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第九話 ここを夜営地とする

今回は食事中の方は閲覧注意です、特にカレーやハヤシライスを食べてる時に見ないでください


此処は異世界である……そう主張するかの様に日の在る内の空は現代世界の青空の様な色よりも澄んだ綺麗な空を、日が沈み行くと共に幻想的な夕暮れの空から満点の夜空に変わると、元現代人であるその兵器にはある考えが浮かんでいた。

弘二(やっべぇ……野宿確定だよこれ!! 僕は戦車だから眠らないし人間の食べ物も食べられないから要らないけど……腹ペコ苛立ち破壊神のレンさんにぶっ壊される!!) REN「コージさん……夜は危険ですよ? 大丈夫ですか?」 弘二「あぁ……今正に僕等の危険が危ないかもな……」 トネリコ「敵がいるのかしら?」 eye『今現在、危険なのは車内に乗り込んでいるHungry destruction god――空腹の破壊神RENさんですね。』 REN「どういう事ですか!! アイさん!!」 eye『Kojiさんの思考している内容を、曝露しただけですが。』 REN「コージさん? 私、危険ですか?」 弘二「アイアイ!? 何故バラすんだよぉ……僕とアイは一心同体なんだから……壊されたらアイも壊れるんだぞ?」 ドラ美「伴侶みたいな感じですか? 師匠とアイさんって仲良しなんですね」 REN「私、ちょっと外出てますね!!」 eye『は――伴――伴侶!?

――やめてください、私はそ――そんな大層な存在ではありません。』 トネリコ「どうかしたの? レン?」 REN「て……敵がいますよ!! コージさん!!」 弘二「あらホント!!」 eye『多いですね、盗賊ですかね。』 ドラ美を仲間にした際に気付かされた、一部にはゲームの様に名前が表示される異世界のシステム、ゲーマーであった葉賀根塩はそんな名前の表示を違和感すら無くスルーしていたが、盗賊のリーダー格らしき男には名前が[頭領ゼリービーンズ]と表示され、他には[jb盗賊子分enemy[数字]]と表記されていて、各々数字が表示されており、数は40人前後だ 弘二「嘘やん……戦車は張り付かれて主砲の当たらない位置に来られると大変なんだよ」 eye『武器を作りましょう、白兵戦です。』 トネリコ「いや……私、戦闘はあまり……」 ゼリービーン『俺達はゼリービーンズ一族盗賊団だ!! 食糧と金と女を置いていけ!!』 弘二「うっ

さいわ!! 今仲間と話してんの! シャラップ!!」 トネリコ「コージさんこわいわぁ〜」 弘二「安心していいぞ、近接最強の武器を僕は知っているんだ」 REN「それなんですか? コージさん?」 弘二「剣スコだ」 トネリコ「剣スコ?」 eye『本来は穴堀の道具ですが、万能ですよ。』 弘二「軍用スコップもいいぞ〜トネリコさん使ってみてよ」 トネリコ「嫌よ、私は人を殴った事すら無いもの」 eye『トネリコさんはダイナマイトや手榴弾を持って特攻を、RENさんはAK-47やBARと緋緋色金のスコップで戦ってください。』 弘二「緋緋色金のスコップ?」 eye『資源ポイントを使いスコップに変換後、格納してある緋緋色金を素材に改造してください。』 弘二「こうかな? おっ!? 出来た」 eye『new itemヒヒイロカネのスコップを作成 実績解除[トロフィー:三種の神器1]』 REN「行ってきます!! お

土産は頭でいいですか?」 トネリコ「やめなさい……レン……頭をお土産に持って来るのは止めなさい……」 ヴァグラス「私も応戦しよう、剣や弓は得意だが前回使えず仕舞いだった魔法を使おうか……練習はした、後は実戦有るのみだ……我が名はヴァグラス! 地獄に旅立とうと忘れる事の無きよう! 貴様は この最悪の夜と共に我が名を脳裏に刻み込め! meteor burst!!」

弘二「ダイナマイトとパイナップルだぞ、ピンを抜いて投げるんだぞ」 トネリコ「こうかしら? エイッ」 弘二「ピンの方を投げてどうするんだよ!?」 トネリコ「え? えっ?」 ドラ美「寄越してください!! トリャァ!!」 盗賊enemy4〜5『ぎゃあああ』生きてるが戦闘不能 ドラ美「危ないですよ師匠!! ちゃんと使い方説明しないと!!」 eye『もういっそのこと、トネリコさんは神風アタックしてください。』 弘二「ぺったん娘アクバール!! って言いながら導火線に火を点けて近づくのかな?」 ドラ美「師匠!? だめですよそれは!!」 トネリコ「解ったわ行ってくるわね」 トネリコが走ると上からヴァグラスの魔法メテオバーストが落ちて盗賊近くのトネリコに命中して大爆発を起こし、死亡した……盗賊は残り21人まで減った、トネリコは服以外無事だ トネリコ「にゃあ……また服が無くなっちゃったわ……」 弘二「ギリシャ

