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暗夜黒剣
闇の能力を直に扱えた純粋な吸血鬼である72柱のヴラドが作った魔剣。
闇の3振りの1つ。
黒錠剣と黒霧剣の兄弟剣。
ウルファンスの居城に保管されていた魔具だったが、俺がグリード領への侵攻する為に持ち出した。
その時以降、俺の主力として大活躍してくれた。
この魔剣で再現出来る闇の能力はエネルギーコストが高すぎる。
その割に本来の闇の本質には程遠く、闇の意思の力の一端である沈静化の力しか引き出せない。
元々能力とは、闇の意思の力を25のルーンとして分割したものである。
だから、能力を複合すればする程闇の本来の姿に近付くことになる。
この魔剣然り、ダゴラスさんの力然り、だ。
だが、幾らダゴラスさんでも運命干渉系能力は扱えない。
同様に運命干渉系能力者もダゴラスさんのように満遍なく能力を獲得することはない。
必然、地獄の生物が闇の意思を顕現することはありえないってことだ




