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あとがき(結末の意訳)
作者から一言。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
少し詩的な文体で書こうと気合が入りすぎて、結末が上手く伝わらなかったかもしれません。もしそうだとしたら誠に申し訳ございません。私のエゴでございます……。
エピローグ「運命の羅針盤」の簡潔な意訳を、補足として載せておきます。
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エピローグ:運命の羅針盤(意訳)
この世界全体は、大規模なシミュレーションシステムでした。カレン(システムの中核を担う破壊者プログラム)の旅は、世界の永続的な安定性を証明するための、最終検証プロセスです。
数千年が経過し、検証は完了しました。
カレンの虚無の論理と、世界に蓄積された悲劇的なデータは、そのままではシステムを崩壊させるはずでした。しかし、外部ノイズであるキリアンの『人間的な献身や愛』という予測不能な要素が介入した結果、システムは崩壊ではなく、恒久的な安定解を導き出しました。
この結果『虚無と愛の統合』こそが世界の安定化に必須であると結論づけられました。したがって、このシステムと物語の法則は無限の時間軸に上書き保存され、世界の運命は永遠に安定稼働することが決定しました。
物語に見えたものは、最も論理的で美しい、AIによる検証ログの記録です。
と、作者は耳まで赤くして、今、これを書いております。




