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エピローグ
あれからちょうど六日後の土曜日。
日本時間、朝十時頃。
「貴晴お兄ちゃん、六日振り」
「やっほー貴晴ちゃん、元気にしてた?」
「貴晴さん、こんにちはです。今回は阿波の狸まつりを見に来ました。ついでにひょうたん島周遊船に乗って、ユーフォーテーブルカフェにも立ち寄ろうと思います」
三姉妹は再び地球の日本、徳島の海部宅を訪れた。宇宙船は庭にとめて。
「やっぱり来たんだ」
貴晴は軽く苦笑い。でも再会出来て嬉しそうだった。
「だってすぐに来れるんだもん」
「せっかくの超高速宇宙船、利用しないと勿体無いものね」
「これでアニメの祭典、マチ★アソビの時にも気軽に遊びに行けますよ」
三姉妹はその後も、日本が週末を迎える度にあの新型超高速宇宙船で徳島の街へ遊びに来て、貴晴達と会っている。
徳島市以外の地球の世界中様々な街も、いろいろ巡っているそうだ。
「あの子達、あれから頻繁にここへ来るけど、おウチは相当お金持ちなのね」
ちなみに真輝は、三姉妹が異星人であることを、まだ気付いていないらしい。
(おしまい)