第4章
【大学内のラスク教授のオフィスにて】
(トントントントン)
ラスク教授:「おはいり。ドアを閉めて。
(腰に手を当てながら)・・・やってくれたな。」
ジャスティン:「・・・なんでしょうか?」
ラスク教授:「とぼけるな、ジャスティン。君らしくないぞ。
テストの件はわかっている。君は盗んだ。『問題』を・・・盗んだ。」
クーパー:「なんですって!?」
ラスク教授:「・・・何も言うな。いいか。
いまさら、『弁解』は無用だ。
・・・まったく、なんたる『恥知らず』だ。
あらゆる『特典』に恵まれ、才能に恵まれながら・・・君たちは、すべてをムダにしてしまった。
エリートの資格は、君たちにはない。
『人に敬意を払う気持ち』を、まったく持ち合わせていない輩だ。」
ジャスティンとクーパー:「・・・・・・。」
ラスク教授:「・・・もうひとつだけ。
いまの私は、『正常な判断』ができぬ状態なので、ただちに行動は起こさないが・・・『決断できる状態』になれば、二人ともに『単位を与えない』か、『学長に報告して、当大学から放り出す』か、の二つに一つだ。
・・・わかったか?」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
【ラスク教授のオフィスから通路~職員用の地下駐車場への途中途中で歩きながら】
クーパー:「先生・・・ビールでも飲みながら、お話したいんですけど。」
ラスク教授:「やめろ。」
クーパー:「(ジャスティンに)なんとかいえ。」
(3人は、駐車場の警備員の前を通り過ぎる)
駐車場の警備員のジョー・ドイル:「(弟のドミニクとバスケのテレビ中継を観ながら)やったぁ! はははは。」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
【職員用の地下駐車場】
クーパー:「先生・・・先生!」
ジャスティン:「教授・・・お願いします。」
クーパー:「聞いてください。」
ジャスティン:「アレは、いうなれば『わるふざけ』みたいなもので・・・」
クーパー:「・・・『深い考え』もなしにやったことなんです。」
ラスク教授:「ここは『教会』じゃないんだ。
『告白』を聞くつもりはない。」
クーパー:「先生、せめて、お話だけでも・・・」
(バタン! バルルル・・・キキキキーッ!!)
クーパー:「エラそうに・・・『何様のつもり』だ!!」
(ここで、職員用の駐車場に無断駐車したクーパーの車で、二人は教授の後を追う)




