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ベルゼブブ・バルア・ゲーデン
グラトニー領を統べる魔王。
最凶の神聖種を操る最弱の魔王でもある。
アスモデウスと親友で、彼とは家族のような間柄でラスト領共々発展させていた。
他種族に対しても比較的衝突のない関係を保っていた穏健派。
だが、サタンが現世への侵攻を企てた際、それに反対したアスモデウスに味方した結果、他の魔王達と敵対してしまう。
ラース領の執行者であるヴァネールに、自身の領土に住まう悪魔達を殺され、親友のアスモデウスも殺されてしまった。
その際に大魔石も回収されている。
全てを失ったことで、サタンに復讐心を持ったベルゼブブは、神聖種を使い、レヴィアタンの支配するエンヴィー領へと投降……その後、生物毒を使ったテロを起こした。
俺が来たタイミングが少しでも狂っていたら、きっと彼はエヴァンス兄弟に殺されていただろう。
優男でイケメンだが、戦闘力は皆無に等しい。
彼が魔王の立場を保っていられたのは、やはり凶悪な神聖種を保有していたからだろう。