64/115
佐々木 琥太郎
地球の代弁者である時雨の守り人。
人を超えた人。
先天的な戦闘センスと代弁者としての力で、時雨をテロリストから生涯守りきった人物。
時雨本人からの依頼で、アモールから俺とアリアを切り離すきっかけを作ってくれた。
たった１人でアリアを拉致出来るその異常な戦闘能力は、当時江藤さんでしか対抗出来なかっただろう。
空港で別れた以後は、目の代弁者を通じて俺達の動向を時雨と共に見守っていた。
俺の限界を超えた強化の果てに、時雨共々殺されてしまう。
望んだ結末通りだったんだろう。
苦悩から解放された表情で、宇宙へ旅だった。
彼の魂の分まで、俺は頑張ったよ。
それが彼への弔いだったから。
