第十九話 ドラ美最強説
前回のあらすじ
魔法使いアンデルをドナドナ、戦車VS戦闘用ロボット
復讐(逆恨み)に燃える男浦見坂=恭三の魂が新たな身体を手に入れた!! 浦見坂=恭三の目的は復讐相手のいる現代に帰り機械の体で報復する事である、ドワーフの少女を乗せて、様々な仕事をその機械の体でこなして、仲間を増やし憎き宿敵に裁きの鉄槌を目指す、だがそんな浦見坂=恭三の元に戦車の姿のコージという男が現れる、復讐の為に仲間にしようと同情を誘い、コージと同じ名をした宿敵に仇討ちをする目的を完遂に一歩近づくだがその戦車男こそが宿敵の葉賀根塩☆弘二だったのだ!! 葉賀根塩☆弘二に卑劣にも多数で反撃をされ、仲間のドワーフが裏切り再び倒されたのだ
復讐者は二度死ぬ完
逆恨みで襲われた後、市街道なりに進んで行くと市街地が見えて来た
ドラ美「まだ遠いですね……アイさん退屈なんでドイツのクサメタルとか流してくださいよ……直訳して血眼って意味の曲好きなんですよ〜」 eye『私はラジオパーソナリティーじゃ無いです、リクエストは受け付けて無いです。』 弘二「僕は赤軍の勇姿が歌詞の草原って意味の曲とか好きだな〜ロシアでは人名だけどロシア以外とかでは頭に着けるアクセサリーのカチューシャとか好き!」 eye『ロリコンなんですか?』 弘二「ロリコ……ああ! あのアニメか……まあロリも好きだけどね」 ドラ美「師匠ってむしろ苦手なジャンルって何なんですか……?」 弘二「おばさんや男は苦手……かな? ああ……でも2次元の男の娘は可愛ければ……」 eye『ないわー。』 弘二「おおう……マジのドン引きな低めの声色は興奮するから止めれ……」 ドラ美「師匠……どんどん壊れて……可哀想……」 日本出身で無ければついて行けない話題の雑談を交えながら、内部に魔法使いアンデル、フローレンスとトネリコとド
ラ美、車体の上でキャベツ齧ってるヴァグラス、そして強引に上に乗って来たパインを乗せて
市街へと着いたのであった
弘二「どーうしーよーかーな? こんな姿でアンデルセンさん送ったら大き過ぎてマジやばでっしゃろ?」 eye『豆戦車。』 REN「あの可愛いのになるんですか? 私狭いので出てますね」 RENはハッチから外に出た ドラ美「ああ……大体軽自動車と同じサイズですから、鎧とか言って置けばギリギリ誤魔化せそうですからね……ってそんな訳無いですよ!! 軽自動車サイズでもそんな大きな鎧着ませんよ!!」
弘二「おおう……ノリツッコミ……豆戦車に変身! まぁ……数人で入れる甘くてクリーミーな特別な鎧って言って誤魔化せば……」 ドラ美「キャンディー!!」
アンデル「ずっと言おうと思ってたんだけどね……私ね、アンデルセンじゃ無くてアンデルって名前なんだよ?」 eye『アルゼンチン。』 アンデル「アンデルね」 Pine「ちょっと! 私ずっと上に、しがみついてて寒いんだけど!! 中に入れなさいよ!!」 弘二「アンちゃん送ったらBT-7になって上に乗せたまま走り回ってやろうか……このピネって奴……」 eye『大賛成。』 ドラ美「いや……師匠、ピネじゃ無くてパインって名前だったはずですよ? パイナップルですよ? アイさんも賛成しないであげてくださいよ……可哀想ですよ……」 ドラ美はハッチから上半身の半分だけ身体を出して哀れみの目でパインを見ている Pine「そんな目で見るんじゃないわよ!!」 REN「家の中に入らなきゃ良いじゃないですか!!」 弘二「おっ? じゃあレンさんがお土産渡して送った事にしといてよ! 律儀にも直接お礼が言いたいとか言われた場合にさ」 REN「私がで
すか!? そういうのはお姉ちゃんの方が向いてますよ!?」 RENはトネリコを引き摺り出して言った ヴァグラス「確かに無害という概念の化身みたいな奴だから丁度よいのかもしれんな」 eye『RENさんは有害の化身ですからね。』 REN「どういう意味ですか!!」 弘二「露出度的に青少年に有害なんだろ、生足とお腹が見れてチューブトップとホットパンツでしかも褐色ロリぺったんが魅力的、僕はタンクだけどレンさんはマナ板ンクだから僕の代わりにレンさんが行っても何ら問題は無い!」 REN「言いたい事はそれだけですか……?」 ドラ美「待ってくださいレンさん……ダメです! 平常心ですよ!!」 eye『平胸神。』 葉賀根塩は6のダメージをうけた 弘二「痛い!! もっと優しく!」 アンデルは内輪揉めをしている馬鹿共をスルーして家に入ろうとする 弘二「例の金属加工したいなら言ってね〜ナイフとか斧とかに出来るから〜!!」
アンデル「うん、ありがとうね、ただいま〜! ハンス〜!」
その時、家の中から盗賊が二人、1人が男の子を首根っこを掴み無理やり立たせ、もう1人が男の子に刃物を突き立て出て来ました