の軍服トネリコさんサイズ出ろ」 eye『これで出来た』 ヴァグラス「すまない」 REN「ひゃっはー!! スコップ最高です!! すごい気持ちいいですよコージさん!!」 弘二「アイ……レンさんが恐いよぅ……」 eye『よしよし、恐くないでちゅよ。(--、)ヾ(^^ )』 弘二「バブみを感じたからオギャって言い?」 eye『駄目です。』 REN「資材に武器と防具奪って来ましたよ!!」 ゼリービーン『ば……化け物だ……』ジョボボボ eye『(うわ。』 弘二「やめてね。」 ドラ美「ぎゃお〜!!」 ゼリービーンは気絶し、葉賀根塩一行は移動して開けた場所を見つけた 弘二「ここを野営地とする!!」 eye『水爆どうですか?』 ドラ美「危ない危ない……」 REN「野宿するんですか?」


弘二「せやで」 弘二はハッチを開いた トネリコ「コージさんの中でも良いんじゃないかしら?」 弘二「窮屈で寝るには向かないだろ? 野営道具出すんだよ、テントが良い? それともハンモック?」 eye『テントを推奨します。』 REN「アイさんが推奨するなら……ハンモックって奴にします」 eye『F□□K you!』 ドラ美「アイさん!? 何て事言ってるんですか!!」 REN「どういう意味ですか?」 弘二「説明できないね……」 ドラ美「知りたいなら……耳貸して……」 REN「な……何て事言うんですか!! アイさん!!」 eye『F□□K off! bi○○○ I hate you!』 弘二「アイアイ……ちょっとさすがに……規制掛かるから……やめてね。」 ドラ美「駄目ですよコレ! 口が悪いってレベルじゃないですよアイさん!!」 弘二「レンさん、まずはハンモックとテントの説明するよ……」 説明中

…… REN「なるほど、そういう道具だったんですね……確かにそれなら、テントが良さそうです……」 eye『失せな、baby。』 弘二「もう許してあげなよアイアイ」 トネリコ「案外根に持つタイプなのね……」 弘二「テントと寝袋と飯盒と無洗米と……そういえば今日はクリスマスイブか?」 eye『Да クリスマスイブです、Kojiさんが23日に徹夜をして今朝の24日に転生してこの世界に降り立ちましたので――今日はクリスマスイブです。』 ドラ美「師匠……もしかして……彼女とか……一緒に遊ぶ友人とか」 弘二「NOOOOOO!! Please keep quiet!!」 eye『クリスマスイブ前日に徹夜でゲームをして、今朝に転生をして現在はクリスマスイブの夜です――クリスマスとクリスマスイブにはクリスマスケーキが追加されて出せる機能があります。』 ドラ美「クリスマスケーキ!? 一度食べてみたかったんですよ……ジュルリ」 弘二「何で追加されてんだよ……」 eye『joke

です。』 ドラ美「なんだ……冗談ですか……」 弘二「ふざけるミ! このやろう!」 eye『いえ、クリスマスケーキは出るんですが出る理由がjokeなんです。』 ドラ美「どういうjokeなんですか? 師匠解りますか?」 弘二「え〜? ああ! アレか……戦場のメリー……」 eye『exactly ご明察です。』 弘二「じゃあ、とりあえず一式出すか……ケーキも」 ポイントをクリスマスケーキと飯盒とテントと薪に変換した 弘二「火を点ける魔法とか使える?」 REN「私、できますよ!」 トネリコ「レン出来たかしら? 精霊魔法は火が近くに無いと使えない筈よ?」 REN「大丈夫よお姉ちゃん……ほらこうやってっ……木と木を……擦り合わせれば気合いで!! オリャアアアアア!!」 ドラ美「レンさんってひょっとしたら……いや、明らかに……脳筋ですよね? 師匠?」 弘二「あぁ、muscle brainだな」 REN「火が

おきましたよコージさん!!」 弘二「凄いな……偉いぞぉ〜」 REN「これで火の精霊魔法が使えますよコージさん!! アチチ……」 弘二「いや、使わなくていいぞ……そのゴオオオって燃えてる火種で点火出来るからな……」 REN「あっ……ホントですね……点けますね」 トネリコ「どうするのかしら? コレは?」 弘二「おっと、水を忘れた……水出ろ……僕それ手が無くてな……使えないからドラ美、使い方解るか?」 ドラ美「まぁ……大体は……」




