山賊退治前のおまけ 夢が具体的になってきた…(R18寄り)
よく夢に願望が出てくるイーゴリ
でも、今回は具体的なので
ちょっと微エロです
時々見る夢
目を覚ますと…楽園というか、裸のヴェーラが寝ていた。
「……(混乱中)」
(…い、いや?俺、やってねぇよな…?いや?記憶がまっっったく、ねぇけど…!?)
朝日に照らされ、長いまつげをたたえたヴェーラのかわいい寝顔を見て混乱の極みに入った。
固まっていると、ふと目を覚ましたヴェーラと目が合った。
「……………(固まってます)」
「…?おはよう…?どうしたの…?」
布団から体を起こしたヴェーラの何も身につけていない清らかな裸体は、白い肌が発光しているようにすき通り美しい。
初めて見るその身体に、イーゴリは激しく脈打つ心臓が口から飛び出るほどだった。
「…っな、なん…っな…」
「…?」
真っ赤な顔で声が詰まる男に、ヴェーラはどこまでも自然体だ。
首を傾げて「ふふっ」と、ふわりと微笑む。
「イーゴリ今朝は、キスしないの…?いつもは沢山するのに…」
「いつも!?」
「あ…!?」
たまらずそのまま上からヴェーラにのしかかると、甘い声がでる。
もはや、ガマンはバカらしい。
そのまま目に焼き付ける勢いで、上から体を隅々まで見ると、ヴェーラは初めて恥ずかしそうに手で体を少し隠した。
(いつもって…なんだ!!??
お…俺、こんなヴェーラを見るのも…こんなふうに押し倒したことも…ねぇのに…っ)
「…そ…その…っこれって…っ…!や…や…っ…!やって…!?」
「…や?」
もじもじした恥ずかしい仕草で体を隠す手をはらいのけ、そのまま手首をベットに少し押さえつけた。
「…やった…のか!?俺…っお前と…!」
「…そんな大きな声で…やだ。恥ずかしい」
その恥じらいのしぐさとわざと目を泳がせたヴェーラの表情に、脳が揺さぶられた。
「馬鹿…。イーゴリの…えっち」
「…!!!」
その破壊力といったらなかった。
恥じらいながらも本気で怒ってはいない。
わざと少しだけ頬を膨らませ、イーゴリの助兵衛心をなじるが、どこか「仕方ない」と容認してくれている。
完全に男女の仲となった、甘さがあった。
「…っい、嫌じゃねぇんだろ…?そんな俺も」
「…ん…っ」
我慢できず細い首筋を舌で可愛がる。
ヴェーラは微かに体を震わせながら、その愛撫にピクリと反応してみせた。
柔らかな胸を下から手で持ち上げるように触ると、良い反応が返ってきた。
「あ…っやぁ…」
指の腹で転がすとヴェーラの声は蕩けて口から漏れた。
初めて見る反応に、イーゴリの心臓はバカみたいに高鳴っていた。
他の女とはあまりにも違いすぎる。
頭の中が溶けていくかのように興奮で真っ白になっていき、ヴェーラの仕草や反応一つ一つが愛しかった。
「…っ、明るい所で…嫌…っ」
夢中になって胸にキスしていると、とろけた声と共にヴェーラが熱い息を吐いて涙目で震えている。
感じている顔に理性がちぎれた。
顔を隠す手を少し強引に引き剥がすと、頬を赤くしたまま目が合う。
(…記憶がなくてもいい…今からまた、同じことする…っ)
「…っ可愛すぎなんだよ…っまじで」
「んん…っあ、そこ…っ」
「…好きか?ここ」
本能のまま手で愛撫し、体を引き寄せた。
「…ここ、お前の…いいとこなんだな…?」
わざと意地悪に言って耳元で囁くと、ヴェーラはさらに甘い声をあげて震えだした。
「…イーゴリ…キスして?」
「…っ!」
引き寄せてきた手と、涙でにじむ目をまともに見てプツっと何かが切れる音がした。
噛みつくようにキスをしてからは、興奮しすぎてまともな記憶がない。
ただ、ヴェーラの身体を可愛がり、恥じらいつつも応える様に溺れた。
「…っあ、ぁ…ぁっ…イーゴリ…っ」
押し広げた脚の間に自分を刻み込むために、準備する。
熱くこみ上げてくる激情のまま、腰をすすめて成し遂げようとヴェーラを引き寄せた。
滴る熱い息をそのままに、沈めていきたかった。
と、そこで目を覚ました。
見慣れた、ニーナたちの家の天井。下がっている乾燥させた薬草の束が、朝日に照らされている…。
「…………………死にてぇ」
顔を手で覆い呻くと、ドアが勢いよく開いてオレグがニーナを抱えて入ってきた。
「おはようございます。
……………健康な反応も戻ってきたようで、完全回復ですね」
「………………お前どこ見てそれ判断してんだよ」
ため息をついて掛布団で脚の間を隠した。
「立派です」
「やめろ!!!」
そんな、山賊を退治する前の小話。
オレグの安定感は書いていて安心します笑
次はちゃんと本編です




