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クルブラド・オドロリス

ソロモン72柱第6位。

ラース騎士団第1隊長にして、世界で2番目に強い剣豪でもある。

魔剣、根源断絶を持ち、全ての敵を斬ってきた強大な力を持つ悪魔。


腕力と脚力強化能力をドミナス級まで昇華させ、接近戦では敵なしの実力を誇る。

しかも彼は幻想種であるレッドドラゴンと悪魔のハーフで、バーサクの能力を解放することで幻想種としての肉体を取り戻し、悪魔の限界を超えて更に強くなることが出来る。

本気を出せばドミナス級の領域すら超越した身体能力を遺憾なく発揮し、大変に怖い。


彼は斬鉄剣という技を使う。

この技は音速を超えた剣速で魔剣を振り、バーサクの能力が付加された根源断絶で、物質を構成する原子の存在まで干渉して斬るという、まさに真の意味で必殺技と呼べる技を持つ。

まあ一言で言うと、何をしても防御不可能ってことだ。


例えば結界や盾で斬鉄剣を防いでもそれごと斬られるし、剣も接触した瞬間問答無用にスッパリ抵抗なく斬られる。

レデグルグの全力防御ですら無意味な行為になりさがるし、ヴァネールの能力でも炎が割られる。

というか高位生命体の天使にだって有効な技の1つですらある。

だからこの技を1回出されたら、もう回避するしか生き残る方法がないと思った方が良い。


ラース領の大魔石を守護し、ずっと見守ってきた不動の僕で、大魔石から離れたことが数十年以上ないらしい。

冷静沈着な性格で、自身の意志は絶対に曲げない。


親元であるレッドドラゴンに辺境で育てられるが、悪魔として強いが故の宿命を生まれた時から背負い、強い自我を開花。

強い力を求める為、大魔石に近付くべく悪魔の傘下に入ろうとする。

悪魔という種に強い敵対心を持っていたレッドドラゴンは、クルブラドを止めるべく言い争い、戦う。

お互いに意見は平行線で、彼は親を殺すしかないと思ったんだろう。

決別の意味を込めて、レッドドラゴンを自ら絶滅させた……という壮絶な過去を持つ。


72柱の6位からは完全に化け物揃いで、レッドドラゴンを絶滅させたクルブラドは1部の例外を除き、ラースの守り神としてヴァネールすらも恐れさせた。

唯一尊敬する悪魔はダゴラスさんで、彼がいたからこそ今まで暴走せずに大魔石を守ってきた(ダゴラスさんが自慢そうに語っていた)という。


深淵にて俺と一騎打ちをし、首を刎ねられ死亡する。

とにかくコイツとはもう戦いたくない。

防御は出来ないし、メチャクチャ速いし力強い上に、隙なしとかどこのアニメの主人公だよって感じだ。

命が侵されるほどの同調でやっと互角だし。

対してクルブラドはノーリスク。

チートじみた俺の魔法がなければ、殺されてたのは絶対に俺の方だった。


しかも、そんなクルブラドよりも強い奴が複数いるのだ。

上には上がいる。

そのことを再確認させてくれる、本当に強い悪魔だった。

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