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サスケ
銀叉や陽叉にすら絶滅したと思われていた、夜叉の一族唯一の生き残り。
ヴラド程完璧ではないけど、闇の能力を行使出来る。
サスケ自身は他の能力を使えないようなので、多数の能力を掛け合わせて闇を作り出している訳ではない模様。
きっと、種族特有の能力なんだと思う。
闇の能力を使えるせいで、世界にバランスを崩すと悪魔から危険視され、害獣指定された。
サスケは悪魔を恨んでいて、ランティスに拾われるまで凄惨な生活を送っていたという。
中央執行所で俺をサポートしてくれた恩人ならぬ恩猫だが、結果的に俺が死んでも生き残ってもどちらでも良かったらしい。
何故なら、他ならぬ主人のランティスがそう願っていたから。
それでも全力で俺と戦ってくれた。
ランティスが俺に殺されたことでサスケとの関係が壊れたように思うが、それは違う。
あれは彼女を解放した、という言い方が正しい。
だから敵対はしていない。
むしろこんな世界の被害者である点が共通しているから、お互いに同情しあってた関係だった。
最後は深淵にて天使の大群に飲み込まれる。
彼もきっと、辛いこの現実から解放されたのだろう。