盗賊ゲイリー「おいてめえ!! この家のモンか!? このガキの命が惜しけりゃ金目の物出せ!!」 盗賊ジャック「後、身ぐるみ置いてけ!!」 アンデル「ハンス!! ちょっと! ハンスを離してよ! ハンスは病気なんだよ!!」 弘二「変だなぁ……今思ったんだけど何で名前見れる奴と見れない奴居るの?」 eye『レベル差。』 弘二「なるほど!! 自分よりレベル高いとハテナハテナハテナ〜クエスチョン!! ってなるのか〜! つまりこの、ゲイと剥ぎ取りジャックは同等か格下の相手?」 eye『ジョブまで視れたら格下です。』 弘二「なるへそ! つまり盗賊って書いてるから〜格下か!! ウェへへへへ♪ 勝てるなら問題無しやな」 病人ハンス「助け……」 REN「それでは〜私達アンデルセンさん送って来ただけですし……家族水入らずで……」
アンデル「待って!! 仲良くなれそうって言ったよね!? ちょっと助けてくれたっていいじゃないか!!」 アンデルはRENの羽織っているドレスコートを掴んだ REN「離してください……ほら、あまり家族の事情に首を突っ込むのも悪いじゃないですか……」 ジャック「おい! 早く脱げ!! お前とお前とお前は要らん、お前とお前脱げ!」 ジャックは指を差し不要ーレンスとパインとアンデルは興味なく、トネリコとドラ美を指差した ヴァグラス「…………ヴァグラスの真名を用いて命ずる……深き闇夜の虚空より……我が祈りに応え、審判の火を……burst me」 アンデル「待って!! あんなの撃ったらハンスも死ぬって!! 家も壊れるよ!!」 ヴァグラス「すまない……しかもよくよく考えてみれば1日3発全弾撃ち尽くしてしまったがレベルが上がってせっかく5発ぐらい撃てそうになったのに2発無駄遣いするところだった……」 弘二「おお……1日に5発も……すごいお得
感」 ドラ美「師匠よく考えてください……その内4発はランダムですよ!?」
トネリコ「にゃ!? わ……私脱ぐの?」 ジャック「ああそうだ! 後、お前もだ、デコに付いてる宝石も寄越せ」ドラ美「そ……それはちょっと……これ取っちゃったらヴイーヴルがメリュジーヌになってしまいます!!」 ジャック「何訳の解らねえ事言ってるんだ!! ガキの命が惜しく無えのか!? オラオラ〜! 傷付けちまうぜ〜!?」 アンデル「止めて!! ハンスは私のたった1人の弟弟なんだよ!! わ……私が脱ぐから……」 ジャック「うるせえ!! てめぇ等みたいな洗濯板と男の駄馬にゃ興味無えんだよ!!」 REN「……遺言はありますか?」 RENはハンスを拘束するジャックから手を掴み引き離し、そのままジャックの腕をへし折った
右腕折れのジャック「グギャアアアアア!?」 ゲイリー「て……てめえ!!」 ナイフを持ち無防備なRENの背中を後ろから刺そうとゲイリーが動いた アンデル「あ!? 危ない!!」 だがRENはナイフを後ろ回し蹴りをして弾き、ナイフがゲイリーの右の鎖骨下に深々と刺さった ゲイリー「ヴェアアアアアアアア!! 痛え!!」
片腕ジャック「や……やりやがったな!! 倍にして返してやる!!」 その時、ヴァグラスは弓の弦を引き絞り、矢を放っていた
左肩に矢ジャック「ああああ!!」 矢がジャックの左肩に刺さったのだ
ヴァグラス「その矢には毒が塗ってある……その左腕はもう使い物に成らん……一生な」
ハンス「か……かっこいい……あ! まだ中に! 盗賊が!!」 トネリコ「ねぇ? 坊や? 中に居る盗賊は後何人かしら?」 ハンス「さ……三人だと思う……」 ドラ美「私が行ってきます! トネリコさんはハンス君を盗賊から守っててください!!」 ドラ美が戦車から出て、家に入って行った トネリコ「わかったわ」 トネリコはハンスに駆け寄り庇う様に優しく抱き抱えた 弘二「包容力の塊の様なトネリコさんに抱き締められたら青少年のハンス君に悪影響だと思うんだけど……」 ハンス「あわわわわ!?」 トネリコ「よしよし……もう怖く無いからね〜」 トネリコがハンスを撫で、葉賀根塩は思った 弘二(これが……おねショタ!! おねロリの方が好きだなぁ……)
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〜室内〜
盗賊ジャクソンLV.5「表が騒がしいな」女盗賊トリコLV.60「大丈夫さねジャックとゲイが人質付きで見に行ったじゃあないかい」 盗賊頭ジェイコブLV.80「そうだ問題無え! 俺の筋肉がどんな奴だろうと許さねぜ!! 俺はドラゴンだろうとワイバーンだろうと負けはしねえ!! うおおお!! 俺様はドラゴンスレイヤージェイコブ様だああああ!!!!!!」 大斧を持ち雄叫びを挙げるジェイコブ達の元に近づいてくる気配がした トリコLV.60「誰だい!? ソコに居る奴! 姿を現しな!!」 ドラ美LV.9999「グシュルルル……ぎゃーっ!!」 ジャクソンLV.5「ぎゃあああああ!? ジェイコーーーーブ!!!!!! ドラゴンが!! やっつけてくれよ!!」 トリコLV.60「お頭! ドラゴンスレイヤーなんだろう!? 見たところヴィーヴルだよ! 額のガーネットを奪えば大儲けだよ!!」 ジェイコブLV.80「おお……
