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月の導き2


「断る」


なっ、という顔が、そこらじゅうに広がる。気がつけば、周りにたくさん人がいた。大抵がおっさんだが、ポチポチと女性も見える、妻ということだろう。そして。またもや、あのおっさん


「な、なにを申すか、この無礼者!」


汚い顔を真っ赤にして言う、耳を済ませば王様も、これだから平民は、などといってる。だがら、ミツキは、少しかきまわしてみることにした。


「何をいっている、頭が高いのは、貴様らだ」


「な、な、な、」


これには、あのおっさんも声がでない、王様も驚いたような顔をしている、いつの間にか、王様のとなりにいる王女サマも驚愕の顔を浮かべている。そこへ、ミツキは、さらに爆弾を落とす



「我を誰と心得る。大日本帝国、次期王であるぞ」


デタラメにデタラメを重ねるだが、王と言われれば、とくに何も知らない世界の王と言われれば、確かめることができず、すなはち、信じるしかない。いや、有象無象の考えは、もし本当に王だったなら、やばい。というところだろう。事実は、ただの高校生であるが


そして、それに、あからさまに思い付いたという顔をしておっさんが叫ぶ


「な、なぜ我々が頭を下げなければならん、我々が使えるはこの国であり、どこぞよ知らん世界の国の王などに畏まらねばならないいわれはないわ!」


有象無象もこれに乗じてそうだそうだなどといっているが、ミツキは、まさに我が意を得たりと言わんばかりに、口許をニヤリ。おっさんの話を聞いていまた、いい気になっている王の隣にいる王女だけに見えるようにした。愚王では、気づかないことも気づくであろうという願いを込めて

それを察してかどうかわからないが、王女サマは、はっとした顔になると顔を真っ青にした。ミツキの止めである


「ほう、どこぞの世界の知らん国の王には、畏まらなくていいと、そうか、なら俺もそうさせてもらおう」


「き、貴様、なにを言って………」


そこまでいいかけて、顔を青くするおっさん。何せ自分で断言してしまったのだから、その顔を見てか、徐々に有象無象も気づき始める。愚王は、やはり愚王で、よくわからなかったのか、王女に耳打ちされていた。無論、聞いたあとは顔を真っ赤にしていたが、



「で、俺にやってほしいことってのは?」


これには、この態度には誰も意見できない、だからか、声をあげたのは王女だった。


「そ、それは、私から説明いたします」



やたら敬語を使うので、あまりにも聞き取りずらかった、でも、簡単に言うならこういうことだ。



この国を救ってほしい、魔王を倒してくれ



ミツキは、思った。冗談じゃない、それは、俺が最も嫌いなことだ。

だから、こう答えるのは、ごく自然のことであろう


「断る」


さすがにこれには、耐えられなかったのか、そこらじゅうでわめき出した。王女さんが収拾を図ろうとしているが無論そんなものでは止まらず。一方、ミツキは、ミツキからは、



怒気があふれでていた







『黙れ』『動くな』



ミツキが一言そう呟いた。いや、呟いたと言うには、よく聞こえすぎるほどその場にいた全員に聞こえた。そして、実際に


彼らは皆黙った


「クズ共が、喚いてるとぶっ殺すぞ」


ドスを聞かせて言うが、悲鳴は全く聞こえない、が決してきょうふしていないというわけではない。正しくは、悲鳴があげられないのだ。


「おい、王女。これからお前に質問する。すべて簡潔に答えろ」


「まずは……」



そうして、王女は、質問に答えるだけの人形になり、しかし、それを口に出してとがめられるものはいなかった。


ミツキが聞いたのは、この世界のこと。自らが生きていくための方法に関しては、部屋の中の本に書いてなかったのだ。意図的ではあろうが、ここまで喚かれて大人しくしている必要性を感じなくなったのだ。無論、こんな国に使えようと考えるはずもなく、十分な情報を得ると、最小限のお金や武器を渡してもらい、王宮であろうその強大な建物を出ていった。


ミツキが出ていっておよそ一時間、あの部屋にいたものすべてがそのまま動けず喋れず。その、呪いとも思える縛りがとけると、みな、不思議そうな顔をして、その部屋から出ていった。彼らは、


ミツキの存在を含めその日あったことをスッキリ忘れていた。






ありがとうございます

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