第2章
【ビーチハウスにて】
クーパーの父:「クーパー!!」
クーパー:「(サーフボードにワックスを塗りながら)・・・どうかしたの?」
クーパーの父:「いま、トリス・シュミアーズの父親から電話があった。『告訴する』と言っておるぞ。」
クーパー:「パパ・・・『中絶』は彼女が言い出したんだ。ぼくじゃない。」
クーパーの父:「それじゃ、おまえは何をやった?
『大丈夫だから、産め』とでも言ったのか・・・?」
クーパー:「言わないけど・・・うまく解決できたはずなんだ。みんな、そうしてるもん。」
クーパーの父:「クーパー・・・この一年間で、これが『3人目』だぞ。
まもなく『22』になるというのに、なんだ。
・・・責任のある行動が取れんのか?
いつまで親に『しりぬぐい』させるつもりなんだ!?」
クーパー:「ねぇ、『セックス』は一人じゃあ・・・」
クーパーの父:「頭に叩き込んどけ! このさい、ハッキリと言い渡しておくからな。
もう一度、『なにか』やったら・・・トラブルを起こしたら・・・・もう、面倒見んぞ。わかったろうな。
これはおどしじゃない。『通告』というやつだ。今度コトを起こしたら・・・ほうりだすぞ!!」
クーパー:「(途方に暮れつつ、ボードワックスを砂浜に投げながら)・・・クッ!!」