そ……そうだ俺オレオロロ様様様様鯖はドンドコドコドコ!? ドラゴンスレイヤーダダダダダダ」 ジェイコブは震える手で大斧を構えている ドラ美LV.9999「私の今現在レベルはLV.9999って書いて見えてるんですけど……あなた方が仇為すなら……LV.10000にレベルアップするかもしれませんね……」 ドラ美は威圧的な笑みを浮かべた
トリコLV.60「ど……どうか命ばかりはた……助けてくれないかい……?」 トリコはガタガタと震えながら命乞いをした
ジャクソンLV.5「ま……まっちくれ……ジェイコブはドラゴンスレイヤーだ……ジェイコブなら何とかしてくれる! 俺達のお頭に敬礼!!」 ジャクソンは“左手”で敬礼をした ジェイコブLV.80「タタタタタタタタタあたたたたりめぇよ!! 俺を誰だと思っている!!」 ドラ美「……蠱毒という呪術を知ってますか? 壷の中に毒虫や害虫を入れて最後の一匹まで戦わせるんですよ? ……フフ」
トリコLV.60「つ……つまり1人だけなら助けてくれるのかい……?」 ドラ美は無言で微笑んだ
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〜室外〜
両腕負傷ジャック「く……クソ!! 痛え……許さねえ!!」 被刺傷ゲイリー「な……嘗めやがって!!」 ゲイリーがナイフを引き抜きトネリコに斬りかかる、だがトネリコは遺伝によりステータスが防御特化に重点的に振り分けられた頑強な身体に加え、トネリコ自身も耐性と回復力特化を振り分けているため、ナイフ程度では軽くかすり傷が付くだけのダメージで回復も早い(だが下着以外の服は切れる) トネリコ「にゃあ!? お気に入りの服なのにまた破れたわ……コージさんまたお願い出来るかしら?」 弘二「ワンワン!! ボク犬のコージー!! 言葉解らない!」 eye『ここでは犬語で話せ。です』 弘二「キャイン……クーン……クーン……」
ゲイリー「ば……馬鹿な!? そんな馬鹿な!? ナイフが刺さらない!?」 eye『バ――バナナ!? それはバナナ!? バナナが熟してない!?』 弘二「しまった! バナナを忘れた!!」 eye『RENさんぺったんこ! イエイ♪ RENさんぺったんこ! イエイ♪ RENさんぺったんこ♪ イエイ!!』 弘二「や……ヤバい……レンさんが怖い顔になってる……レンさんにぺったんこにされそう……レンさんぺったんこ♪ イエイ♪ レンさんぺったんこ♪ イエイ♪」 REN「次はコージさん達の番です……」
RENが二人の盗賊を速攻で片付けたその時、室内から叫び声が聞こえた トネリコ「大変! きっとドラビーちゃんに何かあったのよ!! 行きましょう!!」 弘二「僕はフローリ……床が傷付くから行けないし待ってる」 REN「今何て言いかけました?」 eye『ヒェッ』 弘二「フローリング……」 駆け付けた葉賀根塩以外が見たモノは……
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ドラ美「ち……ちょっと! 冗談ですから!! 止めてください!! 命は取りませんから! 本気で殺し合いしないでください!」 トリコ「あああああ!!」 ジェイコブ「大斧を喰らええええ!!」 ジャクソン「下克上だあああああ!!!! 喰らえジェイコーーーーブ!!」
ドラ美「止めてください!! 止めてください!! お客様!お客様!!
困ります!!アッー!!!
お客様!!困ります!!アッー!!!困ります!!
アッー!!!!困ります!お客様!!困ります!!アッー!!!アッーお客様!!」 トネリコ「何してるのよ……」 ドラ美「助けてください……」
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弘二「なんかドラ美の声が……ドラ美がボケるのって珍しいな……普段ツッコミなのにな〜」 eye『ですね、ところでhansさん? 乗り心地はどうですか。』 ハンス「えっと……ベッドより柔らかい……かな……?」 弘二「そうだろ? 実は改装の機能が追加されたってアイが言ってたから、女の子乗せるなら座る所は痛くないようにこっそりフワフワに改装してあるんだよ〜みんないつ気付くかな?」
葉賀根塩 弘二の内部は座席が優しくお尻や背中を包み込む快適性抜群にひそかに改装されています
でもみんな気付いて無いですけどね、悲しいね




