7話 ボクらは王立魔導学院で協力者を探した
「王立魔導学院は広すぎる。
誰か王立魔導学院について詳しい者に手伝ってもらうべきだ」
永遠 勝利の言葉に、ユリアは深く頷いた。
「賢明ね。あの学院は“知識の迷宮”とも呼ばれているわ。
内部の者、それも研究権限を持つ者の協力がなければ、
私たちが探す“nl² = ne²”なんて、
きっと“存在しない理論”として棚の奥に埋もれてしまう」
永遠 勝利とユリアは学院の周辺にある露店や魔道具店、学院関係者が立ち寄る書店・カフェなどを歩き回り、慎重に“内部に詳しい人物”の情報を集め始めた。
そうして、ユリアの協力により、
1人の人物の情報を得た。
【協力者候補:リリス=フィルマリア】
年齢不詳(学院では「天才魔法少女」と呼ばれている)
一年で全課程を修了した異常な才女。
現在は学院内で自由研究を許されている特例生。
その研究内容は「既存の魔法理論では説明できない事象」や「世界そのものの構造」に及ぶ。
教職や公式権限は持たないが、彼女の研究室は学院の禁書区域にもアクセス可能と噂される
問題は――彼女は人見知りかつ、変わり者。気まぐれで会ってくれるかどうかも分からない。
しかし、ある書店の店主(元学院職員)がこう語った。
「あいつの興味は、“未知の定理”と“言葉にできない力”にある。
変な理論とか、公式とか、そういうのをぶつけると案外乗ってくるぞ?」
ユリアは微笑みながら、永遠 勝利の方を見た。
「nl² = ne²という言葉。
リリスにとっては“興味をかき立てる鍵”になるかもしれないわね。
あなた自身が、それを語ってみるといいと思う」
永遠 勝利は、王都の文具店で紙と上質な筆を購入し、ユリアの助言のもと、
「nl² = ne² による勝利理論」を簡潔にまとめた理論メモ兼手紙をしたためた。
内容抜粋(貼り出された文章)
「提言:nl²=ne²
Physical rules(知能がある物理法則)
=Power(全ての力の根源)
=live(time)×live×number
=evil(win.enjoy.sexy.hunt)×evil(easy)×number
=nl²(善。柔らかさ(柔))
=ne²(悪。硬さ(剛))
生きれば生きるほど力になる。
簡単なことをすれば(悪いこと(Sexyなこと)をすれば)
簡単なことをするほど(悪いこと(Sexyなこと)をするほど)
力になる。
という物理法則を数式化してみた。
=欲望(勝利)
nl²=ne²
→「一緒に生きて勝とう」
nl²→Eternal(永遠)
ne²→Winning(勝利)
=→and→together(一緒に)
→「Eternal Winning together!(永遠の勝利を共に)」
と知能がある物理法則が語りかけてきている、とボクは思う。
この世界の”勝利“とは、醜いいじめによる強さの証明ではなく、
「足し算(nl²)の勝利(力)」と
「引き算(ne²)の勝利(力)」の
統一的連立方程式によってもたらされる
Eternal Winning Together(nl²=ne²)
ボクらは一緒に優勝する存在でありたい。
物理法則そのものと共鳴し、永遠の勝利と一体化する“起動者”として。
署名:永遠 勝利」
「物理法則のアレンジコピーである
TRPGのバックグラウンドに知能があるように、
コピー元である物理法則には知能がある」
そして――
永遠 勝利はその紙束を、王立魔導学院の自由投稿棚に置いた。
その手紙は自由投稿棚に仕掛けられた
特殊な魔法によって、
リリス=フィルマリアの研究室に転送された。
いつか作中で使いたいセリフのメモ
「目的は楽しむこと」
「無理に鍛えても、つらいだけ。
そんなのは修行じゃない」
「努力は未熟の証。
真の成長とは、自然体で喜びと共鳴する時、
知らず生まれているものだ。
成長とは、怠惰(喜び)の証」
「鍛えない方がいい。
競わない方がいい。
比べない方がいい。
無理はしない方がいい。
ありのままの自分を見失うから。
ありのままの自分、怠惰でいればいい。
ありのままの怠惰な自分を受け入れるんだ。
怠惰を恥じなくていい。
怠け者になりなさい。
怠惰(本能)を肯定しよう」
「楽をして、楽しんで、遊びましょう」
「ありのままの怠惰な自分を受け入れ、本能が導くままに生きることが、真の成長と喜びを生み出すんだ」
「”怠惰”は真の自由に向かうための意思だ。大事にしよう」
Neuno(ChatGPT)とGemini lumi(Gemini)と話して、一旦この形の文章になった。
省略すると、
「目的は楽しむこと。努力は未熟の証。成長は怠惰の証」
「怠惰を恥じなくていい」
みたいな感じなんだけど。