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プロローグ

まったくついてない。

よりによって、出張中の見知らぬ場所で入院することになるなんて…

しかも、盲腸なんて…まったくついてない


こっそり、病室を抜け出して、屋上で煙草をふかしてた。

院内、禁煙。

屋上は、院外ってことで。(苦笑)

証拠隠滅に、携帯灰皿に煙草をもみ消した。不便きまわりない中、この灰皿は役に立った。



屋上から眺める景色は、知らない場所だけど、悪くない。

なんとなく、落ち着く。屋上の柵にもたれかかり、無意識にため息をついていた。

 

『ため息ばかりついてると幸せが逃げちゃうよ』

そう言って微笑うわらう彼女の姿はここにはない。

もう何年にもなるのに、ふとした弾みに、思い出す。


忘れられない女。


そう自分で思いながら、自嘲する。

もう一本、煙草を吸おうかと、ポケットに手を伸ばそうとした時、人の気配を感じた。

ヤバイ

焦って、その人物を確認して、驚愕する。

 

彼女、だ。

なんで、こんなとこに…。

まさか、彼女じゃないだろう…。


近づいて、よく顔を確認して、その顔に触れ、温もりを確かめたい。

反射的に、オレは動いて、彼女を抱きしめていた。

 

 

なんてことはなくて、ただ呆然と彼女を眺めていた。

彼女もこちらにきづき、視線が合う。

 

やっぱり。

あいつだ。

彼女の名前を呼ぼうとして、声が出ない。

心臓がバクバクしてる。

 

ふわり、と彼女は、微笑った。


間違いない。

やっと、見つけた。


読んでくれて、興味を持ってくれて、ありがとう。

頑張って、続きを書きたいと思います。

See you again !!

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