裏の十八話 浦見坂恭三の機人転生
葉賀根塩 弘二を逆恨みする
浦見坂 恭三という男が
転生して機人に成った辺りの話です
※浦見坂の性格、もしくは葉賀根塩の煽りに嫌悪感や不快感を感じる方は、読むのを一時終了して
アロマオイルやペットと遊ぶ等の処置をして
ストレスを解消してください
時は遡り
ある日の出来事だ、
浦見坂 恭三
という名前の、
自称皆が嫉妬するリア充の男は、
いつもの様に彼女の竜ヶ崎 乙姫と共に
デートに向かった
今日は人気な喫茶店でのデートだ、大人気な
【飛ばないパンケーキ】
というパンケーキを目当てに行列が出来る程である
浦見坂が彼女の乙姫(辰美の親戚)と共に出かけた時である
浦見坂は思った
(チッ……
先に非リアっぽい男が並んでやがるな……
生意気だから先に並ぶか、こんな奴に
大人気パンケーキを
食べる資格は無いからな)
と、乙姫と共に順番を抜かして割り込み
並んだ時である
「ちょっとぉ!?
エクスキューズミー!!
並んでるんですけど〜」
(うぜぇ!! 何だコイツ変質者か!?
彼女が羨ましいんだな、だが
てめえみたいな
他人のカップルに嫉妬する奴は、一生彼女なんて出来ねえよ!! ……ヘッ
気の弱い奴だ黙りやがった)
それは
呆れているのと、言っても無駄な変人だと思われて黙ったのであり、気が弱い訳では無い
その時、浦見坂は
乙姫が震えていた事に気が付き、そして乙姫は口を開いて言った
「ねえ……恭ちゃん……私、後ろの変質者にスカートの中に手入れられてパンツ盗撮されたかも……」
「何ィ!?
許せん!! よくも人の彼女に!!」
浦見坂怒りの鉄拳、だが男は
殴った方向に合わせて身体を移動、衝撃を緩和して
ガミースマイルで
しかも目を上に向ける煽り顔で言った
「女の前だからって粋がるなよヒューマン!! BAAAAA!!」
と途中から山羊の様な声で煽り顔に追加で舌も出して煽った
「こんな奴やっちゃえ!!
恭ちゃん!!」
「お前!! 葉賀根塩 弘二だろ!? あの、乙姫の親戚
の家族を病院送りにした
鬼畜ゲス野郎だよな!?
この後も毎日家に行ってボコボコにしてやる!!
住所は割れてんだよ!!」
「そんな、良い大人が順番抜かしたり、大声で
叫んだり〜みっともないでゲスよ〜? 」
「ああ!? やんのか!? ぶっ殺されてえのか!?」
「やってミロォ!!
Just Do It!!
Just Do It!! へいらっしゃい! へいらっしゃい!!
You are an idiot!
Ahahahahahaha〜♪
Ahahahaha〜♪
You are an idiot!
You are an idiot!」
「ああああああ!!」
浦見坂が絞殺しに
かかろうとしたその時
「止めなさい!!」
一番興奮して、激昂している
浦見坂は取り押さえられ、抵抗して暴れた為に
打ち所が悪く死亡した
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
そして異世界に、浦見坂が
死に際に願ったのは
【復讐】であった
気が付いたら
浦見坂 恭三は異世界にいた
「な……何だ!? オレの身体! どうなってやがる!? この世界は何だ!?
誰か説明しろよ!! 」
『御呼びで御座いましょうか?』
澄んだ風の様にクールで
淡泊、尚且つ
毅然な謎の声が聞こえ
浦見坂は尋ねた
「誰だ!? てめえか!? オレを動けなくしたのは!!」
『私は、大アルカナのタロットである【世界】
をモチーフに製造された
存在のコピーされた、人格データです――名称の事でしたら、御好きに御呼びくださいませ。』
「そうか、じゃあセカイ!! オレを動ける様にしろよ!!」
『承りました、それではまず――御覧ください、ご確認出来ますでしょうか?』
「何だ!? この真っ黒な
かっけぇハートは!?」
『今現在の恭三様の御姿で御座います、このハート
周りにパーツを加えて
御好きな見た目に変えて
頂ければ、自由に
行動が可能と成ります。』
浦見坂は逆関節の脚パーツを基準にパーツを着け、
中学生の頃、
近所の子供から強奪し
やりこんだロボットの
ゲームを記憶を頼りに
参考にして
新な身体を造り上げた
「すげぇ……これでオレは機人だ!!
奴に復讐が出来る!!
元の世界に帰ったら
葉賀根塩
弘二をぶっ潰してやる!!
邪魔する奴もだ!!」
逆恨みで復讐の旅が今、始まった
恭三と弘二の性格どっちがマシですか?
恭三は頭に血が上りやすい自己中心的なナルシストです
弘二は敵対者の頭に煽りで血を上らせる、自由奔放なハイテンションです