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ベルフェゴール・アリシュムア
スロウス領を統べる魔王。
七罪帝の1人。
治療能力の先進領土としてスロウス領を支えてきた、現世における医者のトップクラス的存在。
神聖種はフェニックスを使い、自然干渉系と身体干渉系を混ぜた珍しい固有能力で、沢山の悪魔達を重傷から回復させてきた。
俺は直接会ったことはないが、優男で美形らしい。
スロウス領の立場としては中立派を保っていて、現世侵攻の際にサタンとレヴィアタン側から距離を取った。
そのかわり、怪我人の治療を優先的に受け入れるという形で、サタン達からの粛清から逃れた。
ただし、大魔石はしっかりサタン側に取られていて、領土の維持に随分と難儀したみたいだ。
個人的にはサタン達のことを敵視していたらしい。
ちなみに、今のベルフェゴールを名乗る魔王は2世であり、1代前のベルフェゴールはサタンの父親により、現世へと飛ばされている。
ちなみに、両者合意の下らしい。
ベルフェゴール1世は現世で伝説の金星の悪魔として、好き勝手生きたそうな。