REN「もうそろそろ良いんじゃないですか?」 ドラ美「まだです」 トネリコ「吹き出てるわよ?」 ドラ美「多分まだです」 ヴァグラス「水がなくなったんじゃないか?」 ドラ美「黙って?」 eye『時間的に、後――40秒です。』 ドラ美「うん……だと思います……」 REN「焦げるかもしれませんよ?」 eye『Please are you silent?』 ドラ美「後……少し、今です!!」 REN「ふぁああ……艶々してますよコージさん!! すごいですよコージさん!」 弘二「今、缶詰とかオカズに出すからサバイバルナイフか缶切りで開けるといいぞ……ニシンの缶詰とかシュールストレミングとかで良いか?」 ドラ美「良くないです!! 両方同じじゃないですか!! やめてください師匠……テロですか?」 弘二「ナハッ♪」 ドラ美「熊ですか? そうですよ師匠!! 熊で思い出しました! カレーですよ!! キャンプと言えばカレーと相場がキマ

ってますよ!」 弘二「もっと早く思い付いて欲しかったなぁ……レトルトカレーで良いか?」 ドラ美「じゃあ今度にはレトルトカレーじゃないカレーも作りましょう師匠、それで今は、レトルトカレーで」 弘二「OK!!」 eye『ズドン!!』 ドラ美「アイさん、唐突なコマ○ドーネタはやめてください」 REN「早く食べたいです」 ドラ美「はいはい……師匠、器と木のスプーンと鍋を出してください」 弘二「レトルトは飯盒でも大丈夫だろ? 木のスプーン出ろ!! カレー皿出ろ!! って何じゃこりゃ!?」 ドラ美「師匠!? この器駄目でしょ!?」 REN「その器なんですか? コージさん?」 弘二「わカらナいホうガいイ……」 ドラ美「やめてください師匠……トラウマなんですソレ」 eye『とても、和式な器ですね。』 ドラ美「アイさんやめてください!!」 弘二「飯盒で茹でてるレトルトもう良いんじゃね?」 ドラ美「早

くちゃんとした器出してください師匠!!」 弘二「ハイよ、このヤバい器は資材に戻して……和式じゃないカレー皿よ出ろ!! って洋式にすりゃ良いってもんじゃ無いぞ!!」 ドラ美「下品! 下品です師匠!! カレー皿って言うから駄目何じゃないですか?」 弘二「そうか……食器の器出ろ」 ドラ美「やりましたね!! 師匠! ちゃんとした容器ですよ!!」 eye『カレーが食えるよ!』 弘二「やったね! あいちゃん!!」 ドラ美「…………」 弘二「やめて……無言で車体を叩かないで」 REN「すごいですよコージさん! 鼻が詰まってたら勘違いしそうな見た目の割りに凄く美味しいですよ!!」 トネリコ「レン、止めなさい……見た目の割りにとか止めなさい……」 REN「ごめんなさい……お姉ちゃん……私、連想しちゃって食事中なのにごめんね?」 トネリコ「本当に駄目よ? 下品な事言ったら……」 REN「え? お

姉ちゃん……泥って下品なの? 私、今まで……知らずに下品な沼で釣りをしてたのね……」 トネリコ「ニャ!? あっ……嫌だわ……私ったら……ごめんなさいねレン……私ったら別のを想像してて……」 eye『(やめてね。』 弘二「(うわ。」 ドラ美「カレー食べてる時にやめてください!! 食事中ですよ!!」 eye『食事中に皆さんを観測してる人も居るんですよ、やめてください。』 弘二「誰がだよ!?」 eye『わカらナいホうガいイ――』 弘二「アイがやるとバグみたいだからマジやめて」 ヴァグラス「私の名はヴァグラスだ!!」 ドラ美「ヴァグラスさんの事じゃないから、座ってて? 師匠にサラダ出してもらうから」 REN「このクルシミマス刑期も美味しいですよ!!」 トネリコ「クルミシマリス刑具じゃなかったかしら?」 ドラ美「クリスマスケーキですよ!! 何先に食べてるんですか!? カレー食べたスプーンで!!

切り分けてください!!」 弘二「ハイよナイフ」 ドラ美「スプーン付けて食べた所と手を付けて無いところで切り分けますよ? 自分が手を付けた所は自分で食べてくださいね?」 REN「ふぁい……モグモグ」 トネリコ「レンったらまるで子供ね〜私の分も切り分けて貰えるかしら?」 ドラ美「まぁ……もちろんですが……レンさんって何時もこんな感じなんですか?」 トネリコ「うーん……違うのだけど……ママとパパにはこんな感じだったわね〜ママの代わりだと認識されたのかしら?」 ドラ美「私にこんな大きな子供いません」 eye『ママーッ!!』 ドラ美「やめてください」


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