表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/100

-17- レジ

 最近のレジは便利になり過ぎて、ややこしい。^^ まあこれも、機械化しつつある世相の変化と割り切れれば何の問題もないのだが、機械に馴れていない人からすれば大迷惑な話なのである。私の場合はどうか? と問われれば、幸いにも職場で機械に馴染む機会があったから、そう戸惑うということもないのだが…。

 狩尾はいつものようにスーパーへ買物に出た。そして、これまたいつものように食材を買い物篭の中へ収納し、レジへと進んだ。ところが、である。レジのレイアウトが一変していたのである。自動支払い認識システムが導入され、レジ機械も支払方法が多様化されていたのである。狩尾もカードを持つには持っていたが、電子マネーでの支払いには、なぜかトラウマがあったのである。そのトラウマは、経済学部出身の狩尾にとって致命的な(こだわ)りで、G-W-G’は見える形態でなければならないというものだった。電子マネーは見えずに流動する貨幣であることは誰もが周知するところである。それが狩尾は許せなかったのである。許せば便利に生きられるのだが

、狩尾には到底、無理な注文だった。こうして、狩尾は今、買物の日々を苦しい思いで暮らしているのである。

 狩尾さん、そう深刻になられず、世相の進むまま、流されて生きれば楽ですよっ!^^


                   完

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