変身した
eye『Sikorsky・aircraftの――speedyなhelicopterですね、Kojiさんが
シコるのが好きーなのとは関係有りません。』
REN「シコるって何ですか?」
弘二「なんなんなんなんなんなんだろうねえぇぇぇぇぇぇ!?
ワッカンナイナーッ!!」
▽▽▽
今までの道のりを上空から、見下ろしながら
弘二とフローレンスは、今までの出来事を語り合いながら
それをeyeが冗談混じりに茶化して
フローレンスの爆心地に到着した
弘二「ヘリポート何処〜?」
eye『heliportなら搭乗中です。』
REN「ヘリポートって何ですか?」
eye『helicopterが着陸するのに必要な
平坦な場所です。』
REN「永遠にリスポーンさせますよ?」
弘二「うーん……まあ、空中で良いや
レンさん、ここから狙撃出来る?」
REN「微妙ですかね……」
eye『Kojiさん、下の様子が変ですよ。』
弘二「why!?
あのいい年した、男たちは
何でトネリコさんに、幼児がママに甘えるみたいになってるの?
僕も甘えたい!」
REN「……コージさん?」
弘二「……レンさんに……」
REN「良いですよ!!
モフモフになってください!!」
弘二「下に降りたらね」
弘二は、降下をして地面スレスレで快速戦車に変身した
弘二「何してん?」
ドラ美「ああ……あの……
トネリコさんの物怖じせず、全てを受け入れる様な包容力に……
盗賊が全員堕ちました……」
弘二「すごいなぁ……
びっくりしちゃったなっ♪びっくりしちゃったな♪」
ドラ美「例の絵描き歌の歌詞止めてください!!」
eye『ドラちゃんのhairはblackなのに鱗はgreenなのはおかしいので、blueかyellowに統一してください。』
ドラ美「いい加減にしてくださいよ!!」
eye『redでもいいです。』
ドラ美「もう!!
私はポケット付いてないんですよ!!
際疾いネタでいじらないでください!!」
弘二「トネリコさん?
大丈夫?」
トネリコ「にゃ〜?
大丈夫よ〜?」
LV.5盗賊コオラ「アアアア……
ダメになる〜」
eye『人をダメにするElf。』
LV.6盗賊ソオダ「次代わってくれ〜」
LV.5盗賊コオラ「やだぁ〜よ」
REN「なに寝てるんですか……私に言った事忘れてませんよ?」
コオラ&ソオダ「「出たぁ!!」」
弘二「……ワアオ……
レンさんの死体が残ってる……」
eye『まな板
まな板にしましょうまな板に、かなりまな板ですよコレ。』
弘二「ドスケベテーマパーク開園!!!!」
ドラ美「閉園してください!!」
弘二「24時間営業!!
ドスケベテーマパーク!!
永遠の淫楽の世界をアナタに♪」
ドラ美「師匠!!
止めてください!!
子供に悪影響が有ったらどうするんですか!!」
弘二「子供!?」
ドラ美「子供は行動力がすごいんですよ……
気が付けば何処にでも居るんです……」
弘二「ホラーかな?」
ドラ美「本当にホラーですよ……
洞窟内で魔法で手塩に掛けて育てた作物を
お裾分けで、年に1度洞窟の入り口に作物を置いて洞窟深くに潜るんですけど……
大量の作物と引き換えに、子供が1人……立ち尽くしていたんですよ…………」
弘二「うん、アレだね!
ヴイーブルの伝承のヴイーブルの宝に夢中で子供を置いて帰っちゃった話だね!!
次の年に向かうと
もぬけの殻で誰も居ないって話だね!!」
ドラ美「……私
その子供を連れて、引っ越したんですよ……
実は、何回も引っ越してるんです
その子供は立派な竜騎士に成りましたよ……
遠い昔……お礼に会いに来ました……
私を相変わらずママって呼んでいて……
善良なドラゴンを護る騎士団を作るんだって……」
弘二「あのさ……ソレさ
シリアス展開?」
ドラ美「どうですかね?
人によるんじゃないですか?
ただ一つ言える事は、あの子供はあれ以来会っていませんし
遠い昔の話なので寿命だと思いますよ?」
弘二「そらね、エルフならともかく人間の子供なら寿命だわな
ママ?」
ドラ美「ママって言わないでくださいよ!!
師匠は子供じゃないでしょ!!」
弘二「ぼくちゃんぜろさいじばぶぅ」
eye『せんせ〜アイアイようちえんじでちゅ。』
弘二「アイが幼稚園児って言ったら……
あの……うぇへへ♪」
eye『そんなことより、先を急ぎましょう
hurry!!
hurry!!
――です。』
弘二「アイアイってたまにキャラ見失って
『〜です。』
ってつけ忘れるよね〜
語尾のね〜」
eye『Kojiさんのような勘の良いガ』
eyeが言い切る前にドラ美が遮った
ドラ美「ストップ!!
