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女神の護符  作者: のはな
第六章 南部編
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嵐の夜に エピローグ

落ちてしまったイーゴリ


最後の思考回路

落ちていった…


どこまでもどこまでも続く闇は深く、唸り声を上げる底へ ーー


一瞬だけ、脳裏に一人の女の顔がよぎった。



ヴェーラ



微笑まず、小さな肩を震わせて墓標の前で涙を流している。


墓標に刻まれた名前は、父親のボリス。



それは、17歳の少女が天涯孤独となった瞬間の葬儀の姿だった。



俺が守らないと…


あの瞬間、その小さな背中を見て心から思った。



(俺が死んだらどうなる…?

ヴェーラは…誰が守る?)



吸い込まれる闇の中、感じたこともない恐怖が体を包んだ。



それは、もう二度と彼女に会えず死ぬことの恐怖か。


いや


ヴェーラの父親を殺したことで、行き着く先が地獄と知っているゆえの…


恐怖か 。



闇の底で、俺は初めて祈った。



神でも、女神でもいい



——まだ、終わらせるな。


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