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ネル・ナベリウス

ソロモン72柱、第19位。

通称、召喚王と呼ばれる、強大なる悪魔の1人。

転移の能力の第2段階である、召喚と大召喚を極めた強大なる悪魔。


元々転移の能力は第1段階〜第2段階までは、チャントでの強化という区別はない。

転移は自身やその他の何かを一方的に送る能力。

対して第2段階である召喚は、向こう側から自身の元に呼び寄せること。

本質的にはやっている行為自体は同質のものと言える。

だからその差を埋めるのはチャントではなく、熟練度だけなのだ。

このように、転移は熟練度が大きく関わってくる能力なのである。


召喚王自身は、転移の第4段階である瞬間移動を行えるバティに師事していた。

ルフェシヲラが師の元を離れたように、召喚王もそうした。

召喚王自身は権力と支配が欲しかったからだ。

召喚出来る魔物のストックを、大量に本人は所持している訳だが、そこには彼の支配欲が滲み出ているのである。

同時にコレクターでもあり、様々な魔物を改造して、得意な個体を作り出していた。


様々な場面で俺と出会い、敵や味方になった印象深い奴。

自分が頂点に立つために、魔王となることを望んでいた訳だが、マリアさんやサタンに利用された哀れな悪魔でもあった。


最終的には、サタンに魔王の地位を与えられ、深淵にて大いに暴れまわった。

師であるバティと戦ったそうだが、決着は分からない。

勝っても負けても、全てはそこで収束していたのだから、考える意味はないだろう。


ちなみに、地獄に存在する転移魔石の陣の殆どは彼が彫ったものである。

俺もよくお世話になったから、ここぐらいは彼に感謝しなくてはいけないのかもしれない。

……悔しいけど。

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