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レデグルグ・パーシナル

ソロモン72柱第7位。

通称、王の盾の王。


ドミナス級の結界を使い、さらにスピーリトゥス級の結界能力が付加された双盾堅聖絶界という魔具を使う。

ドミナスに加えてスピーリトゥス級を合わせた堅牢な防御は、他のドミナス級能力すら防ぎきる。


ただ、弱点もあってドミナス級の結界を出現させるには刹那の時間ではあるがタイムラグが発生してしまう。

なので、超高速攻撃を仕掛ける敵とは相性が悪かったりする。

クルブラドと戦った時は特にその弱点が際立っていて、超高速な移動速度に加えて、比類なき腕力を持って双盾堅聖絶界をも押し返される事態に陥った。


俺と一緒にクルブラドと戦うが、手加減された状態で逆に追い詰められてしまう。

クルブラドを境に、72柱は化け物と化す連中がひしめく世界へと変貌するのだから、惨敗したのは当然と言えるだろう。


レデグルグはラスト領の魔王、アスモデウスの側近で、魔王がサタンのヴァネールによって殺されたことをキッカケに、プラムの勧誘を受けてラース中央執行所へ攻め入ることになった。

まあ、所謂私怨ってやつだ。


クルブラドの所為で弱っちい印象を受けてしまうが、本当ならヴァネールをコテンパンに出来る実力を有している。

極めて強大なる悪魔の1人であり、ラースの断罪者ですら、彼がいる影響でラスト領には簡単に介入することは出来なかった。


最後はクルブラドと再戦し、結局はまた負けてしまった。

仇は俺がとったが、その後星門から出てきた天使達に飲み込まれてしまった。


普段は紳士的な態度と口調で、悪魔界のイケメンとして女悪魔達から黄色い声を浴びていたらしい。

黄金鎧のファッションも注目の要因なんだと。

大概の女性にとって、イケメンは正義なのだ。

これは最早統計学的に証明されていることで、覆しようもない。


でも、俺は嫉妬しない。

俺には1人、好きになってくれる人がいればいい。

そして、もう俺にはそういう存在がいるのだ。


いいじゃないか。

イケメンじゃなくたって。

俺はそう思うよ。

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