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夏生詩集2

この重い

作者: 夏生

この重いから

解放される日は


いつだろう


時にずっしり

時に無いように軽く


心の奥にのしかかって

息をするのもやっとの

時がある


明るみに出せばよいか

引っ張りだして

晒して

スッキリしたと

ほっとしたところで


別の時に

ずっしりと重たく

のしかかってくる


存在は簡単には消えない


時が癒してくれる

忙しさが忘れさせてくれる

助言されると


そうじゃないんだ、と思う


解放されたいくせに

つらい苦しいと漏らすくせに


癒されて消されてはならない

忘れてはならない

心の奥にのしかかる重さを

握りしめた


重さがいつか別の形になって

現れるような気がして

それに向き合う必要があるような

気がして


重いに耐えられる強さが

欲しいとある日願った








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― 新着の感想 ―
[一言] 深い詩ですね。重さから解放されることは……一生ないんですね。
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