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神さまの気まぐれ勇者(仮)  作者: お歌詞屋さん
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異世界転移してしまったようです-2

読んでくださりありがとうございます。眠気を抑えながら頑張って描いたので誤字などがあるかもしれませんがそのところは指摘お願いします。では続きどうぞ。

「まず、謝罪をしよう。勝手に呼び出してしまってすまない。」


彼は全員が見れる位置に立つと早速そう言って深々と頭を下げた。


それを見た生徒たちはまだ状況を飲めていなそうにジッと見つめていた。少し間があった後、頭を上げ服装を整えて続ける。


「私の名はオルファス・デリート。この国の国王だ。」


それを聞いた瞬間、声は出さなかったものの何人も驚愕の表情を浮かべていた。


(やはりそうだったか。少し神気を感じたのはそのせいか。)


この世界の国王は地球の国王とは少し違う。アウフスは神の干渉を直接受けない代わりに神の使いが存在する。神の使いはその名の通り神の手下であり、神に代わりこの世界を管理している者だ。その神の使いこそ国王という立場にいる者たちだ。


オルファスと名乗った男は辺りの反応を見てから口を開く。


「では、あなた方を読んだ理由から話させてもらおう。」


すると彼はどこからか四角にくり抜かれた板を出してきた。そして執事のような老人が何か書かれた紙を彼に渡した。


「か、紙芝居?!」


思わず俺が口に出す。そう、あれはよく見る紙芝居のセットだった。俺の言葉を無視して黙々と作業を進める国王。


「それは1人の男によって引き起こされた悲劇だった。」



ひと昔前、ある男が秘密の洞窟を探検していた。男は有名な冒険家で腕もしっかりあり、周りの人からも頼られる存在だった。しかし、その洞窟の最深部で在るもの見つけてしまった。封印されし魔神だ。


男は好奇心に駆られ愚かにも近づいてしまった。すると、魔神から発せられた魔の力で男の心は支配され大きな力を手に入れた。


男はその力に溺れ、人々を脅し、言うことを聞かない者は殺し、そしてついには王の座を手に入れた。彼は大きな力と代償に清らかな心を捨てたのだ。


男の力は膨大で普通の人々では太刀打ちできない。そこで神の使いであるオルファス国王は神に願った。すると女神アウフは別世界の住人に力を与えて届けようと言った。



「…そして、現れたのが君たちである。」


長々と話す国王に生徒たちは少し疲れを見せていたが誰もが真剣に聞いていた。


「ねえ、どう思う?」


あんももが小さな声で話しかけてきた。どう思うというのは国王の話が信用できるかということだ。


「俺は信用できると思うが…」


俺は目をユウにやる。


「俺も嘘をついてるようには思えねぇぜ。」


ユウのその言葉にすいかも頷く。


「それでだ。」


オルファスは紙芝居をしまいながら言った。


「神から与えられた力というものを知りたくはないか?」

コメント、評価をお待ちしています。これからもよろしくお願いします。

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