2話 現実は甘くない
もうなんて言うか…死にたい。
えっ?ちょっと待ってどういうこと?もう訳わからん。俺のステータスってゴミじゃね?……
いや!まだわからんぞ。もう1つのステータス操作って言うものをまだみていない‼
……そうさまだ終わってない!
とりあえずステータス操作ってどうやるんだろ?
このステータス操作【100】この100って何?誰か説明してくれよ。
そんなことを考えていると、目の前にがらの悪そうな大男が立っていた。
てかマジでデカイ!
どうなってんのあの腕?女性のウェストほどあるぞ(笑)
そんなことを考えてながら半笑いでいると
「なに笑ってんだゴラァ‼」
見たことのない、大きな拳が顔面にめり込む。ジャ○アンに殴られた眼鏡の少年みたいに可愛いデフォルトなどない。鼻から、おびただしい量の血がボタボタと滴り落ちる。
そのまま首ねっこをつかまれ、路地裏まで引きずり込まれる。
そして現在にいたる。
殴られたこと何て、生まれてこのかたほとんどなかった俺にとってその拳の威力は想像を超えるものであった。
…………てか俺、何もしてなくない?何でこんなにボコボコにされてんだっけ?
3発目の拳が顔にめり込むときには俺の意識は暗い闇の底に飛んでしまっていた。
目が覚めると俺は汚い小屋の中で目を覚ました。
「ここどこ?」
異世界に来て2度目の悲しいく、そして脅え目の叫びである。