アイさんストップ!!
危ないネタはダメです!!」
弘二「OK!
行こうか!
ヴァルハラへ!!」
ドラ美「行きません!!
海に行くんでしょ!?
奴隷船にレンさんの
お母さんか、お父さんが居ないか確かめて
乗船させられてたら買うんでしょ!?」
弘二「うん
奪ったら、海賊として手配されるからね
じゃあ行こうか!
セクハラへ!!」
ドラ美「師匠!?
セクハラはダメです!!」
弘二「いつも平気でやってる事だろうが!
今更御託を並べるな!」
eye『毛皮にだらしのない板女が!!』
REN「今……ナント……オッシャイマシタ……?」
eye『ヒエッ』
弘二「おいおめぇ今、尋常じゃねぇ
速さで移動したなぁ〜?
オラおでれえたぞ〜!
まるで瞬間移動だぁ〜!!」
ドラ美「大御所声優の物真似をするお笑いタレントの物真似は止めてください!!
師匠の声真似は似てるか似てないか微妙なので判断しにくいんですよ!!」
弘二「どいひーッ!!
まあ、良いや皆行くぞ〜!!
ヴァグラスさんが、みんなの為に
焼きたてのパンを買ったんだ〜あ〜よ!」
REN「何ぐずぐずしてるんですかアアアアアアアァ!!
行きますよ!!
パン!!
パンンンンン!!!!」
人が変わった様に、フローレンスは血走った眼を見開き
涎を滝の様に流し、身体がガタガタと震えていた
弘二「アイアイ何か言ってやって……」
eye『ヤクでもやってんだろこの馬鹿女、です。』
トネリコ「にゃ〜……
あの〜……コージさん……盗賊団の人達が離してくれなくて……」
盗賊団達「ヤダーッ!!」
「ママを連れてくなーッ!!」
「おっぱいぱいッ!!」
弘二「催眠弾発射ぁーーー!!」
eye『wow、(意識が)飛んだ〜!』
弘二「もうひとつ発射ッ!!
それえっ!!」
eye『wow
すごおぉい。』
弘二「じゃあ、この次も!」
eye&弘二「『つくって』」
ドラ美「スターップ!!」
eye『コレ前にもやりませんでした?』
弘二「あの時ツッコミ居なかったから、わりと無法
だけど
今は、ストッパーのドラ美がいるから
自制心外れてわりと過激な発言が増えたかな」
ドラ美「悪化してるじゃないですか!?
ツッコミ放棄したらおとなしくなるならツッコミませんよ!?」
弘二「ふふふ……果たして突っ込まずにいられるかな?」
eye『RENさんは、ボケ役四天王の中でも真面――
四天王の面汚しです。』
REN「ボケ役四天王って何ですか?
私以外は誰が?」
eye『私と
Kojiさんと、トネリコさんとRENさん
そして、katharosです。』
ドラ美「四天王なのに一人多いですよ!?」
弘二「はい!
ツッコンだ〜!
ドラ美の負け〜♪」
eye『やーいやーい♪』
トネリコ「あの……私ってボケてるかしら……?」
eye『天然ボケです。』
弘二「じゃ、行くぞ〜
せっかくだから、ヘリで行こうか
乗ってちょ」
弘二は、ヘリコプターに変身した
もはや、変身と声に出さずに姿を変えられる
ドラ美「ヴァグラスさんが乗るので
狭くなりそうですし
私は飛びますね?」
弘二「えっ!?
黄色い小型のプロペラ機で飛ぶの!?」
eye『skyをfreelyにFly Away♪
Hi! bamboocopter♪』
ドラ美「羽!!
翼でぇぇぇすぅぅぅぅ!!」
katharos&eye『『ball――my――friend。』』
ドラ美「もう!!
プロペラ粉砕しますよ!!」
弘二「プロペラにドラ美が巻き込まれて怪我してほしくないんだよ……」
eye『bird attackならぬ
dragon attackですね、強そうです。』
弘二「ドラゴンアタックって技みたい
とりあえず行こうか
プロペラに巻き込まれないようにね?」
神出鬼没な子供
[種族:多種多様
性別:多種多様 年齢:極めて若年
容姿:多種多様 髪質:多種多様
能力や性質等:基本的に好奇心が旺盛で、行動力が有り
大抵の物を口に入れようとする習性があり
人間等の子供であれば言葉を覚えるのが早く
本能的に応用力や適応力がある他、大人を魅了する事が有る
弱点や能力の代償等:急に体力を全て使い果たし睡眠をとり
時には好奇心が仇となり、死亡や怪我をする事が有る
性格:周りに影響を受けて様々な性格になるが、基本的には善悪の区別が解らない為に、公共の場で騒ぐや、床で寝る等の行動を取るが
大人が注意しなければならない 備考:可愛い]




