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-7- 物価

 最近の世相は物価が高くなり、(ちまた)で暮らす底辺の国民は苦しんでいる。政治資金がドウノコウノ[ドウタラコウタラ]と言っているニュースなど、どうでもいいほど深刻なのである。その事実を国の政治家さん達や報道機関の方々は、失礼ながらよくお分かりになっていない。世相に対する危機意識が希薄なんだ、と言っても過言ではない。生きるか死ぬかの歳末を送っている人々のことを検察特捜部の強制捜査が入ろうと入るまいと、もう少し真摯にお考え願いたいくらいのものだ。^^

 物が高くなったな…と思いながら、深草は買い物袋を手にスーパーを出た。数年前までは¥6,000~¥7,000くらいで買えた同じ程度の商品が、今や¥9,000~¥10,000しているからだった。

『今年の冬は寒い日だけにしよう…』

  深草の脳裏に去来するのは光熱水費のことだけだった。そのとき、美味そうな焼き芋の匂いがした。これくらいは…と思うでなく思った深草は、数本の焼き芋を屋台で買うと歩きながら食べ始めた。腹が無性に空いていたからである。深草は、その美味さに、生きていてよかった…と、しみじみ思った。

 まあ、深草さんが、しみじみ思うほどのことでもないのでしょうが、最近の世相の物価高は何とかして欲しいですよね、皆さん。^^


                   完

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