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アトラク・ナクア
ソロモン72柱、第2位。
別名、闇の権限者。
闇の器を地獄という世界が作る時に出来た、最大級の純粋な"創造種"。
姿は巨大な銀色の悪魔の頭部。
全ての悪魔の設計モデルとして闇に排出された、プロトタイプだと自身は話していたらしい。
悪魔として闇に設計、構成される予定だった為、言葉を話す。
だが、悪魔達からは悪魔と呼ばれず、闇の権限を持つ概念種の使者として崇められた。
世界の秘密にも気付いていたが、サタンのような運命干渉系能力者が持つ願望を肯定してはいなかった。
現在に至るまでの悪魔達の指針を示し、72柱という強者システムを作ることで、怠惰のない平和な環境を作り、闇の願望……即ち、生命の統合による命の滅びに抵抗したようだ。
幾ら純粋な闇の器とはいえ、魂を穢した悪魔達に寄り添っていた結果、寿命を大幅に減らし、衰弱死した。
ちなみに、72柱の1位は概念種である闇の意思とアトラク・ナクアは定めている。